国際生命情報科学会誌
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14 巻, 2 号
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編集委員会・著作権
目次
学会情報
原著論文
  • 町 好雄, 儲 維忠
    原稿種別: 原著論文
    1996 年 14 巻 2 号 p. 129-152
    発行日: 1996/09/01
    公開日: 2017/04/25
    ジャーナル フリー
    中国では外気功が医療の一つとして用いられている。その外気功の一つではないかと考えられるものに気功麻酔が存在する。この気功麻酔はまだ中国以外では明かにされていないが、その気功麻酔の際の生理的な測定を行い、麻酔を行う気功師、患者の生理的な変化はどのようなものであるか、また通常の外気功とどのような関係にあるかということに興味を持つ。これらの観点から気功麻酔のメカニズムの一端を調べたものである。
  • 内田 誠也, 藏本 逸雄, 菅野 久信
    原稿種別: 原著論文
    1996 年 14 巻 2 号 p. 153-161
    発行日: 1996/09/01
    公開日: 2017/04/25
    ジャーナル フリー
    本研究では、ヒーリングした木の葉のコロナ放電写真(キルリアン写真)のパターンの変化を研究した。対照実験と施術実験70づつ行ない、32人の施術者について調べた。測定については、木の葉の放電パターンと重量の変化を計測した。その結果、施術実験および対照実験の木の葉の重量がともに減少した。しかし、放電量について、施術された側の木の葉の減少の抑制が観測された。このことは、施術者が木の葉に対しなんらかの影響与えたことを示し、このコロナ放電写真が施術の効果を検定する一つのツールとなりうることが示唆された。
第2回生命情報科学シンポジウム
  • 原稿種別: 付録等
    1996 年 14 巻 2 号 p. 162-
    発行日: 1996/09/01
    公開日: 2017/04/25
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1996 年 14 巻 2 号 p. 163-164
    発行日: 1996/09/01
    公開日: 2017/04/25
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1996 年 14 巻 2 号 p. 165-166
    発行日: 1996/09/01
    公開日: 2017/04/25
    ジャーナル フリー
  • 河野 貴美子, 赤坂 文郎
    原稿種別: 本文
    1996 年 14 巻 2 号 p. 167-175
    発行日: 1996/09/01
    公開日: 2017/04/25
    ジャーナル フリー
    自律神経系のバランスをとり、血圧調整効果、リラックス効果などがあるとして中国で売られている櫛状の器具を用い、その効果を確かめる実験を行った。その器具を頭に当てることにより、脳波のα波増大、AMI測定による各パラメーターの変化、高血圧、低血圧の数値変化がみられた。器具の構造を調べ、効果発現の機序を考察した。
  • 木戸 眞美, 櫛田 浩平
    原稿種別: 本文
    1996 年 14 巻 2 号 p. 176-184
    発行日: 1996/09/01
    公開日: 2017/04/25
    ジャーナル フリー
    同一個人による座禅をそれぞれ数種類ずつ行ったときの生体変化を単一矩形パルス法(SSVP)と近赤外線分光で同時に計測した。その結果、坐禅では徐々に交感神経が抑制されて副交感神経緊張支配となることが分かった。これは足で測定した消化器系の経絡において特に顕著であった。また、坐禅の種類により脳内酸素代謝に違いが見られた。
  • 平澤 雅彦, 山本 幹雄, 河野 貴美子, 古川 章, 安田 仲宏
    原稿種別: 本文
    1996 年 14 巻 2 号 p. 185-195
    発行日: 1996/09/01
    公開日: 2017/04/25
    ジャーナル フリー
    情報送信者と情報受信者を感覚伝達を遮断した2部屋に配置し、感覚外情報伝達を試み、その時の両者の脳波を測定した。感覚外情報送信は継続した2分間の無作為に選ばれた前半または後半において行い、受信者はその送信時間帯と送信内容を推測する。20回の試行の結果、受信者は送信時間帯は統計的に有意に推測することができなかったが、感覚外情報送信時と非送信時の脳波のα波平均振幅の間には統計的に有意な差がみられ、下意識における感覚外情報伝達の存在が示唆された。その感覚外情報伝達は、送信者の脳での反応直後に完了するものではなく、受信者の脳で、まず、後頭野から頭頂野にかけての反応があり、次に、右前頭野での反応が起こるという経過を経て構成される。
  • 佐古 曜一郎, 小野 朋子
    原稿種別: 本文
    1996 年 14 巻 2 号 p. 196-200
    発行日: 1996/09/01
    公開日: 2017/04/25
    ジャーナル フリー
    著者らは生体特異感知の存在を立証すべく研究を進めている。今回、色紙や色のついたセルスポンジ、さらにLEDなどの素材を用いて, 視覚を遮断した状態での色の感知・識別実験を行い、有効かつ興味深いデータを得たので報告する。17色の色紙を用いた実験、5色のセルスポンジを用いた実験、明度のみの実験などからは、視覚外認識の存在可能性が強く示唆された。また、色の誤り方にもある種傾向が観察された。一方、LEDを用いた実験では、異なった波長でも同じ光として感じてしまうので、色のついた素材の認識より識別が困難になるという注目に値する結果も得られた。
  • 山本 竜隆, 瀬戸 明, 仲里 誠毅, 久光 正
    原稿種別: 本文
    1996 年 14 巻 2 号 p. 201-205
    発行日: 1996/09/01
    公開日: 2017/04/25
    ジャーナル フリー
    「気」の実体を検索する為、人体から異常に強い磁気を輻射する人をモデルに、電磁輻射(30〜400Hz)を検出すると同時に、試験管内のヒトNK細胞活性が外気によって変化されるかどうかを検定した。ひとNK細胞は同一人物から採取した血液を2本または4本の試験管に等分に分注し、1方を外気実験に、もう1方を対照とした。結果は、10mGauss程度の電磁波輻射が再現性よく観測され、外気を当てた試験管内のヒトNK細胞活性は対照群と比較して有意に増加した(p<0.01)。またこの変化が磁気によるものか否かを検討するため、50Hz、20〜100Gaussの交流磁場を試験管に当てる実験も行ったが、磁気刺激によるヒトNK細胞活性の変化はみられなかった。以上の結果は、外気の存在を強く示唆するもとの思われる。
  • 町 好雄
    原稿種別: 本文
    1996 年 14 巻 2 号 p. 206-216
    発行日: 1996/09/01
    公開日: 2017/04/25
    ジャーナル フリー
    透視、念写を行う人物がこの世の中に数は少ないが存在する。この様な現象は物理的にまだ説明がつきにくいがこれが本物であるのであれば、その結果や、生理的な変化があるはずで、その能力を持った人物の測定と分析を行った。その結果、呼吸が大切な役割を果たしていることが判った。また自律神経系がそれで制御されており、短時間に、特にアルファ波領域で、能力者の前頭葉と側頭葉が働くことがわかった。これらの現象を解析することでこの現象の説明するのに重要な鍵となると考えられる。
  • 小林 啓介, 板垣 美子
    原稿種別: 本文
    1996 年 14 巻 2 号 p. 217-227
    発行日: 1996/09/01
    公開日: 2017/04/25
    ジャーナル フリー
    意識下の生体情報伝達現象の存在を言語誘導や暗示などの効果の混入を排除して、明確にすることを目的に睡眠中の乳幼児への負荷実験を行なった。生後3カ月から1歳9カ月の乳幼児計6名に睡眠状態で、熟練者によって非接触的に手かざし治療を加え、血流、心拍周期、呼吸周期、マイクロバイブレーションなどに現れる反応を調べた。現在までにブランク実験、およびダミ-負荷実験を加えて各受け手について最低3回、計23回の実験を終えた。乳幼児の睡眠状態の変化に注意を払って解析を行い、手かざしの熟練者だけではなく、経験を持たないものによる手かざし負荷にも生理的な反応が現れることが判った。言語の発達性はない。本実験の結果は意識下の生体情報伝達がヒトに共通した潜在的能力の一つであることを証拠づけるものと考える。
  • 山本 幹雄, 平澤 雅彦, 河野 貴美子, 小久保 秀之, 古角 智子, 平田 剛, 安田 仲宏, 古川 章, 福田 信男
    原稿種別: 本文
    1996 年 14 巻 2 号 p. 228-248
    発行日: 1996/09/01
    公開日: 2017/04/25
    ジャーナル フリー
    「遠当て」と呼ばれる現象では、気功熟練者が非接触で離れた相手を激しく後退させる。我々は、両者間の感覚伝達を遮断した無作為・盲検実験で、暗示等の心理効果を取り除いた後でも、本現象が統計的有意に生起することを、第1回生命情報科学シンポジウムで発表した(初報)。本報では、本現象に関し、さらに詳細な3実験を行い、前回の報告を支援する結果を得た。未知な情報伝達機構の存在が示唆される。実験1では、通常の感覚伝達を遮断したビルの1階と4階の2部屋に発気する気功師(送信者)と弟子(受信者)を配置し、遠当て時の送信者の発気動作時刻と受信者の反応動作時刻を記録した。時間差5秒以内で両者が一致したものが、49試行中16試行あり(期待値7.88試行)、統計的に高度に有意であった(危険率0.0008)。実験2では、遠当てによる通常感覚伝達遮断状態での情報伝達を試み、その時の受信者の脳波を測定した。発気動作(送信動作)は、1分間内の無作為に選ばれた一瞬において行われる。57試行の結果、送信動作時と非送信動作時の受信者脳波のα波平均振幅の間に、右前頭部で統計的に有意な差が見られた。さらに、遠当てにおける通常感覚伝達遮断状態での情報伝達において脳の右前頭部が関与している可能性が示唆された。実験3では、送信者と受信者が同室にいる場合と別室にいる場合について実験した。送信者と受信者の遠当て時の脳波を同時に測定し、両者の脳波の遠当て前後にわたる意識変化を複数の指標を用いて推定した。両者とも安静時より遠当て時の方がリラックスしている場合と同様の、また遠当て時にはイメージ想起を行っている場合と同様の、指標傾向が見られた。さらに、遠当て時のβ波平均振幅トポグラフに両者間においてパターン類似性がみられた。
  • 上田 至宏
    原稿種別: 本文
    1996 年 14 巻 2 号 p. 249-258
    発行日: 1996/09/01
    公開日: 2017/04/25
    ジャーナル フリー
    生体の現象は揺ぎを伴った平衡状態で成立する。そこで1)瞑想、イメージに於ける脈拍の変化、2)合谷鍼刺激と脈拍の変化、3)鍼麻酔の影響によるH波反復誘発筋電図の変化等、連続した計測指標にカオス解析を適用し揺ぎの視覚化と分析を試みた。いままで客観化することが難しかった、精神心理学や鍼灸技法(補法と寫法、取穴部位、刺激方法など)に、アトラクターと、リアプノフ指数を導入することで、その影響と経過が観察できる。鍼灸の効果は生体の揺らぎに影響を与え、生体本来が示す状態に引き戻す効果があるようである。また鍼麻酔は上位脳からの制御を遮断し、運動系にも影響していた。氣功、瞑想はよく似たゆったりとしたカオス状態を示し、イメージとはちがうことが脈拍からも判断できた。
  • 西本 真司
    原稿種別: 本文
    1996 年 14 巻 2 号 p. 259-265
    発行日: 1996/09/01
    公開日: 2017/04/25
    ジャーナル フリー
    外気功によって自分自身の意識に反して様々な反応が、気を受けた生体に起こることがある。無意識な反応を西洋医学的に表現すると、自律神経の反応と考えることができる。今回、日本で著名な気功師である中川雅人氏が5年前に開発した外気功効果を持つカセットテープ「音氣」を使用して、述べ466名(総アンケート数1634)に外気治療を行い、その後の反応を調査した。調査内容は、前後の心拍数の変化、Aリラックスの有無、B体温上昇感、C生理的反応(分泌物)、D体動、疼痛変化などである。結果としては、心拍数は高いものは低下し、低いものは上昇するという傾向が認められた。また、B、C, Dに関しては、コントロールに対して有意差がみられた。さらに疼痛有効率は73.6%のデータを得た。自律神経的見地で若干の考察を加え報告する。
  • 山内 正剛, 斎藤 俊行, 山本 幹雄, 平澤 雅彦
    原稿種別: 本文
    1996 年 14 巻 2 号 p. 266-277
    発行日: 1996/09/01
    公開日: 2017/04/25
    ジャーナル フリー
    様々な疾患の患者に対して非接触作用効果を及ぼし、疾患を治癒または治療を補助する能力を有するとされる技術者の存在は古くから議論されているが、その実態は未だに全く不明であり、その存在を疑問視する研究者が多い。われわれは治癒目的に使用可能な非接触作用効果が実在すると仮定すると、薬剤や電離放射線の処理により人為的に傷害を導入したヒト培養細胞のコロニー形成率に及ぼす影響を定量的に調べることにより、非接触作用効果を検出できる実験系の開発が可能であると考えた。予備実験の結果、細胞致死作用を及ぼす薬剤として知られるG418処理による傷害からの回復には非接触作用による細胞増殖回復効果は検出できなかったが、X線照射により放射線障害を導入した細胞において非接触作用の効果による可能性が示唆される細胞増殖回復効果がわずかながら検出された。
  • 樋口 雄三, 小谷 泰則, 樋口 博信, 峰岸 由紀子
    原稿種別: 本文
    1996 年 14 巻 2 号 p. 278-281
    発行日: 1996/09/01
    公開日: 2017/04/25
    ジャーナル フリー
    気功経験者と未経験者を被験者とし、30分間の瞑想を行い、その前後における内分泌及び免疫能の変化を測定した。血漿コルチゾール、アドレナリン、β-エンドルフィン、ドーパミンは減少した。β-エンドルフィンは、経験者の一部において増加した例がみられた。ナチュラルキラー細胞活性は、有意な変化はみられなかった。これらのことから瞑想によって交感神経活動が低下し、脳の活動の低下しているものと考えられる。
  • 田代 学, 向 続戦, 岡村 信行, 石崎 博之, 宮崎 浩, 石井 慶造, 伊藤 正敏
    原稿種別: 本文
    1996 年 14 巻 2 号 p. 282-287
    発行日: 1996/09/01
    公開日: 2017/04/25
    ジャーナル フリー
    高感度、低被曝を特徴とする三次元PETの登場により、一被検者において8回ないし10回程度の繰り返し検査が可能となり、結果として、被検者個々人における脳活動の検出の可能性が生まれた。この新しい測定法によって、気功法実践者における安静時と気功時の脳波と脳血流の相関関係を解析したところ、気功時にはα波の増大、δ波の減少、β波の増大が認められ、特にβ波の変化は前頭、後頭の脳血流との相関関係を示した。さらに本方法の適用可能なテーマとして、サブリミナル認知実験に応用した。視覚刺激の提示時間と脳血流との相関関係についての結果では、提示時間に対して正の相関を示す領域と負の相関を示す領域が検出された。
  • 徳中 荘平
    原稿種別: 本文
    1996 年 14 巻 2 号 p. 288-291
    発行日: 1996/09/01
    公開日: 2017/04/25
    ジャーナル フリー
    著者は、昨年から1年間、Barbara Brennan School of Healing(BBSH)に在籍しました。BBSHの授業内容は、心理療法にエネルギーワークを加えた、Core energeticsやBioenergeticsをBrennanが独自に発展させたものです。Character structures、色々なDefense system、それにchelation、Clear cloud & Clear mucous、Spine cleaning、Brain balanceなどのエネルギーワークについて説明したいと思います。
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