国際生命情報科学会誌
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第50回生命情報科学シンポジウム
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目次
目次和文
第50回生命情報科学シンポジウム
ISLISとIRI 建設状況
Journal of ISLIS
国際生命情報科学会(ISLIS)
国際総合研究機構(IRI)
特別講演
  • ピラミッドパワーの科学的解明 I
    高木 治, 坂本 政道, 世一 秀雄, 河野 貴美子, 山本 幹男
    原稿種別: 本文
    2020 年 38 巻 2 号 p. 130-
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/11/10
    ジャーナル フリー
    本研究は、2007年10月から現在(2020年9月)までの13年間、国際総合研究機構(International Research Institute: IRI) で継続して行われている。研究の目的は、ピラミッド型構造物(pyramidal structure: PS) の未知なる機能(いわゆる「ピラミッドパワー」)の科学的な解明である。本研究迄、PSの未知なる機能に関して、統計的に有意な結果を得たという報告はほとんど無かった。我々は実験のため、被験者が中に入ることが可能なPSを作製した。また、PSの未知なる機能を検出するため、食用キュウリ切片(Cucumis sativus'white spine type') をバイオセンサとして使用した。バイオセンサはPS頂点に置かれ、放出されたガス濃度を解析することによって、PS頂点付近のピラミッド効果の検出実験が行なわれた。ピラミッド効果の検出実験に関しては、実験条件が異なる2種類の実験が行われた。それは、(i) PSに対して、被験者による何らかの影響が考えられる状態で行われた実験、(ii) PSに対して、被験者による影響が除外された状態で行われた実験、の2種類であった。また条件(i) の実験は、PSに対する被験者による影響が、3タイプあると考えられた。それは、(i-1) PSから6 km以上離れた被験者の無意識(フォースタイプI)がPSに影響している場合、(i-2) PS内部で瞑想中の被験者の状態(フォースタイプII)がPSに影響している場合、(i-3) PS内部で瞑想した被験者が居なくなった後、フォースタイプIIに対するPSの反応が継続している場合、の3タイプであった。条件(ii) の実験は、少なくとも20日間以上、被験者がPS内部に入らなかった状況で行なわれた。(i-1), (i-3) 及び(ii) の結果から、PSの未知なる機能(「ピラミッドパワー」)の存在が、高い統計精度で実証された。(i-1) の結果からは、6 km以上離れた被験者の睡眠状態から覚醒状態までの、無意識の変化に対応したと考えられるピラミッド効果が検出された(1%有意)。(i-3) の結果からは、瞑想後十数日間にわたり、遅延を伴ったピラミッド効果が発見された(p=3.5×10-6;ウェルチの両側t検定、これ以降のp値も同様)。この遅延を伴ったピラミッド効果は、過渡応答現象のモデルから計算された理論曲線によって非常に良く近似できた。これに対して、(i-2) の結果からは、これまでのところピラミッド効果が有意に検出されなかった。しかし今後、データ数が増えることによってPS内部で被験者が瞑想中のピラミッド効果が検出される可能性が十分に考えられる。(ii) の結果からは、PSが潜在的に持っている力(パワー)によるピラミッド効果が検出(p=6.0×10-3) された。さらに、PS頂点に2段に重ねて置かれたバイオセンサの、上段と下段に対する潜在的なピラミッド効果が異なり、下段に比べて上段のバイオセンサに対するピラミッド効果が大きくなることが明らかとなった(p=4.0×10-7)。厳密な科学的な実験と解析によって得られたこれまでの結果は、いわゆる「ピラミッドパワー」の存在を実証した世界最初の研究成果である。この成果が科学の新しい一分野を切り開き、幅広い応用分野の発展に寄与することが期待される。
理事長報告
  • 2020年国際生命情報科学会(ISLIS )創立25周年記念 世界一の「潜在能力科学研究所」の創立へ向け 本部ビルの新築中
    山本 幹男
    原稿種別: 本文
    2020 年 38 巻 2 号 p. 126-
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/11/10
    ジャーナル フリー
    国際生命情報科学会(ISLIS) は2020年を創立25周年記念年間と定め,第49回と第50回生命情報科学シンポジウム(学術大会等)の集会を主催予定であったが,いずれも新型コロナウイルスの感染予防のため集会は中止し「学会誌上開催発表」に切り替えた.しかし下記の大きな飛躍のためのISLIS創立25周年記念出版として,単行本「潜在能力の科学 Ⅱ」の発行は12月に行う.ISLISは,その兄弟組織でこの分野の幾多の研究成果を挙げてきた国際総合研究機構(IRI)と共に, (仮称) IRI-「潜在能力科学研究所」を創立し,この分野の世界一の研究所に育てる計画なので,企画,構想,連携,研究者や多方面の人材の推薦等で記念行事と共に皆様のご協力を得たい.このために現本部にスペースを既に借増し,IRIスタッフの増員公募も進めている.また,千葉市稲毛の現本部と同じ駅 JR総武線 稲毛駅 徒歩5分に確保済みの土地に,2021年夏竣工を目指し新本部ビル建設を開始した.これには予て計画の「いやしのビル」の第一歩としての一部機能も持たせる.ISLISの設立趣意は,物質中心の科学技術から,こころや精神を含んだ21世紀の科学技術へのパラダイム・シフト(枠組革新)を通じ,真理の追究と共に,人間の「潜在能力」の開花により,健康,福祉,教育と社会および個人の幸福や心の豊かさを大きく増進させ,自然と調和した平和な世界創りに寄与する事である.ISLISは1995年の創立来24年半,現在の科学知識の延長で説明が出来そうも無い不思議なこころや精神を含んだスピリチュアル・ヒーリング,気功,潜在能力,超心理現象などの存在の科学的実証とその原理の解明を追求して来た.この間に生命情報科学シンポジウムを,海外での開催や合宿形式を含め50回主催し,英文と和訳付の国際学会誌Journal of International Society of Life Information Science (J. Intl. Soc. Life Info. Sci. or Journal of ISLIS )を年2号定期刊行し,総計6,000頁以上の学術論文と発表を掲載し続けてきた.また2002年に単行本「潜在能力の科学」も出版した.この間に,不思議現象の存在の科学的実証には多くの成果を挙げた.しかし,その原理の解明は世界的にもほとんど進んでいない.本学会は現在,世界の11カ所に情報センターを,15ヵ国以上に約180人の会員を,擁している.2021年3月13・14日(土・日)には東邦大学医学部にて第51回シンポジウムを計画し,演題募集中である.これらの場でも,上記「潜在能力科学研究所」創りも皆で大いに議論してもらいたい.
巻頭言
SSE会長からのあいさつ
  • William Bengston, Paul Cizdziel
    原稿種別: 本文
    2020 年 38 巻 2 号 p. 120-
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/11/10
    ジャーナル フリー
    The Society for Scientific Exploration (SSE) congratulate the International Society of Life Information Science (ISLIS) on 25 years of outstanding science. Happy 25th Anniversary! The study of scientific anomalies has made constant progress in research and recognition in recent years. Acceptance has intensified in the general population and increasingly penetrated the minds of many mainstream researchers; especially younger professionals. Inter-disciplinary collaborations and societies like the SSE are helping to drive discovery and understanding. A shift is occurring from validating that anomalies are real; to second-order exploration of mechanisms.
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