植物分類,地理
Online ISSN : 2189-7050
Print ISSN : 0001-6799
17 巻, 4 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • 小山 鐵夫
    原稿種別: 本文
    1958 年 17 巻 4 号 p. 97-102
    発行日: 1958/08/15
    公開日: 2017/09/25
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  • 河野 昭一
    原稿種別: 本文
    1958 年 17 巻 4 号 p. 103-106
    発行日: 1958/08/15
    公開日: 2017/09/25
    ジャーナル フリー
  • 北村 四郎
    原稿種別: 本文
    1958 年 17 巻 4 号 p. 106-
    発行日: 1958/08/15
    公開日: 2017/09/25
    ジャーナル フリー
  • 清水 建美
    原稿種別: 本文
    1958 年 17 巻 4 号 p. 107-113
    発行日: 1958/08/15
    公開日: 2017/09/25
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  • 田村 道夫
    原稿種別: 本文
    1958 年 17 巻 4 号 p. 114-121
    発行日: 1958/08/15
    公開日: 2017/09/25
    ジャーナル フリー
    6)トウハクサンイチゲは中國北部および満州(熱河省)に分布し,ハクサンイチゲの變種や亞種とみなされたり,あるいはヒマラヤの Anemone demissa HOOK. f. et THOMS. の變種とみなされたりしている。この植物は全體に毛が少なく,根葉裂片が幅廣く,缺刻が浅くて,缺刻片も幅廣く先が鈍である。この葉の形は一見にして,ハクサンイチゲや A. demissa とは異り,むしろ,朝鮮北部から中國:山東省にかけて分布する Anemone chosenicola OHWI にそっくりである。又,時にメシベに毛のあるものが現れたり,主としてハクサンイチゲよりも低い所に生育する點なども,これに似ている。このような點からみて,トウハクサンイチゲは,A. chosenicola のように複繖形花序をもつことはないが,ハクサンイチゲよりも,むしろこれに類縁が近いことは明らかであると思う。そして,ハクサンイチゲや A. demissa から切離して,獨立種としてとり扱い,學名には A. catayensis KITAGAWA を起用するのが解りやすいであろう。なお,これは朝鮮北部にも分布している。7)ハクサンイチゲの仲間は北半球寒帯に廣く分布し,大変變化が多い。そして,すでに HULTEN 氏(1944)も指摘したように,地方的な系統に分化しようとする傾向がいちじるしい。JUZEPCZUK 氏(1937)は,ソ聯領内より,この仲間を13種もみとめたが,これらの多くは,そのような地方的な變種とみなされるべきものである。ヨーロッパの Anemone nardissiflora L. というのは,五裂する根葉をもっており,それと嚴密に一致する植物は東亞にはない。葉の形という點では,アラスカから,アリューシャン,カムチャッカをへて,千島に分布してきているセンカソウ var villosissima DC. が,それと最もよく似ているが,全體に毛の多いこと,花の大きなことなどで異なる。根葉が五裂するといっても,本來は三出葉であって,それの側片のさらに分裂する程度が強いため,見かけの上でそうなるだけであるから,三裂葉との間に,はっきりとした區別があるわけではない。アルタイから満州北西部(大興安嶺)に分布する Var. crinita (JUZ.) m および,南ウスリより記された var. brevipedunculata (JUZ.) m. はこの點について,特に變化が多いようである。
  • 谷口 森俊
    原稿種別: 本文
    1958 年 17 巻 4 号 p. 122-127
    発行日: 1958/08/15
    公開日: 2017/09/25
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    筆者は1956年9-12月に亘って朝熊山蛇紋岩地帯の植群を調査した。とくに顕著に認められる群落にアカマツ-カマツカ群落がある。これは低いアカマツを主とした貧弱な疎林で林床はカマツカが優占種である。この群落は表層土の厚さが約 20 cm 以下の地域に典型的に見られる。ただ蛇紋岩露出の特に著しい従って表層土の少ない所ではクロマツ-カマツカ群落になる。併しそれが約 50 cm 以上になると蛇紋岩地帯特有の群落は消失して,別の群落に移行する。全般的に植群は蛇紋岩露出及び表層土の厚さにかなり大きく関係している様に見られた。これは注目すべき點と考える。次ぎに本蛇紋岩地帯に特に多く見られた植物としてカマツカ,コバノトネリコ,コガンピ,ツクバネウツギ,コゴメウツギ,コウヤボウキ等がある。又蛇紋岩地帯の注目すべき植物としてシマジタラソウ,シンジュギク,アサマツゲ等を挙げることができる。御指導を賜った岐阜大學長吉井義次博士をはじめ石部修教授,鈴木時夫博士に深く感謝する。本研究の要旨は日本植物學會中部支部第45回例會(1956年11月)で發表した。
  • 杉本 順一
    原稿種別: 本文
    1958 年 17 巻 4 号 p. 127-128
    発行日: 1958/08/15
    公開日: 2017/09/25
    ジャーナル フリー
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