画像電子学会研究会講演予稿
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画像電子学会第202回研究会講演予稿
選択された号の論文の9件中1~9を表示しています
  • 村瀬 洋
    原稿種別: 招待
    セッションID: 03-01-01
    発行日: 2003/05/31
    公開日: 2003/08/29
    会議録・要旨集 認証あり
    音や映像を高速に探す手法として開発されたアクティブ探索法を紹介する。この手法は、類似度の上限値を利用して照合をスキップすることにより、精度を落とすことなく高速に探索を行う手法である。本講演では、まずアクティブ探索法の基本を説明した後に、音や映像などの時系列データの探索に適用する例を示す。さらに最近の展開として、アクティブ探索を用いてパンチルトズームカメラを高速に制御することにより部屋の中にある物体を高速に探す手法、グローバルな枝刈りを利用してより高速に探索する手法、放送中の音データから背景音楽を探索する手法を説明する。
  • ペン型入力を制御するための口インタフェース
    チーホー チャン, マイケル ライオンズ, 鉄谷 信二
    原稿種別: 一般
    セッションID: 03-01-02
    発行日: 2003/05/31
    公開日: 2003/08/29
    会議録・要旨集 認証あり
    本論文では、描画と彩色方法のマルチモーダル的制御に関して、ユーザの口の動きを捉えたビジョンに基づくインタフェース、および、ペンとタブレットを併用したインタフェース方法について述べる。ユーザは、口の僅かな動きでラインの太さ、硬さ、インク色等のペンの特性を制御することができる。口と手のジェスチャーを同時に制御するのは比較的簡単であるので、アーティストがこの新インターフェースの使用法を習得するのはさほど難しくないことが分かる。
  • 横山 貴紀, 菅原 研, 渡辺 俊典
    原稿種別: 一般
    セッションID: 03-01-03
    発行日: 2003/05/31
    公開日: 2003/08/29
    会議録・要旨集 認証あり
    本稿ではフラクタル画像圧縮によって得られる圧縮符号に基づいた類似画像検索手法を提案する. フラクタル画像圧縮は同一画像中の自己相似領域を探索し, 対応領域を縮小写像として表現する. この写像情報は画像の構造表現と見なすことができ, 写像の集合である圧縮符号同士の類似度を定義することにより, 圧縮符号を復号することなく画像の検索および分類等が可能となる. COIL-20の3Dオブジェクト画像1,440枚と, デジタルカメラで撮影した画像1,263枚それぞれに対し圧縮符号データベースを作成し, これらに対する検索実験を行い, 提案方式が類似画像検索に有効であることを示した.
  • 多視点的な状況把握によるコミュニケーションの支援
    中原 淳, 角 康之, 間瀬 健二
    原稿種別: 一般
    セッションID: 03-01-04
    発行日: 2003/05/31
    公開日: 2003/08/29
    会議録・要旨集 認証あり
    本稿では, 学会参加や博物館見学など, 見学体験の履歴データを自動的に可視化することによって, 見学体験の多視点的な理解を可能にし, ユーザ間のコミュニケーションを促進するWEBシステムを紹介する. このシステムは, Web3Dの技術を利用して, 体験履歴データから, 仮想的な半透明の円筒形立体構造を生成する. この可視化技法によって, ユーザの見学体験が, 複数人の他者とのインタラクションによって構成されているということを, 明示的に表現することができる. 本稿では, 関連研究と, システム試作以前に行ったビデオサマリ提供サービスについて検証した後, プロトタイプシステムに関する説明を行う.
  • ロボカップ2002世界大会におけるRoboDragons
    成瀬 正
    原稿種別: 招待
    セッションID: 03-01-05
    発行日: 2003/05/31
    公開日: 2003/08/29
    会議録・要旨集 認証あり
    ロボット工学, 人工知能などの研究分野の促進を目的とし, 自律移動ロボットによるサッカーを題材として取り上げたロボカップ国際共同プロジェクトの概要とそこに参加しているRoboDragonsチームのシステム構成について述べる. 現在のロボカップでは, サッカーに加えてレスキューなどのリーグが組織されている. 我々は, その中で小型ロボットリーグにRoboDragonsチームとして参加し, 2002年福岡大会でベスト8の成績を収めた. 本稿では, システムバランスの重要性を強調しつつ, 本システムの構成について述べる.
  • 日比野 晋也, 児玉 幸治, 加藤 恭佑, 鈴木 英之, 山本 浩司, 村上 和人, 成瀬 正
    原稿種別: 一般
    セッションID: 03-01-06
    発行日: 2003/05/31
    公開日: 2003/08/29
    会議録・要旨集 認証あり
    筆者らはロボカップのための小型ロボットの高機能化を, 画像処理, メカニズム, および戦略面から試みている. 本稿では, 画像処理面からは, ロボットの自己位置検出のための高速かつ高機能な画像処理手法と, 多視点画像の利用によるオクルージョン回避法, メカニズム面からは, 駆動機構, キック機構, ドリブル機構を取り上げ, 現在開発中の新ロボットの概要を紹介する.
  • 木全 英明, 上倉 一人, 八島 由幸
    原稿種別: 一般
    セッションID: 03-01-07
    発行日: 2003/05/31
    公開日: 2003/08/29
    会議録・要旨集 認証あり
    映像受信端末や受信環境の多様化に伴い, 映像符号化方式にレートスケーラブルな機能が望まれている. スケーラブル符号化には符号化対象の画素数を変えずに, フレーム内の画品質を変更する画品質スケーラブルがあり, 従来から様様な手法が提案されている. 特に, 原画像を符号化しておき, 更にその復号画像と原画像との差分情報を拡張レイヤとして符号化する手法は従来から研究されており, 近年では拡張レイヤの量子化手法を多段構成にしたFGS (Fine Granular Scalable)手法が注目を集めている. FGS では拡張レイヤの符号化データの一部からでも差分画像情報を復号することができ, 細かなレート制御が可能である. MPEG-4 に採用されているFGS では差分情報をDCT したDCT 領域での量子化を多段構成にしている. この手法では, 拡張レイヤにおいてもブロック境界部分で量子化歪みが発生するため主観品質を必ずしも向上させない. 本稿では, 主観品質をより直接制御できるような方式を検討するに当たり, 差分情報を画素領域で量子化するスケーラブル符号化方法PDS を提案する. 基礎検討として差分情報を多段スカラー量子化する手法を提案し, 提案方法を主観評価した結果について報告する.
  • 末永 康仁
    原稿種別: 招待
    セッションID: 03-01-08
    発行日: 2003/05/31
    公開日: 2003/08/29
    会議録・要旨集 認証あり
    文部科学省21世紀COEプログラムにおいて、情報・電気・電子分野で採択された名古屋大学情報系COE「知的メディア統合」研究拠点(正式拠点名:「社会情報基盤のための音声・映像の知的統合」、拠点リーダ:情報科学研究科教授末永康仁)の概要を紹介する。本拠点では、情報化社会における「耳」と「目」と「頭脳」の実現を目指し、「聞く技術」(音声メディア処理)と「見る技術」(映像メディア処理)の知的な統合によるメディア情報処理の実証的研究を推進する。本年4月新設の情報科学研究科、工学研究科、情報メディア教育センター、情報連携基盤センターの研究者約40名が協力し、次代を担うべき若手研究者に世界の一流レベルでの存分な活躍の場を与える事に重点をおいた意欲的な研究教育活動を推進する。
  • 鳥脇 純一郎
    原稿種別: 招待
    セッションID: 03-01-09
    発行日: 2003/05/31
    公開日: 2003/08/29
    会議録・要旨集 認証あり
    医用画像のパターン認識は計算機支援診断(CAD)として医用画像処理の主要な領域を作る。本文では、CADの領域の研究課題がどのように変化し、発展しきているかを筆者の研究に基づいて歴史的に整理し、現在から今後の課題を検討する。
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