大気環境学会誌
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31 巻 , 4 号
選択された号の論文の9件中1~9を表示しています
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  • 内山 茂久
    31 巻 (1996) 4 号 p. 141-148
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    大気中における粒子状シュウ酸の挙動を把握することを目的に, 6年間にわたり大気エアロゾル粒子を粒径別に捕集し, イオンクロマトグラフィーによりシュウ酸イオンと無機イオンを同時分析した。
    シュウ酸の粒度分布は, 粒径2μm以下の微小粒子側が2μm以上の粗大粒子側より大きい二山型を示し, 年間を通じて分布の型は変化せず微小粒子側が全体の65~70%を占めた。
    千葉市内における大気中の粒子状シュウ酸は, 0.17~0.79μg/m3 (平均0.38μg/m3) の濃度範囲で, 道路近傍, 工場地域, 田園地域等に非特異的に存在した。また, 夏期に高く冬期に低くなる季節変動を示したことから, 光化学反応による二次生成が示唆された。多くの無機イオンは, 冬期に高く夏期に低くなる逆の季節変動を示し, シュウ酸と異なった。
    TSP (Total Suspended Particles) に対するシュウ酸の比率が微小粒子・粗大粒子の両モードにおいて気温 (日照時間) の季節変動と概ね一致したことから, 自動車や植物から発生した炭化水素が, 気温が高く日照時間の長い夏期にシュウ酸ガスに変換しやすく, 更に, これが凝集して粒子を形成するメカニズムが推測された。
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  • 形見 武男, 西川 治光, 高原 康光
    31 巻 (1996) 4 号 p. 149-157
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    青銅板および研磨した青銅板を屋内と屋外に暴露させ, 腐食生成物と大気汚染物質を調査して腐食要因について検討を行い, 次の結果を得た。
    1年間暴露では青銅板の腐食は銅板に比べて見掛けの重量変化が大きかった。青銅板のり一チング試験において, 成分金属のうち特に銅・亜鉛・鉛の溶出が認められ, 屋外暴露の重量減少の大きな要因と考えられた。また, 青銅板の腐食要因としては, 初期の腐食生成物の形成にはガス状大気汚染物質の寄与が大きく, 腐食生成物の離脱は雨水による溶出の寄与が大きいと推察された。
    1年間暴露した青銅板表面の蛍光X線分析から, 暴露前には検出されなかった硫黄, 塩素, ケイ素が検出され, その検出量は大気汚染物質濃度が高い国道周辺において最も多かった。硫黄は屋内に比べて屋外の検出量が少なかったが, これは雨水の洗浄効果によるものと考えられた。
    FT-IR分析およびX線回折から表面の腐食成分は酸化銅 (1) および硫酸塩 (または錯体) が主要成分と推察され, 銅板で顕著に認められる硝酸塩 (ニトラト錯体) や酸化銅 (II) は青銅板ではほとんど認められなかった。
    これらのことから, 青銅板は合金であるため, 構成金属成分がイオン化しやすく雨水により金属成分の溶出が起こりやすかったが, 大気中の窒素酸化物による影響は比較的少なく, 銅の二価への酸化も進行しにくいことが認められた。
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  • 渡辺 正満, 池田 幸介
    31 巻 (1996) 4 号 p. 158-165
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    溶液導電率方式の湿、式SO2計によるSO2瞬時値計測を簡単な機器構成により実現し, 瞬時値の算出に用いる積算時間を変化させることにより湿式SO2計と乾式SO2計の瞬時値の相関を調べた。相関分析の結果, 両方式のSO2計の相関は良好であり, 湿式SO2計は乾式SO2計よりも高く濃度を指示した。また, その相関にSO2濃度範囲依存性があることが明らかとなった。湿式SO2計で瞬時値を評価する場合, 算出に用いる二酸化硫黄濃度に下限が存在し, 濃度の差分が~0.5ppbとなる時間が最適な積算時間であることを見出した.我々の提案した方法は従来の方法のように積算時間を一定とするものでなく, 二酸化硫黄濃度の差分を一定として瞬時値を求める方法であるので, 数ppbという低濃度環境においても瞬時値評価が可能である。また, 濃度の急激な変化に対しても対応可能な方法である。
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  • 田中 良明, 仁田 善雄, 島 正之, 岩崎 明子, 安達 元明
    31 巻 (1996) 4 号 p. 166-174
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    自動車排気ガスを中心とする幹線道路沿道部の大気汚染が, 学童の呼吸器症状, 特に気管支喘息に及ぼす影響を明らかにするため, 千葉県で主要幹線道路が学区を貫通する都市部6小学校と田園部4小学校の1992年に1~4年生のものを対象として3年間追跡調査を行った。
    気管支喘息有症率は女子では3年間すべてで都市部の沿道部が最も高率であり, 次いで都市部の非沿道部, 田園部の順となり, その傾向は有意であった。男子では2年目のみ有意であった。
    2年間の気管支喘息発症率は男子では沿道部5.7%, 非沿道部3.9%, 田園部1.6%, 女子ではおのおの3.3%, 2.5%, 1.0%であり, 男女とも沿道部が最も高く, 次いで非沿道部, 田園部の順となり, この傾向は有意であった。多重ロジスティック回帰により関連要因を調整したオッズ比を求めたところ, 田園部の発症を1とすれば男子では非沿道部1.92, 沿道部3.70, 女子では非沿道部2.44, 沿道部5.97であった。すなわち, 沿道部の大気汚染は気管支喘息の発症に関与していることが疫学的に示唆された。
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  • 氷見 康二
    31 巻 (1996) 4 号 p. 175-184
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    タイ王国の首都バンコクの市内交通は専ら自動車に頼り, 交通渋滞と大気汚染は深刻である。本報告では, バンコクの自動車台数, 道路網概要, 交通渋滞の実例と交通機関のエネルギー消費量を紹介し, バンコク市内における道路端の大気汚染状況に関し, 浮遊粒子, 一酸化炭素, 鉛濃度測定結果を示した。そして, タイ王国政府の自動車燃料改善, 防止装置設置などを主とする自動車排ガス対策を概説し, いくつかのシナリオによる大気汚染改善予測結果を紹介して交通渋滞対策としての電化鉄道網建設計画とその建設工事状況を示し, 道路構造改善など交通管制強化を強調した。
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  • 丸山 真人
    31 巻 (1996) 4 号 p. A59-A68
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
  • 中村 晃
    31 巻 (1996) 4 号 p. A69-A81
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
  • 水野 光一
    31 巻 (1996) 4 号 p. A82-A93
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
  • 環境庁大気保全局
    31 巻 (1996) 4 号 p. A94-A119
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
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