電子情報通信学会 基礎・境界ソサイエティ Fundamentals Review
Online ISSN : 1882-0875
ISSN-L : 1882-0875
4 巻, 1 号
選択された号の論文の26件中1~26を表示しています
表紙
ごあいさつ
特別寄稿
技術の原点
解説論文
CAS研究会提案
WBS研究会提案
  • 原 晋介
    2010 年 4 巻 1 号 p. 32-38
    発行日: 2010/07/01
    公開日: 2010/12/01
    ジャーナル フリー
    電波を送受信することによって目的とする対象物の位置を推定する場合,その電波についてのより詳しい伝搬特性やその対象物についてのより多くの情報を用いることができれば,それだけより高い精度が得られる.本稿では,位置推定で用いられている初歩的な統計的推定理論について解説し,それらが非線形連続関数の最大化あるいは最小化問題として解くことができることを明らかにする.また,推定誤差に関するクラメル・ラオの下界式を示し,その結果から導き出される幾つかの性質について示す.
IT研究会提案
  • 田中 利幸
    2010 年 4 巻 1 号 p. 39-47
    発行日: 2010/07/01
    公開日: 2010/12/01
    ジャーナル フリー
    圧縮センシングの基本的な問題は,スパースなベクトルに対する線形観測に基づいて1-ノルム最適化によって元のベクトルを推定する問題において,正しい推定結果を得るために必要な観測数が元のベクトルのスパースさにどう依存するかを問うものである.Candes-Tao の結果,及びDonoho-Tanner の結果を中心に,圧縮センシングの数理について概説する.1-ノルム最適化の歴史や,低ランク行列の再構成などの関連する話題についても触れる.
TL研究会提案
  • 村上 仁一
    2010 年 4 巻 1 号 p. 48-56
    発行日: 2010/07/01
    公開日: 2010/12/01
    ジャーナル フリー
    現在,音声認識や統計翻訳などの多くの分野では,モデルのパラメータ推定にEM アルゴリズムがよく使われている.EMアルゴリズムは,確率モデルのパラメータを最ゆう法に基づいて推定する反復法の一種である.初期値を与えて,期待値ステップと最大化ステップを交互に繰り返す.音声認識においてはEM アルゴリズムの一つとして,Baum-Welch アルゴリズムがよく利用される.本論文では,このBaum-Welch アルゴリズムのステップバイステップの動作例を示して,このアルゴリズムの動作を説明する.最後にBaum-Welch アルゴリズムの他の分野への応用を紹介する.
ISEC研究会提案
  • ―安全神話の崩壊と新たなる挑戦
    安田 幹, 佐々木 悠
    2010 年 4 巻 1 号 p. 57-67
    発行日: 2010/07/01
    公開日: 2010/12/01
    ジャーナル フリー
    情報セキュリティの分野で利用されるハッシュ関数は特に「暗号学的ハッシュ関数」と呼ばれ,簡単なハッシュ関数と比べて,より多くの安全性条件をより高いレベルで満たすことが求められる.暗号学的ハッシュ関数には代表的なアルゴリズムが幾つか知られ,比較的長い間使われ続けてきたが,近年,これらに関するぜい弱性が次々と発見された.そして,安全かつ高速な暗号学的ハッシュ関数を作るのは,どうやら今まで考えられてきたほど容易ではないということが分かってきた.本稿では,暗号学的ハッシュ関数に関する今までの歴史と近年の最新動向を概観する.
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