大気環境学会誌
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31 巻 , 1 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
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  • 楊 良, 伊豆田 猛, 青木 正敏, 戸塚 績
    31 巻 (1996) 1 号 p. 1-10
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    タイワンアカマツ (Pinus massoniana Lamb., 中国名: 馬尾松) 苗の成長に対するSO2と土壌酸性化の単独および複合影響を調べた。1993年6月6日から10月10日までの18週間にわたって, 硫酸溶液によって酸性化させた土壌 (pH4.5とpH3.7) に移植した苗に, 50ppbまたは, 100ppbのSO2を, 1週間に5日間, 1日当たり8時間 (9: 00~17: 00) 暴露した。
    pH3.7区において100ppbのSO2を暴露した苗の針葉に黄白色の可視障害が発現した。SO2と土壌酸性化のそれぞれの単独影響による個体乾物成長の抑制が認められたが, SO2と土壌酸性化の複合影響は認められなかった。植物体内の元素分析の結果, pH4.5区に比べて, pH3.7区で成育させた個体の地上部と地下部のA1濃度および地下部のMn濃度が増加したが, 逆に地上部のCa濃度は低下した。
    中国におけるタイワンアカマツ林衰退地における年平均SO2濃度は約100PPbであり, 土壌pHも4.0以下であるため, 本研究の結果より, 同衰退に大気中のSO2や酸性降下物による土壌酸性化が関与している可能性が大きいと考えられる。
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  • 太田垣 貴啓, 三輪 誠, 伊豆田 猛, 戸塚 績
    31 巻 (1996) 1 号 p. 11-19
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    硫酸溶液の添加により酸性化させた褐色森林土で育成したスギ苗の光合成活性を調べた。土壌を酸性化させるために, 土壌1lに対して, 20または30meqのH+イオンを硫酸溶液で添加した。また, 硫酸溶液を添加しない土壌を対照土壌とした。硫酸溶液を添加した土壌または対照土壌を詰めた500ml容のポットにスギ (Cryptomeria japonica D. Don) の2年生苗を移植し, 1993年6月8日から8月31日までの12週間にわたって温室内で育成した。
    移植8週間後および12週間後にスギ苗の純光合成速度を測定した結果, 硫酸添加処理によって対照区に比べて有意に低下した。また, スギ苗の光一光合成曲線およびCO2-光合成曲線より, 量子収率と炭酸固定効率をそれぞれ算出した結果, 硫酸添加処理区で育成したスギ苗の量子収率は対照区のそれと有意な差は認められなかったが, 炭酸固定効率は有意に低下した, さらに, スギ苗地上部のAl濃度と炭酸固定効率との間には, 高い負の相関が認められた。
    以上の結果より, 硫酸添加処理区で育成したスギ苗の光合成阻害は, 炭酸固定系の活性低下が原因であり, この活性低下にはスギ苗の地上部におけるAl濃度の増加が関与していると考えられた。
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  • 水野 建樹, 田中 ちえ, 藤村 満
    31 巻 (1996) 1 号 p. 20-29
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    都内の臨海部から埼玉西部にわたる関東の広域で, 夏期の夜間に粒子状硫黄濃度 (PIXE法による分析結果) が一斉に上昇し, またほとんど同時に下がるという特異的な時間変化が観測された。PIXE法によって得られた硫黄はほぼ硫酸イオンとみなされるが, 当日の気象や硝酸イオンなど大気汚染物質の濃度変化からみて, 硫黄についてこのような特異な濃度変化を生じさせる発生源は関東都市周辺にはないと推察された。そこで硫黄酸化物の長距離輸送に着目して, 気象の全球客観解析データを用いてラグランジュ的に仮想粒子群の移流を解析した。その結果, 定性的な事例解析ではあるが, 関東で夜間観測された特異な濃度は, 3日程前から桜島から放出された煙の影響である可能性が高いことがわかった。
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  • 遠藤 伸一
    31 巻 (1996) 1 号 p. 30-42
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    開放式石油ストーブの燃焼排ガスによる臭気について分析機器を使用した定量的な評価方法を見いだすことを目的に, 官能試験による臭気の判定と燃焼排ガス中の臭気成分の濃度との関係について検討した。燃焼形式の異なる3種類の開放式石油ストーブを用いて, 燃焼排ガスの揮発成分の確認をGC/MSとGC/FT-IRで行った。そして確認された燃焼排ガス中の揮発成分88物質の中から臭気成分として30の物質を選択した。GC/MSの特定イオンモニター法により燃焼形式の異なる開放式石油ストーブ10台の点火時, 燃焼時, 消火時の3状態別での臭気成分30物質の濃度測定を行った。合わせて点火時, 燃焼時, 消火時の3状態別での官能試験による臭気強度も測定した。その結果, 官能試験による臭気強度と相関が高かった臭気成分は,(1) 点火時では, Acrolen, Toluene, 1-Pentene, Crotonaldehydeで,(2) 消火時では, Methyl Cyclohexane, Allylacetone, iso-Propyl, Methyl Ketone, Propionaldehydeであったが, 燃焼時は臭気強度が低いため臭気強度と相関のある臭気成分はなかった。点火時と消火時では重回帰分析により臭気強度と相関の高かった何種類かの臭気成分濃度から臭気強度を予測するモデル式を検討した。
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  • 加藤 進, 北畠 正義, 小山 善丸, 永楽 通宝, 山内 徹
    31 巻 (1996) 1 号 p. 43-52
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    中国瀋陽で10月11日~15日 (1994年) にかけてPassive samplerを用いてNO2およびSO2濃度を測定したところ, ホテル (6F) でそれぞれ26~39ppb, 36~137ppbであった。また, 低温でもTEA濾紙は100%ではないが, SO2を捕集しているように思われた。重汚染, 中汚染および対照地区の学校で広葉樹の落葉を採取し沈着量と葉中濃度を分析したところ, SO42-, Cl-, Ca2+および重金属濃度が簡易な汚染指標になると思われた。葉面に付着している浮遊粉塵には土壌由来粒子の他にFly-ashも認められた。
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  • 内藤 季和
    31 巻 (1996) 1 号 p. A1-A9
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
  • 環境庁大気保全局
    31 巻 (1996) 1 号 p. A10-A22
    公開日: 2011/11/08
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