教育が近視進行のリスクファクターといわれているが,その原因は近業の増加か,戸外活動の減少かはわからない。近視の過矯正は進行リスクであるが,低矯正も進行リスクであるかもしれない。高次収差が近視進行に与える影響は矛盾した見解が共存している。実験近視の研究から網膜から強膜への情報伝達については多くの知見が集積している。
本号では山形大学理工学研究科教授の古川英光先生のインタビューをお届けします。古川先生は今年の眼光学学会を主催していただくこともあり,今回インタビューをお願いしました。古川先生のゲル3Dプリンターの研究が有名ですが,このようなオリジナリティーの高い研究がどのようにして可能になったかをこのインタビューで明らかにしたいと思います。
本日は神奈川大学人間科学部人間学科の吉澤達也先生にインタビューをさせていただきたいと思います。私が早稲田大学大学院理工学研究科の大学院生のときに吉澤先生と学会で知り合い,その後も,私の研究テーマである自己運動知覚における多感覚統合と先生のご研究内容が近かったことから,議論を何度となくさせていただきました。今回は吉澤先生のこれまでの研究経歴や研究方針を聞かせていただける機会をいただけましたので,読者の皆さんと共有できればと考えます。
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