2019に発生した新型コロナウイルス感染症 (Covid-19) は多くの国や地域でロックダウンを発動させ,半ば強制的に人々の働き方を変化させた.特にCovid-19を機に言葉としても浸透したWork from Home (WFH) と呼ばれるリモートワーク環境において,火急のプリントニーズを満たすための緊急避難的な購買行動 (特需) が発生した.ただし,この特需は一過性のトレンドであると承知しており,次に起こる事象を予測しながら,打ち手を模索する活動を続けてきた.当社が主戦場としている欧米環境において,リモートデバイスマネジメントと情報セキュリティの2点をリモートワーク環境に必要とされる要件と見立てており,それらについての取り組みを紹介する.