国際生命情報科学会(ISLIS) は2020年を創立25周年記念年間と定め,第49回と第50回生命情報科学シンポジウム(学術大会等)の集会を主催予定であったが,いずれも新型コロナウイルスの感染予防のため集会は中止し「学会誌上開催発表」に切り替えた.しかし下記の大きな飛躍のためのISLIS創立25周年記念出版として,単行本「潜在能力の科学 Ⅱ」の発行は12月に行う.ISLISは,その兄弟組織でこの分野の幾多の研究成果を挙げてきた国際総合研究機構(IRI)と共に, (仮称) IRI-「潜在能力科学研究所」を創立し,この分野の世界一の研究所に育てる計画なので,企画,構想,連携,研究者や多方面の人材の推薦等で記念行事と共に皆様のご協力を得たい.このために現本部にスペースを既に借増し,IRIスタッフの増員公募も進めている.また,千葉市稲毛の現本部と同じ駅 JR総武線 稲毛駅 徒歩5分に確保済みの土地に,2021年夏竣工を目指し新本部ビル建設を開始した.これには予て計画の「いやしのビル」の第一歩としての一部機能も持たせる.ISLISの設立趣意は,物質中心の科学技術から,こころや精神を含んだ21世紀の科学技術へのパラダイム・シフト(枠組革新)を通じ,真理の追究と共に,人間の「潜在能力」の開花により,健康,福祉,教育と社会および個人の幸福や心の豊かさを大きく増進させ,自然と調和した平和な世界創りに寄与する事である.ISLISは1995年の創立来24年半,現在の科学知識の延長で説明が出来そうも無い不思議なこころや精神を含んだスピリチュアル・ヒーリング,気功,潜在能力,超心理現象などの存在の科学的実証とその原理の解明を追求して来た.この間に生命情報科学シンポジウムを,海外での開催や合宿形式を含め50回主催し,英文と和訳付の国際学会誌Journal of International Society of Life Information Science (J. Intl. Soc. Life Info. Sci. or Journal of ISLIS )を年2号定期刊行し,総計6,000頁以上の学術論文と発表を掲載し続けてきた.また2002年に単行本「潜在能力の科学」も出版した.この間に,不思議現象の存在の科学的実証には多くの成果を挙げた.しかし,その原理の解明は世界的にもほとんど進んでいない.本学会は現在,世界の11カ所に情報センターを,15ヵ国以上に約180人の会員を,擁している.2021年3月13・14日(土・日)には東邦大学医学部にて第51回シンポジウムを計画し,演題募集中である.これらの場でも,上記「潜在能力科学研究所」創りも皆で大いに議論してもらいたい.
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