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小林 辰至
原稿種別: 本文
p.
153-156
発行日: 2001年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
ガーナ国理数科教育改善計画におけるカウンターパート研修の課題として、①ガーナの子どもの実態の客観的事実に基づき、その改善につながる研修内容を設定すること、②ガーナで用いられているシラバスと教科書とを分析した上で、研修内容を設定すること、③研修内容の計画立案におけるガーナ在住の長期専門家との連絡の緊密化の必要性等が明らかになった。
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相馬 敬, 大塚 祐司
原稿種別: 本文
p.
157-160
発行日: 2001/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
2000年3月より国際協力事業団のプロジェクト方式技術援助である「ガーナ共和国小中学校理数科教育改善計画」が始まった。本報告書では, 2001年2月より行われた最初の現職教員研修 (中学校科学・小学校総合科学)をどのように組み立て、実施し、参加者からはどのような反応があったか、また反省点や今後の改善点などについて報告するものである。
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吉川 厚
原稿種別: 本文
p.
161-162
発行日: 2001/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
体験型学習は職務経験の豊富な社会人教育にとっても有用である。本稿では, 経済・経営分野における体験型学習であるビジネスゲームと市場シミュレーションゲームの経験について報告する。我々の接近法は、ゲーミングにおいて学習者と同等の役割でコンピュータエージェントが参加すること、ならびに、学習者自らがゲームを設計し実践することにある。これによって、理科系と文科系の学習者がともに学べる環境となっている.
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楠 房子, 杉本 雅則, 橋爪 宏達
原稿種別: 本文
p.
163-164
発行日: 2001/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
本稿では, センシングボードを用いることにより, 他者と協調しながら音楽を学習するシステムについて述べる. 本システムでは, 学習者がセンシングボード上に物理的なコマを配置することにより, 音を奏でる. センシングボードとコンピュータとは連携しており, コンピュータによって視覚化されたアニメーションがボード上に投影され, 没入感の高い環境が実現される. 学習者は, システムによって用意された複数の学習モードを使って, ゲーム感覚で学習を進めることができる. 本システムを小学校の授業で利用し, その評価を行った.
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寺野 隆雄
原稿種別: 本文
p.
165-166
発行日: 2001/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
体験型学習は職務経験の豊富な社会人教育にとっても有用である。本稿では, 経済・経営分野における体験型学習であるビジネスゲームと市場シミュレーションゲームの経験について報告する。我々の接近法は、ゲーミングにおいて学習者と同等の役割でコンピュータエージェントが参加すること、ならびに、学習者自らがゲームを設計し実践することにある。これによって、理科系と文科系の学習者がともに学べる環境となっている.
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平嶋 宗
原稿種別: 本文
p.
167-170
発行日: 2001/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
学習者自身が誤りに気づいて, 構成的に学習してゆけるような学習環境の実現を目指している. このような学習環境を実現するためには, 学習者の誤りに対してどういったフィードバックを返すかが最も重要な課題となる. 本稿では, 誤りに対するフィードバックの生成法, およびそのフィードバックの効果を評価する上で必要となる要因について述べる. さらに, メタ認知におけるリフレクションとの関係および体感との関係についても論じる.
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佐伯 胖
原稿種別: 本文
p.
171-172
発行日: 2001/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
情報を「体感する」ことについて、いくつかの知見を述べる。
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木村 捨雄
原稿種別: 本文
p.
173-176
発行日: 2001/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
世界で進展するIT教育も, IT推進派の教育関係者や研究者を除けば, 学校教育での普及・浸透の実情は実にゆっくりしている. ITバリアは多くの要因に起因しているが, その障害を克服する好例を紹介する. 学校をとりまく村・町・市全体の住民がIT を文化として定着させれば, 学校教育の場にITは自然に普及・定着していく. つまり, IT文化, IT文化として定着させることである.
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人見 久城, 小倉 康, 三宅 征夫, 猿田 祐嗣, 吉田 淳
原稿種別: 本文
p.
177-182
発行日: 2001/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
科学教育カリキュラムの研究開発に関する知見を得るため、アメリカにおいて革新的な科学プログラムを研究開発しているハワイ大学及びカリフォルニア大学を訪問し、インタビュー調査を行った。本稿では、ハワイ大学の DASH プログラムの研究開発に関する事例から、同プログラムの開発における構成原理、学習内容の選択と構成、カリキュラム・ディベロッパーの研究内容などについての情報を提供する。
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吉田 淳, 小倉 康, 三宅 征夫, 猿由 祐嗣, 人見 久城
原稿種別: 本文
p.
183-188
発行日: 2001/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
科学教育カリキュラムの研究開発に関する知見を得るため、アメリカにおいて革新的な科学プログラムを研究開発しているハワイ大学及びカリフォルニア大学を訪問し、インタビュー調査を行った。本稿では、カリフォルニア大学のFOSSプログラムの研究開発に関する事例から、同プログラムの開発における構成原理、学習内容の選択と構成、カリキュラム・ディベロッパーの研究内容などについての情報を提供する。
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猿田 祐嗣, 三宅 征夫, 小倉 康, 人見 久城, 吉田 淳
原稿種別: 本文
p.
189-192
発行日: 2001年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
本研究では米国, 英国, シンガポールの科学教育課程の改革に対して, 第3回国際数学・理科教育調査の結果がどのような影響を与えたかを明らかにしようとした。我が国を含めた3か国の国際調査結果における位置づけを述べるとともに, 特に英国とシンガポールについては現地でのインタビュー調査の結果から, 国際調査結果が科学教育課程の改訂に与えた影響が大きなことが明らかとなった。
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小倉 康, 三宅 征夫, 猿田 祐嗣, 人見 久城, 吉田 淳
原稿種別: 本文
p.
193-196
発行日: 2001年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
「個の可能性を最大限に引き出す科学教育について考える」セミナーを開催し, シンガポールと米国での取り組みの事例を紹介し, 多方面の参加者とわが国の科学教育改革につながる可能性について議論した。9つの観点についてのアンケート結果を報告する。
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奥村 高明
原稿種別: 本文
p.
197-200
発行日: 2001/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
本研究では, Webを用いた植物栽培プロジェクト「全国発芽マップ」の概要と実践の過程を報告する。「全国発芽マップ」では、参加者が学習活動や内容をつくりだすだけでなく、参加者であることや、システム、知識なども相互につくりだしている。そこに、Webの教育利用への示唆や展望があるのではないかと考えている。
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中山 迅, 川野 瑠美子
原稿種別: 本文
p.
201-204
発行日: 2001/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
本研究では, 1995年4月の活動開始以来2001年度で7年目を迎える「全国発芽マップ」の参加教師から見た学校間協働学習の課題について探る。そして, 自然や人との関わりを重視するインターネット利用教育の今後のあり方について議論する。
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井上 英幸
原稿種別: 本文
p.
205-206
発行日: 2001/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
本研究では, 2000年度に開発を行い2001年4月から運用を開始した「植物成長記録システム」と「Web会議システム」の開発および運用の経験を通し, 学校におけるインターネットの活用の課題と今後のシステム活用の在り方を研究する。
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中西 英
原稿種別: 本文
p.
207-208
発行日: 2001/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
本研究は,「全国発芽マップ」のこれまでの課題である児童・生徒の直接対話を通した協働学習を参加校から立ち上がるスモールプロジェクトを通して実現しようとするものである。そこから, Web会議室システムを利用したスモールプロジェクトの可能性を探る。
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中山 迅, 川野 瑠美子
原稿種別: 本文
p.
209-212
発行日: 2001/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
本研究では, 「観察」の意味に関する日本の教師の見解の多様性を明らかにしようとした。そこで, 日本の小・中学校教師を対象とした質問紙調査を実施した。その結果,「ありのまま」や「偏見なく」など質問に対しては特徴的な回答は認められなかった。しかし, 「規則性を見つけるような観察」の質問に対しては, 小学校教師よりも中学校教師の方が肯定的な回答が多いという特徴が認められた。
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隅田 学
原稿種別: 本文
p.
213-214
発行日: 2001/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
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小川 正賢
原稿種別: 本文
p.
215-218
発行日: 2001/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
女性の理工系人材への参入を妨げている要因を探るための第一歩として、キャリア形成の初期にある高校生が理系の職業に関してどのような潜在意識を持っているかを解明するための手がかりを発見するために、自由記述方式の投影法による意識調査を実施した。女子生徒と男子生徒との間で、理系の才能豊かな女性・男性の将来の職業展望にどのような違いがあるのか、また、キャリアとライフコースとの関連をどう見ているのか、といった点について得られたいくつかの知見を報告し、今後の研究課題について考察する。
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杉 愛弓, 吉田 淳
原稿種別: 本文
p.
219-222
発行日: 2001/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
理科離れはおもに中学校から始まり高等学校の科目履修や文系/理系の進路選択に影響する。特に, 女子の理科難れは早く, 明確に始まり, 高等学校の理科, 特に物理の履修者が少なく, 理系科目をあきらめる傾向がある。この性差の原因として, 理科の内容そのものの理解不足, 興味・関心の傾向や自信のなさなどがあるが, 一方で, 理科の教師自身が授業における女子生徒に対する扱い方が理科嫌いに大きく影響している。本調査からこのような実態を明らかにするとともに, 将来教員を志望する学生のジェンダーに対する意識の実態を明らかにした。
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大辻 永
原稿種別: 本文
p.
223-224
発行日: 2001/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
若者が理科教員を目指す過程の中, どこかの段階でジェンダー・バイアスがかかっている可能性がある。本発表は, このような仮説の下で行われる研究の第一段階として, 理科教員養成課程に卒業 (入学) する時点での男女比と, 卒業後教職に就いた時点での男女比とを比較した基礎データについて報告する。一般に「就職」 はその時々の社会情勢に大きく左右されるが, 理科教師としての就職も同様であり, また, 社会制度の整備が男女比の変化に影響を与えることが示唆された。
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篠原 文陽児
原稿種別: 本文
p.
225-226
発行日: 2001/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
本稿は、昭和61年から開始された日本科学教育学会研究会が15年を経過し、その組織を含めた企画、運営、実施、評価の側面にIT時代に対応する課題があることを指摘し、特に研究会で推進されるべき活動内容に関して、学会特有の国際協力の側面からユネスコの動向を基本的な視座に、科学・数学及び技術教育に関わる高い次元に関わる研究及び研修内容を取り上げる必要性と具体的なアゼンダを提案している。
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中村 久良
原稿種別: 本文
p.
227-228
発行日: 2001/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
本提案は、アメリカ経済の復興がかつての日本の企業で行われていたQC(Quality Control)活動よるところが大いにあることに注目し、その基本的な考え方と具体的な方法を用い、本学会の研究部会の活性化につながればという一考察である。
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木下 昭一
原稿種別: 本文
p.
229-232
発行日: 2001/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
少子高齢化等の影響により、研究会活動が低迷しているが、その原因を考察し、ネットワーク社会、国際化社会へと大きく変わっていく中での研究会活動に対する提言を行った。併せてグループの協働についての考察を行った。
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二見 尚之
原稿種別: 本文
p.
233-234
発行日: 2001年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
学生・生徒の多様化等への対応をしたり、慣れ親しむ情報教育からの転換などの教育の変革が迫られていたり、また、情報通信技術の進歩も著しいなかで、教育実践と研究を支援するためには、①教育現場へ適用する視点から、研究成果や教育実践例の講演を受け議論できたり、②自身の専門分野とは異なる分野の講演を受けられたり、③研究を進めている段階での議論をできたり、④研究の視点や進め方などについて示唆を受けられたりする「勉強の場」が必要と思われる。
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土田 理
原稿種別: 本文
p.
235-236
発行日: 2001/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
理科教育研究を実践と理論の両面から発展させるためにも、毎日の理科授業や実験に関係した問題や課題に対して、同じ問題意識をもつ人たちが地域を越えて継続的に研究を続けることは必要であり、そのための研究会組織も期待されるものである。
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日高 俊一郎
原稿種別: 本文
p.
237-240
発行日: 2001/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
学会に参加する現場教師は少ない。それは, 学会が現場教師に取って異文化だからである。この異文化を現場教師が理解し, その形成者となるためには, 学会の努力, 現場教師自身の努力, 学校現場全体の努力が必要である。しかし, 根本的な問題は学校現場の体質にある。
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佐藤 匡
原稿種別: 本文
p.
241-242
発行日: 2001/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
本学では、学生がwwwや電子メールを利用するために無線LANシステムの利用を推奨している。本稿では、無線LANシステム導入の事例を通して、導入時の注意点やノウハウを紹介する。
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鈴木 啓
原稿種別: 本文
p.
243-246
発行日: 2001/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
言語聴覚士の業務のさまざまな場面においてもコンピュータが利用されるようになってきた。本学科においては学生のコンピュータリテラシーの修得も言語聴覚士を養成するための重要な要素の1つとしてとらえている。そのために 1. コンピュータの基本操作および基本的なソフトウェアの操作修得を目指した講義を実施する、2. 他の講義と連携をはかり修得した操作を活用させる、3. ネットワーク環境を整備した学生用のゼミ室・自習室を確保するという 3点を軸に開学時より取り組んできた。学生に対して行なった達成度自己評価の結果から、個別復習・自習システム構築の必要性が考えられた。
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三浦 宏子
原稿種別: 本文
p.
247-250
発行日: 2001/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
言語聴覚士養成の4年制大学教育における相互実習システムの紹介とその意義、ならびに今後のあり方について、口腔・咀嚼機能相互実習プログラムを例として報告する。
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苅安 誠
原稿種別: 本文
p.
251-254
発行日: 2001/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
米国と日本の学部学生を対象とした音声学の講座(1996〜2001年)においても音声分析・合成の技術や音声生成・知覚の理解をはかるために、演習教育を導入した。学生にとって目に見えない音声の実体を観察できたことは、音声学の諸問題を理解するのに役立ったと思われる。しかし、演習の導入にあたって、課題が学部生に適さない、演習に時間がかかりすぎる、コンピュータ操作や物理学などの基礎の修得に個人差がある、といった問題点が明らかになった。改変した演習内容を紹介しト教育現場での音声学演習の応用についての展望を記す。
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内田 冴子, 江藤 はるか, 内川 義和, 岡野 真弓, 中村 伸江, 澤田 惇
原稿種別: 本文
p.
255-256
発行日: 2001年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
21世紀の医療は患者中心の医療といわれている。九州保健福祉大学 保健科学部 視機能療法学科が目指す視能訓練士は、視能訓練士法に基づいた国家資格を有するコ・メディカルであり、当然時代のニーズである患者中心の医療に対応できる教育を行わなければならない。このためのコンテンツは科学(専門知識)を自らの責任下に置く学習、相手の痛みをわかり、人(患者)を思いやる人間性の育成、インフォームド・コンセントに必要な感性と表現の研磨である。これらの背景に加え、本学建学の理念である「学生一人ひとりのもてる能力を最大限に引き出し引き伸ばす」を基盤に、KJ 法による独創的問題解決法を試みた。本稿ではその手法と結果などを報告する。
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熊野 善介
原稿種別: 本文
p.
257-258
発行日: 2001/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
アメリカの科学教育スタンダードは約5万人の再検討作業を経た国家的な合意形成を試みた10億円プロジェクトであった。その作成過程はアメリカ教育史においても画期的なできごとであった。一方、カナダにおいてもアメリカやオーストラリア等の科学教育スタンダード等の科学教育改革の流れを受けて, 1997年に全カナダ科学学習成果の共通フレームワークと称して、カナダの科学教育史においても画期的な枠組みが作成された。この2つの国レベルの科学教育改革を対比しながら、日本の科学教育課程への提言を試みた。
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人見 久城
原稿種別: 本文
p.
259-
発行日: 2001/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
アメリカの科学教育改革プロジェクトのひとつであるプロジェクト2061におけるカリキュラム、カリキュラム・ブロック、カリキュラム・デザインのとらえ方を解説する。
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山崎 貞登
原稿種別: 本文
p.
260-
発行日: 2001/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
1990年代から2001年にかけて大幅なテクノロジー教育改革を実施した台湾, 韓国, シンガポール, マレーシア, アメリカ, ニュージーランド, 南アフリカの7ヶ国及び, 連合王国のイングランド, ウェールズ, スコットランド, 北アイルランドの4地域, カナダ・ブリティッシュ・コロンビア州及び同アルバータ州の2州の技術教育課程を調査した。その結果, デザイン (創造的な問題解決と工夫・創造), 学校基盤型カリキュラムが, 科学教育と技術教育を総合化する鍵概念になっており, 科学教育と技術教育との連携の強化や, 「科学・技術」学習領域を導入する国 (地域) が増加していることを明らかにした。
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小倉 康
原稿種別: 本文
p.
261-
発行日: 2001/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
国立教育政策研究所の設置によって, 研究, 行政, 実践の3者間を橋渡しする機能が強化された。本学会の教育課程開発研究が, 確実性, 説得性, 実践性の高い成果を上げるならば, この機能により, 行政と実践に, より大きな影響を及ぼす。
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益子 典文
原稿種別: 本文
p.
262-
発行日: 2001/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
発された教育課程が授業において実施される際には, 教材と学習目標とが対応する形で記述できるターミノロジーの整備が必要である。さらに, このようなターミノロジーの整備のためには, 研究者と学校とのコラボレーションによるボトムアップのデータ蓄積が重要であることを述べる。
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岸本 忠之
原稿種別: 本文
p.
263-266
発行日: 2001/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
本稿の目的は、教師と児童との間に形成されるコンテクストに着目して算数授業における発問を分析し、発問に及ぼすコンテクストの影響を明らかにすることである。実際に2つの授業を分析したところ、低文脈でのやりとりが展開されている授業では、教師は、児童に対して明確に条件や範囲などを示さなければならず、クローズドな質問が多くなり、直前の内容を参照することが多い。高文派でのやりとりが展開されている授業では、教師は、児童に対して厳密に条件や範囲など示さなくても意図が伝わり、オープンな質問が可能となり、これまでに算数の授業で学習した事柄を参照することが可能になる。
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正田 功, 若松 隆, 出口 博章, 高橋 正
原稿種別: 本文
p.
267-270
発行日: 2001/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
本研究は数式をマークアップ言語としてW3Cによって定義された、MathMLを用いて数学教材のWeb化と自主学習可能なテストシステムを作成し、実際の教育現場で利用することにより効率的な教育を支援するシステムの開発を行う事を目的としている。
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松嵜 昭雄
原稿種別: 本文
p.
271-272
発行日: 2001/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
数学的モデリングにおける原場面とは「問題から様々に想起される現実世界における場面」を指す. 数学的モデリングにおける原場面の役割として次の3点を見出した: (1) 現実モデルもしくは数学的モデルを保証する役割, (2) 解釈の拠り所としての役割, (3)「αモデル化」の妥当性を検証する役割. 数学的モデリングの出発点が現実場面である「リレー問題」を事例として取り上げ, これらの役割について例証した.
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青山 和裕
原稿種別: 本文
p.
273-274
発行日: 2001/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
データ解析においては、グラフの読み取りだけでなく、データの性質や分析の目的に応じて、最も適切なグラフを選択するというのも重要な能力である。高校を卒業したレベルでは、グラフの読み取りとグラフ選択をどの程度行うことができるかを分析したところ、グラフの読み取りはかなり高いレベルで行うことができるのに対し、適切なグラフ選択はほとんど行うことができないことが明らかになった。
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鈴木 真理子, van Zee Emily
原稿種別: 本文
p.
275-276
発行日: 2001/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
鈴木が担当する授業でデータを集め、解釈する事例研究から、月の満ち欠けという自然現象に関する教師志望の大学生たちの会話における、彼等の太陽と地球と月の関係の理解につながるエピソードを検討する。
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堀 哲夫
原稿種別: 本文
p.
277-280
発行日: 2001/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
理科の授業や学習における機能的方法といえるボトムアップ方式および演繹的方法といえるトップダウン方式を検討した。次に、両者の長所、すなわち学習の必然性を醸成できる授業や学習の方法の基本的骨子を提案し、「化学変化とイオン」の単元に適用した実践例を検討した。あわせて、授業や学習の効果を検討するために、授業内で行ったコンセプトマップを用いた自己評価についても実際例を検討を加えた。その結果、学習の必然性を生み出すには、ボトムアップおよびトップダウンの両方を取り入れる必要性などを検討した。
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久田 隆基, 小澤 俊卓
原稿種別: 本文
p.
281-282
発行日: 2001/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
教員養成学部学生および中学生が,「理科」と「科学」ということばをどのように捉えているのかについての調査結果を報告する。『理科が科学に含まれる』とする中学生は非常に少なく, 逆に,『科学は理科の一部である』とするものが多かった。平成12年度大学生もそれと同じ傾向であったが, 平成4年度大学生ではその逆であった。全体的に,「科学」に比べて「理科」 の方が, 圧倒的に『親しみがあり, 好き』であり, 特に, 中学生では「科学」は『難しい』,『嫌い』とするものが多かった。
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山下 修一
原稿種別: 本文
p.
283-286
発行日: 2001/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
本研究では、コミュニケーション活動支援への示唆を得るために、慣性力に関する課題についての大学生31名のコミュニケーション過程を分析し、等質グループと異質グループにはどのような差異が生じるのかを明らかにした。
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中川 徹夫, 飯塚 健
原稿種別: 本文
p.
287-290
発行日: 2001/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
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高校理科の「探究活動」・「課題研究」および「総合的な学習の時間」を指導する際に, 英文資料が必要となる. それゆえ, これらの内容の基礎である平素の理科授業において, 英語教材を活用する意義やその具体的な実践方法について議論することは, 極めて有意義である. 本論考では, 高校の理科授業において英語教材を活用する意義について考察するとともに, 具体的な実践事例を紹介する.
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田村 俊介, 吉村 厚, 生尾 光, 寺谷 敞介
原稿種別: 本文
p.
291-292
発行日: 2001/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
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学習者の様々な発見を可能とする化学反応アニメーションを開発した。自由な角度から分子構造を確認できる三次元回転アニメーション、反応系の HOMO、LUMO 回転表示、反応過程を自由に行き来できるコントローラー操作は化学反応の理解を深める。
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鎌田 正裕, 佐藤 時子
原稿種別: 本文
p.
293-296
発行日: 2001/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
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小学校第4学年に配当されている、「もののあたたまり方(自然対流伝熱)」には、学習内容そのものが現在の子どもたちにとって身近ではないことや、棒温度計のような器具を用いて良好な結果を出すことが困難といった問題点がある。また、ビーカー内の水の動きなどについては、指導者側にもいくつかの混乱が見られる。そこで、本発表では自然対流に関する誤解について若干の考察を加えた上で、金属の熱伝導と直接比較できる可視化実験の方法を、小学4年生を対象とした実践例とともに紹介する。
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武田 栄治, 益子 典文
原稿種別: 本文
p.
297-298
発行日: 2001/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
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Web上の種々の情報を収集する活動は, 授業における一般的なインターネットの利用方法である。しかし, いくつかの実践事例報告では, 児童の Web検索活動が考えられているよりも困難であることが報告されている。そこで本研究では, 社会科の問題解決学習において, 児童の Web 検索活動を促進するための条件を明らかにし, 授業におけるインターネットの有効利用を図ろうとするものである。本報告では, 児童の情報検索行動の仮説的なモデルの提案を行う。
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辻 宏子
原稿種別: 本文
p.
299-302
発行日: 2001年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
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本稿は, コンピュータ環境下において, ソフトの機能による特有な作図活動が, 学習者の図形の捉え方にいかなる影響を及ぼすかを探るものである。図形ソフト Cabri-Geometry を利用した環境での作図過程について調査した結果, 学習者の図形の捉え方が変化することがわかった。このことは, 当ソフトが学習者の知識の生成を支援する道具として機能し, この機能が, 学習者とコンピュータの相互作用を分析する際の有効な視点となりうることが示唆された。
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