画像電子学会研究会講演予稿
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画像電子学会第210回研究会講演予稿
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
  • 森田 千晶, 藤代 一成
    原稿種別: 一般
    セッションID: 04-01-01
    発行日: 2004/05/21
    公開日: 2004/06/18
    会議録・要旨集 認証あり
    画像に対して線画や水彩画といった絵画的な効果を加えるような手段として,アーティスティックフィルタがある.これらのフィルタの普及により,近年では誰にでも簡単に絵画調の画像を生成できるようになってきた.しかし,このような方法を用いて画像生成を行う場合,個々の画風に対して対応するフィルタを用意する必要がでてくるため,手軽さに欠ける.これに対し,画像サンプルを用いてこのような効果を簡単に生み出すことのできる新しい画像生成方法として,画像の類似性を利用することにより画像処理を行うイメージアナロジーとよばれる手法が提案されている.本研究では,この新しい手法の特性である画像類似の利用という点に着目し,イメージアナロジーを用いて絵画や線画のような画像から逆に写真風画像を生成するシステムの開発を目指す.また,同時にこのシステムが有する応用可能性の高さにも着目し,写真風画像生成の有効的な活用例を検討する.
  • 桑島 天兵, 大木 真, 橋口 住久
    原稿種別: 一般
    セッションID: 04-01-02
    発行日: 2004/05/21
    公開日: 2004/06/18
    会議録・要旨集 認証あり
    特徴的な色や形をもたない対象の例としてアメーバを追跡することを試みた.対象と背景との輝度値に注目して,連続するフレーム間の差から移動方向を抽出し,対象の重心の移動量を求めて,アメーバを自動追跡することができた.
  • 石川 知一, 土橋 宜典, 宮崎 玲, 西田 友是
    原稿種別: 一般
    セッションID: 04-01-03
    発行日: 2004/05/21
    公開日: 2004/06/18
    会議録・要旨集 認証あり
    コンピュータグラフィックスによる炎の表示は、映画などのエンターテイメントや消火・防災訓練のための火災シミュレーションなどの応用が可能であるため、極めて有用と考えられる。そこで本研究では、材質の違いを考慮した燃え広がる炎のシミュレーション手法を提案する。提案法では、炎の動きは流体方程式の数値計算により求め、物質内での熱の伝導は熱拡散方程式により計算する。このとき、物質に応じて、発火点や熱拡散率を変化させることにより、物質によって燃え方が違うことを表現する。
  • 手山 奈緒子, 安藤 祥子, 村木 茂, 藤代 一成
    原稿種別: 一般
    セッションID: 04-01-04
    発行日: 2004/05/21
    公開日: 2004/06/18
    会議録・要旨集 認証あり
    近年,CG技術はコンピュータサイエンスやエンターテイメントなどで多用されている.その普及と進歩に伴ってリアルタイムの映像が要求されるようになった.そのようななか,高い演算能力をもつGPUが登場した.GPUは,その処理並列性により3次元グラフィックスにおける時間短縮を可能にした.また,徐々にプログラミング可能性を高め,グラフィックス処理だけでなく,数値計算にも利用され始めている.本稿では,反応拡散系パターンダイナミクスを導き出すグレイ-スコットという数理モデルの計算処理をCPU上とGPU上でそれぞれ実装し,比較することにより,GPUの有効性を検証する.
  • - CyberGloveを用いたパペットのアニメーション -
    佐藤 晶威, ウラジミール サブチェンコ, 大渕 竜太郎
    原稿種別: 一般
    セッションID: 04-01-05
    発行日: 2004/05/21
    公開日: 2004/06/18
    会議録・要旨集 認証あり
    本論文は,キャラクターアニメーション等において有効な,直感的かつインタラクティブに3次元形状を変形させる手法について述べる.本論文で提案する手法ではcompactly supported radial basis function (CSRBF) を用いた高速な形状変形アルゴリズムと,CSRBFの入力装置として自由度の高いCyberGloveを組み合わせた.CSRBFを用いる事によって高速で合理的な形状変形を実現できるが,満足の行く変形を行うためにCSRBFを決定するのは楽な作業ではない.そこで本手法では,両手に装着したCyberGloveの10本の指先からパラメータを取得し,CSRBFとして適用した.結果,粘土細工をするような感覚で直感的に3次元形状を変形する事が可能となった.本手法で適用した変形アルゴリズムは物理的に正確な変形は生成できないが,計算の速さと妥当な形状変形を両立する事ができ,例えば,30000ポリゴン (約15000頂点)の3次元モデルの変形を行った場合30フレーム/秒近くを確保する事ができた.
  • 小野 文孝
    原稿種別: 招待
    セッションID: 04-01-06
    発行日: 2004/05/21
    公開日: 2004/06/18
    会議録・要旨集 認証あり
    ディジタル画像はその表現上は2値,多値静止画,動画に分類され,内容的には意味的情報と情緒的情報に分類される。ここではこのような分類を基に過去30年間のディジタル画像符号化応用ビジネスの歴史を振り返るとともに国際標準の果たしてきた役割,及び国際標準が実用化されるための条件について考察する。
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