円錐角膜(KC)は,視力と見え方の質の低下を招き,生活の質が大きく損なわれる進行性の疾患である。コンタクトレンズ(CL)装用は,疾患に伴う不正乱視の矯正にとって医学的な良い適応であり主要な選択肢の一つである。KCの進行に伴って発生する角膜形状の変化と高次収差が増加するほど,特別に設計されたCLとフィッティング手法が必要になる。近年のCL材料や設計・製造技術の進歩により,KC治療に使用されるCLは発展しており,様々な種類が利用できるようになった。この総説では,酸素透過性CL,ソフトCL,ハイブリッドCLやスクレラルCL,さらにはカスタムレンズCLなど幅広い特殊CLについて最近の報告を交えて概説する。
この度,メニコン株式会社の洲崎朝樹(すざき あさき)先生にお話をお伺いする機会をいただきました。皆さん御存知のように,洲崎先生はコンタクトレンズ設計に斬新なアイデア(光学デザイン)を取り込む試みを行っており,より効果的な円錐角膜矯正や近視進行抑制を達成すべく日々努力されております。そのいくつかは既に具現化され,上市へ向けて手続きを進めていると伺っております。本日は,洲崎先生がコンタクトレンズ業界に入るまでの経緯や,その後どのようなプロセスを経て現在の仕事に携わっているのか,さらに今後の目標などをお伺いできればと思います。是非,ご一読ください。
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