画像電子学会研究会講演予稿

３次元避難シミュレーションの開発とその応用

宮﨑裕輔, 岩切宗利, 加藤健

セッションID: 19-01-01
発行日: 2019年
公開日: 2021/08/31

DOIhttps://doi.org/10.11371/wiieej.19.01.0_1

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適切な避難計画は，災害発生時の人的被害抑制に有効である．避難計画の有効性を検証するための大規模な実働実験は困難である．本研究では，避難計画の最適化を目的とし，３次元避難シミュレーションを利用した実証実験法を検証した．本手法を実現するため，国土地理院が提供している地理情報を用いた３次元シミュレーションを作成し，神奈川県横須賀市走水の津波避難シミュレーションを実施した．その結果，条件に応じた避難計画の数値評価が可能であり，その最適化に貢献できることを確認した．

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3D LIDAR点群処理を用いた数値表層モデル生成法

宮﨑裕輔, 岩切宗利

セッションID: 19-01-02
発行日: 2019年
公開日: 2021/08/31

DOIhttps://doi.org/10.11371/wiieej.19.01.0_4

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数値表層モデルとは建物や樹木を含む地上の表面形状を表したデジタルデータであり，地形分析，シミュレーションなど様々な分野で利用されている．代表的な生成法としてLIDARを用いた手法がある．これは３次元点群処理により観測したスキャン点群と過去のスキャン点群で位置合わせ（レジストレーション）することで実現している．現状ではレジストレーションのためにLIDAR以外に複数のセンサを使用することが一般的である．本研究は3D LIDAR単体によるレジストレーション精度を向上させ，より低コストで数値表層モデルの生成を可能にすることを目的とし，法線ベクトルよるクラスタリングを用いた手法を提案した．先行研究と精度比較を行い，方位変化の大きい交差点において，レジストレーションの精度を向上することができた．

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高効率な3D モデル生成のための映像フレーム選択法

岩切宗利, 宮﨑裕輔, 漆間亮介, 佐久間数家

セッションID: 19-01-03
発行日: 2019年
公開日: 2021/08/31

DOIhttps://doi.org/10.11371/wiieej.19.01.0_8

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空間センシングや計算機処理能力の向上に伴い，実空間測量により得られた３次元データの活用が注目を集めている．多視点画像を用いた３次元測量の一つとして，SfM-MVS がある．このSfM-MVS 処理には，重複領域を持つ画像群が必要であるが，そのデータセットの取得は困難である．本報告では，映像からSfM-MVS 処理に適したフレーム画像を選択する手法を提案し，それを数値実験により評価した結果を示す．本実験の結果から，適切な重複を有する連続画像をSfM-MVS 処理することにより，位置精度を維持しつつ，計算コストを削減できることがわかった．

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3D幾何情報を参照したインタラクティブな水墨画のにじみ表現手法

湯本陽菜, 小玉周平, 高橋時市郎

セッションID: 19-01-04
発行日: 2019年
公開日: 2021/08/31

DOIhttps://doi.org/10.11371/wiieej.19.01.0_12

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水墨画において，墨のにじみは表現を豊かにする重要な役割を担っている．我々は，3D モデルの幾何情報を基に，墨のにじみの度合いや方向が変化する，インタラクティブな水墨画生成手法を提案する．

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[招待講演] ブラックホール観測と画像化

－史上初の成果に至るまで－

田崎文得, EHT Collaboration

セッションID: 19-01-05
発行日: 2019年
公開日: 2021/08/31

DOIhttps://doi.org/10.11371/wiieej.19.01.0_16

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Event Horizon Telescope はM87 中心ブラックホールの撮影に成功し、2019 年4 月にその成果を発表した。本講演では、本成果の意義やここに至るまでの経緯、今後の展望についてお話しする。

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深層学習を用いた脊椎CT画像からの腰椎の自動検出

三田裕介, 土井章男, 加藤徹, 高橋弘毅, 関村匠斗, 馬渡太郎, 菅原卓

セッションID: 19-01-06
発行日: 2019年
公開日: 2021/08/31

DOIhttps://doi.org/10.11371/wiieej.19.01.0_19

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主な腰椎疾患として，脊椎分離症，脊椎すべり症，脊椎椎体骨折，脊柱側弯症が挙げられる．それらの疾患の治療には脊椎固定術が用いられることがあるが，綿密な術前計画が重要となる．一般に脊椎固定術の術前計画では， CT 画像から骨領域を抽出し，連続した脊椎画像から個々の脊椎を抽出・分類することが必要である．しかしながら，各脊椎の表面形状を正確に抽出するにはスライス画像単位での対話作業が多く，時間を要する作業であった．本研究では， FCN を用いた自動セグメンテーションに境界情報を加えることで，脊椎抽出の精度向上を目指した．

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主観的評価を用いたインテリアレイアウト設計支援

畑中裕司, 松野智浩, 砂山渡

セッションID: 19-01-07
発行日: 2019年
公開日: 2021/08/31

DOIhttps://doi.org/10.11371/wiieej.19.01.0_23

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インテリアのレイアウト設計はユーザの主観で行われることが多いため，全ての人に順応したレイアウト設計を行うことは困難である．本研究では，ユーザの主観を用いたレイアウト設計支援システムを開発する．提案するシステムは，最初に遺伝的アルゴリズムと Q学習を用いて 8種類のレイアウト候補を自動生成する．ユーザは各レイアウトを評価し，それらの評価値を用いてレイアウト補正処理することによって，最終的なレイアウト案を生成する．観察者実験により，良好なレイアウト案を提示できたことを確認した．

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全天球簡易作画システム

－360°カメラと発泡スチロールどんぶりの利用－

辻󠄀合秀一

セッションID: 19-01-08
発行日: 2019年
公開日: 2021/08/31

DOIhttps://doi.org/10.11371/wiieej.19.01.0_27

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プラネタリウムに投影する全天周画像を簡単に作成する「どんぶり deプラネタリウム」は，発泡スチロール製のどんぶりの中に描かれた絵を魚眼レンズで撮影するものである．本研究は，魚眼レンズの部分を360°カメラに改良し，撮影範囲も全天球にまで広がることができた．

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DCT 基底と ICA 基底を併用する静止画像符号化における基底の最適な組み合わせの導出

富樫篤士, 亀田昌志

セッションID: 19-01-09
発行日: 2019年
公開日: 2021/08/31

DOIhttps://doi.org/10.11371/wiieej.19.01.0_30

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DCT 基底と ICA 基底を併用する符号化では，付加情報量を抑えるために使用する ICA 基底の絞り込みを行う必要がある．先行研究では，ICA が有効である低符号化レートを想定し，DCT 基底と ICA 基底を用いて符号化した場合の基底別の累積改善量を基準とすることで，符号化に必要な基底を選出した．本稿では，任意の符号化レートで，適切な基底を選ぶために，DCT 基底と ICA 基底が全て使える条件において，基底関数群と信号の近似度を求める MP 法に基づいた評価を行うことによって最適解を導出する．

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