国際生命情報科学会誌
Online ISSN : 2424-0761
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19 巻 , 2 号
選択された号の論文の67件中1~50を表示しています
表紙
編集委員会・著作権
目次
ISLIS
巻頭言
プロファイル
追悼
原著論文
  • Svetlana B. NORINA, Boris B. KOSSOV
    原稿種別: Article
    2001 年 19 巻 2 号 p. 262-270
    発行日: 2001/09/01
    公開日: 2019/04/30
    ジャーナル フリー
    This study established a common law for perception by known sensoric ways and for human electromagnetic sensitivity under ultra weak pulsating magnetic fields. Stimuli distinguished by tested persons were ultra a weak magnetic field, and combined magnetic and light stimuli. possible general mechanisms of interactions were shown between external electromagnetic fields used in magnetic therapy and human electromagnetic fields, particularly, as produced by the aorta-carotid-sinus loop. If external fields were close in intensities and directions to ambient human electromagnetic fields, behavior seemed to be like a superposition of them. The effect of resonant mechanical vibrations was detected and it was found that the time to establish resonant mechanical human skin vibrations as a response of tested subjects could be used as new quantitative reproducible charactristic. It depended on the mutual orientation of an external pulsating magnetic field and the aorta-carotid-sinus loop. But the effect did not depend on the intensity of exposed pulsating magnetic fields in range from 0.1 micro Tesla to 100 pico Tesla under the optimal orientation. This new fact could have a practical application for the optimization of magnetotherapy treatment.
  • 木村 真人, 森 隆夫, 鈴木 博子, 遠藤 俊吉, 河野 貴美子
    原稿種別: 本文
    2001 年 19 巻 2 号 p. 271-278
    発行日: 2001/09/01
    公開日: 2019/04/30
    ジャーナル フリー
    8名の健常成人を対象として, 内田・クレッペリンテストを用いたストレス負荷に対する香りの効果を脳波を用いて検討した。被験者には4種類の香り(ペパーミント, ベルガモット, ラベンダー, サンダルウッド)とコントロールとして空気が暴露された。ストレス負荷によりα帯域の徐波成分が増加し, 皮質の非活性化が起こることが示唆された。ストレス負荷後の香り刺激において, コントロールでδとθ帯域の振幅が増加したが, 他の香りでは徐波の増加はなかった。ペパーミントではβ_1とβ_2帯域の振幅が他の香りに比較して有意の増加していた。これらの結果から, 香り刺激はストレス負荷後の覚醒度の低下を防ぐ効果のあることが示唆された。とくにペパーミントは興奮作用のような覚醒度の上昇を示した。
第12回生命情報科学シンポジウム
  • 原稿種別: 付録等
    2001 年 19 巻 2 号 p. 279-
    発行日: 2001/09/01
    公開日: 2019/04/30
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: Appendix
    2001 年 19 巻 2 号 p. 280-283
    発行日: 2001/09/01
    公開日: 2019/04/30
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    2001 年 19 巻 2 号 p. 284-286
    発行日: 2001/09/01
    公開日: 2019/04/30
    ジャーナル フリー
  • 大島 章嘉
    原稿種別: 本文
    2001 年 19 巻 2 号 p. 287-301
    発行日: 2001/09/01
    公開日: 2019/04/30
    ジャーナル フリー
    標記研究その2では、より大きな計画(場外ホームラン計画と称している)の充実が大きな成果につながることが判明している。本研究ではこの意識の有無の差が成果にどの程度つながるかを実験的に測定し、把握した。更に成果を上げるために何が必要かも明らかにした。また、併せてα波測定時の(1)足もみ効果(2)念仏を唱える成果についても検証した。
  • 李 強, 松浦 義昌, 坪内 伸司, 李 啓明, 清水 教永
    原稿種別: 本文
    2001 年 19 巻 2 号 p. 302-312
    発行日: 2001/09/01
    公開日: 2019/04/30
    ジャーナル フリー
    本研究は、少林内功試行時における生理的動態を明らかにするため、呼吸循環器系機能の反応を分析した。被験者は、少林内功の修練年数40年以上の経験を持つ55歳の男性1名である。少林内功試行中の心拍レベルは、最大心拍数66%〜77%の範囲を示し、酸素摂取量は31%〜45%の範囲であった。主観的運動強度は、レベル4〜6の範囲であった。血中乳酸濃度は、安静初期値より少林内功によって2.8〜4.0mmol/lの増加が認められた。換気量は、安静初期値に対し15.4l/minの増加が認められた。呼吸効率は、安静初期値に対し9.5ml/lの増加が認められた。血圧および呼吸数は、安静時に対しほとんど変化が認められなかった。以上より、少林内功試行は、最大等尺性筋収縮を行いながらも、自然呼吸によって呼吸効率を向上させていることが明らかとなった。また、少林内功は、最大等尺性筋収縮時に認められる収縮期血圧の上昇を抑制し、呼吸数の変化も認められないことから、内臓系反射の働きに何らかの影響を及ぼすものと推察できる。
  • 樋口 雄三, 河野 貴美子, 小谷 泰則, 林 義貢, 樋口 博信, 佐藤 眞志, 百瀬 真一郎
    原稿種別: 本文
    2001 年 19 巻 2 号 p. 313-320
    発行日: 2001/09/01
    公開日: 2019/04/30
    ジャーナル フリー
    気功法の異なるレベルの高い気功師3名により遠隔送気を行い、約2〜4km離れたそれぞれ2名づつの受信者における静脈血中のナチュラルキラー(NK)細胞活性、インターロイキン-2(IL-2)、CD4/CD8などの変動を測定した。遠隔送気40分後においてNK細胞活性は対照群に比し有意に増加した。IL-2は遠隔送気直後で増加傾向を示した。CD4/CD8は遠隔送気40分後において減少した。これらのことから遠隔送気時においても対面時と類似した変化が認められ、遠隔送気により受信者の免疫能が向上していることが示唆された。
  • 山本 幹男, 小久保 秀之, 河野 貴美子, 木戸 眞美
    原稿種別: 本文
    2001 年 19 巻 2 号 p. 321-328
    発行日: 2001/09/01
    公開日: 2019/04/30
    ジャーナル フリー
    著者らは2001年6月4日-18日の2週間にわたってアメリカ・カナダの2ヶ国を訪問し、特異認知・特異作用を専門とする研究機関の視察と第20回科学的探索学会大会(SSE大会)への参加を行った。SSE大会は約40件の発表があったが、日本の研究と共通するテーマの研究も多いので、研究交流の促進を図ることが有益と思われた。北米の研究機関では、ヒーリング研究や、磁気刺激による変性意識状態の誘導実験、乱数発生器を使用した心-物質間相互作用の研究が盛んに行われており、また、インターネットを用いた地球規模の実験プロジェクトも展開されていた。実験室・文献資料室などの研究環境の充実に加え、過去の膨大な実験データもデータベース化されており、広範囲にわたる研究基盤整備が行われていた。日本でも、実験設備の早急な整備と、その設備を用いたより質の高い研究の実施が必要と思われた。
  • 世一 秀雄, 小久保 秀之, 山本 幹男
    原稿種別: 本文
    2001 年 19 巻 2 号 p. 329-338
    発行日: 2001/09/01
    公開日: 2019/04/30
    ジャーナル フリー
    本研究では、人体近傍の磁場および静電気を常温で精度よく測定するシステムを開発し、予備測定を行った。手掌部を覆う小型磁気シールドケース(2重箱構造)を用いた従来のシステムの課題であった。センサ部と被験者の手を非接触状態に保つ固定法、測定中の磁気シールドケースの変形、磁気シールドケース内の強制換気および3軸ホール素子磁力計の増設について改善した。また、手掌部以外の磁場や静電気を測定できるよう、被験者の背後に3軸専用に改良したフラックスゲート磁力計、静電気測定器(振動容量方式)を増設した。今回開発した測定系を用いて一般人(8名)、気功師・気功訓練者(2名)の予備実験を行った。磁場および静電気測定の結果、1nT/min以上の磁場の揺らぎ、0.001kV以上の静電気の変化は見られなかった。背景雑音測定の結果では、全身を覆う磁気シールド室の無い状況下での手掌部以外の磁場測定には、アーティファクトのデータベース化が必要であることを確認した。
  • 青木 孝志
    原稿種別: 本文
    2001 年 19 巻 2 号 p. 339-350
    発行日: 2001/09/01
    公開日: 2019/04/30
    ジャーナル フリー
    一端を短絡したシールド線を円筒に巻き、他端から電流を導入することにより、周囲の空間に干渉相殺場を作った。この場は磁気およびベクトルポテンシャル場を含まない場である。この干渉相殺場をヒトに照射した結果、皮膚の電気活動が有意な変化を示した。これは自律神経に影響があることを示唆している。また、ラットのカラゲニン浮腫への影響は照射する場の強度(電流値)に有意に依存する結果が得られた。従って、この干渉相殺場は、磁場およびベクトルポテンシャン場が干渉により相殺しているとはいえ実質的に影響力をもつ実在であると考えられる。
  • 足達 義則, 青木 孝志, 吉福 康郎
    原稿種別: 本文
    2001 年 19 巻 2 号 p. 351-358
    発行日: 2001/09/01
    公開日: 2019/04/30
    ジャーナル フリー
    トロイダルコイルが作るゲージ場が非生命体である水溶液(ミネラル水およびこの水を用いた水出し煎茶、水出しコーヒー)に及ぼす影響について、紫外可視吸収スペクトルと赤外スペクトルを用いて検討した。その結果、特に赤外吸収スペクトルに顕著な変化を見出した。赤外吸収スペクトルは分子の運動と関連しており、トロイダルコイルによるゲージ場が水のクラスターに対し何らかの影響を及ぼした可能性が示唆された。
  • Soonshik SHIN, Heejung KANG, Yongseok CHUNG, Kwangbin SONG, Kyeongcheo ...
    原稿種別: Article
    2001 年 19 巻 2 号 p. 359-366
    発行日: 2001/09/01
    公開日: 2019/04/30
    ジャーナル フリー
    The study of ki in East Asia(South Korea, China, Japan)is mostly concerned with human health, disease and bio-information. The study of health and bio-information is investigated by theoretical and practical methods for meditation, qigong, bio energy(life energy), psychic response and physical response. A meta analysis of research groups can prevent error in research experiments, and improve the efficiency of future research by knowing previously tried methods. We analyzed the equipment and the"ki-ology"trends of Asia(South Korea:Korea Jungshin Science Association;China:Chinese Society of Somatic Science;Japan:International Society of Life Information Science(ISLIS)), and then established an electronic documentary journal for these three countries in the form of a database(DB).
  • 伊藤 正敏, 遠藤 雅俊, 金沢 素, 力丸 尚, 三宅 正泰, 鄭 明基, 山口 慶一郎, 福土 審
    原稿種別: 本文
    2001 年 19 巻 2 号 p. 367-372
    発行日: 2001/09/01
    公開日: 2019/04/30
    ジャーナル フリー
    大腸経の重要点である合谷に対して経皮電気刺激による刺激を行い、その際の脳血流変化をポジトロン断層装置で画像化した。成人男子9名でTENS刺激+ブザー音を70秒間加える条件に対してブザー音のみ、無刺激をコントロールとしてSPM99を用いた画像的統計解析を行った。TENS刺激により視床、帯状回、網様体、前頭葉眼窩回, 中心後回の賦活が観察された。TENS1分後には帯状回、中心後回、小脳半球外側部が、3分後には小脳半球外側部のみが賦活された。この結果は、合谷に対するTENS刺激によって、感覚(痛覚)の経路(視床)、情動系(帯状回)および感覚系(中心後回)が賦活されたことを示している。
  • 原口 鈴恵, 小竹 潤一郎, 陳 偉中, Dmitri V. PARKHOMTCHOUK, 張 トウ, 山本 幹男
    原稿種別: 本文
    2001 年 19 巻 2 号 p. 373-380
    発行日: 2001/09/01
    公開日: 2019/04/30
    ジャーナル フリー
    バイオフォトンは、生体や物質から自発的に放射される極めて微弱な発光である。本研究では、バイオフォトン・イメージング・システムを用いて、意識集中による指先のバイオフォトン変化の測定を試みた。測定は健康な一般人7人について1試行10分間の意識集中とコントロールとして1から100まで数えるという軽作業とを3回ずつ行った。その結果、意識集中により指先のバイオフォトン強度が確認され、意識集中による変化は被験者によって上昇する者と下降する者の2種類に分類された。
  • 印藤 裕雄
    原稿種別: 本文
    2001 年 19 巻 2 号 p. 381-388
    発行日: 2001/09/01
    公開日: 2019/04/30
    ジャーナル フリー
    本実験の目的は、未だ十分な確証の得られていない、生体の情報システムとしての経絡の作用機序解明である。年齢11歳より80歳、男女12名の手足の経穴へ非接触的に発光ダイオード(LED)による照射を行い、AMIの各パラメータに現れる反応を調べた。被験者の臨床上の変化に注意を払って解析を行い、負荷する波長の違い、また負荷する時間によっても生体反応の異なることを確認した。末梢神経系およびその受容器に直接刺激を与える事無く、微少な光信号によってこれらの実験結果を得られたことは、神経系の作用に拠らない、隠されたシステムとしての経絡の存在を示唆するものである。
  • 小久保 秀之
    原稿種別: 本文
    2001 年 19 巻 2 号 p. 389-396
    発行日: 2001/09/01
    公開日: 2019/04/30
    ジャーナル フリー
    写真、フォトダイオード、光電子増倍管などの光検出系を用いた日本・中国の特異現象研究は1)光を発生させる、または光が発生したのと同等の現象を起こすことを課題・目的とした研究、2)透視・念力などの課題遂行時に付随的に発生する光の検出を目的とする研究、3)生体に対する特異効果を生物フォトンで観測する研究、4)光電子増倍管の暗電流変化など、光検出装置の特性の一部を利用する研究とに分けることができる。結果、特異現象に伴って発生する異常効果は、標的周辺に出現する異常光に被験者周囲の環境光が影響する、被験者の身体近傍でも光検出器が反応するという共通性をもつ可能性が示唆された。
  • 沈 再文
    原稿種別: 本文
    2001 年 19 巻 2 号 p. 397-402
    発行日: 2001/09/01
    公開日: 2019/04/30
    ジャーナル フリー
    近年、外気などの気エネルギーを利用した治療法について、関心が高まっている。外気治療法は中国伝統医学の治療法の一つで、長い歴史をもつ。特にこの三十数年間、急速に発展してきた。難病など多数の病気に応用されていることが、多くの臨床報告にみられ、多数の科学的実験の結果も発表されている。しかし、外気治療法に対して、解明されない面もあり、多くの異論が寄せられている。外気治療がより正しく理解され、発展するために、本講演は、外気治療法についての歴史や現状、臨床治療、研究報告から、それらの特徴や注意点などについて紹介する。
  • 町 好雄, 劉 超
    原稿種別: 本文
    2001 年 19 巻 2 号 p. 403-
    発行日: 2001/09/01
    公開日: 2019/04/30
    ジャーナル フリー
  • 町 好雄, 劉 超, 藤平 光一, 石崎 俊明, 浜岡 勤, 古田土 節夫
    原稿種別: 本文
    2001 年 19 巻 2 号 p. 404-410
    発行日: 2001/09/01
    公開日: 2019/04/30
    ジャーナル フリー
    氣合氣道の氣を調べるために、折れない腕という実験を行った。これは氣が力ではないということを見せるために行われる方法であるが、この時の生理的測定を行った。その結果、氣の状態における場合でも力を利用場合に比べ交感神経系の活動を半分程度で行っていることが分かった。この報告では気で阻止する場合に息を吐いていることがわかった。これが氣の力に結びついていると考える。力の場合は息を止めて力を出しているのとは全く異なる。
  • 町 好雄, 劉 超
    原稿種別: 本文
    2001 年 19 巻 2 号 p. 411-425
    発行日: 2001/09/01
    公開日: 2019/04/30
    ジャーナル フリー
    透視実験を行い、各種の生理測定を行い、透視という現象がどのような状態であるかを測定した。その結果、交感神経系を活発にしておいて、瞬間に副交感神経系を強めていることがわかった。この時には、首と額における血流が増加していることが分かった。さらに血圧の増加も見られ、血中酸素濃度が減少することも分かった。このような能力を発揮する時にはGSRのデータ中に振動現象が見つかった。この現象が表れる時は脳波トポグラフから視角野と前頭葉が活発になりそれらの場所の電位が瞬間的に上昇し、2ケ所の場所の活動が接続することが観測された。特に前頭葉では右脳側の活動が高くなった時に生理データが大きく変化することがわかった。
  • 三浦 於菟
    原稿種別: 本文
    2001 年 19 巻 2 号 p. 426-436
    発行日: 2001/09/01
    公開日: 2019/04/30
    ジャーナル フリー
    東洋医学理論では、健康に保とうとする生命力・抵抗力正気、健康を乱し病気をもたらすものを邪と呼ぶ。邪には、外界の自然現象と体内に発生する邪の二種類がある。発病の機序・病態の基本的把握・治療原則などは、この正気と邪という概念で理論化される。発病は以下の二つの状態で出現する。(1)正気が弱い(正気不足)であり、これを虚証と呼ぶ。(2)邪が正気より強い場合である。(2)は更に、正気が正常な場合と正気が弱い場合の二つの別れる。前者を実証と呼ばれ、後者は実証+虚証(虚実錯雑証)となる。この実証と虚証が基本的病態把握である。実証は邪を取り去る(示去邪法)、虚証では正気を補う(補法・扶正法)事が治療原則となる。
  • 山本 幹男, 小久保 秀之, 古角 智子, 原口 鈴恵, 張 トウ, 田中 昌孝, パルホムチュク デミトリ V., 相馬 隆郎, 河野 貴 ...
    原稿種別: 本文
    2001 年 19 巻 2 号 p. 437-452
    発行日: 2001/09/01
    公開日: 2019/04/30
    ジャーナル フリー
    「遠当て」と呼ばれる現象では、武道や気功熟練者(送信者)が非接触で離れた相手(受信者)を激しく後退させる。当研究グループは、送信者と受信者のペアを離れた別室に隔離して、通常の感覚伝達を遮断した無作為・2重盲検実験で、暗示等の心理効果を取り除いても、この現象や生理変化が見られるかを、多数回試行し、実験してきた。日常「遠当て」的訓練をしてきた最初のペアでは、(受信時刻-送信時刻)の時刻差の頻度分布に、0秒付近で大きなピークが形成され、本現象が、統計的有意に生起することを、脳波や皮膚伝導度などの生理変化を含め、1996年以来本誌などで発表してきた。本報では以下を報告する。襲う者は殺気を感じさせない、襲われる者は事前に殺気を感じ防ぐ、という訓練を日常長年してきた上記と別の武道熟達者のペアによる、同様な「遠当て」実験を行った。その結果、時刻差の頻度分布に、時刻差が-41(p=3.7%)、0(13.4)、+36秒(1.3)付近に3つの大きなピークが形成された。ポアソン上側検定結果を括弧内に示す。両側の2つのピークは5%有意である。これらの形成は、本実験前には予想が困難であった。未知な情報伝達機構の存在が示唆される。本実験で行われた、脳波、心拍、手の温度、皮膚電気伝導度に関しては、本号中の本報の次に、5編が続いて掲載されている。
  • 河野 貴美子, 山本 幹男, 小久保 秀之, 田中 昌孝, 張 トウ, 古角 智子, 相馬 隆郎
    原稿種別: 本文
    2001 年 19 巻 2 号 p. 453-457
    発行日: 2001/09/01
    公開日: 2019/04/30
    ジャーナル フリー
    昨年の報告に続き、遠当てにおける受け手の脳波を解析した。遠当てを行う二人をそれぞれ別室に離し、1試行80秒間内のランダムに指定された時刻に、仕掛ける側は「気」を発信する。受け手は電磁シールドルーム内にて「気」を感じた時刻(感受時)を押しボタンで知らせ、送信時、感受時の各マーカー信号を脳波と共にデータレコーダに記録した。2日間にわたり全108試行を行い、送信直前、送信中、送信直後、感受直前、の4箇所、各5.12秒間の脳波を解析した。その結果、受け手が気を受けたと思った時刻より、実際に送気された時刻に、α波平均振幅の前頭/後頭比(Fz/O_2)が有意に大きく(p<0.05)、前頭・後頭間α波位相差は顕著に小さくなることがみられ(p<0.0001)、昨年の結果を統計的に裏付けるものであった。
  • 張 トウ, 山本 幹男, 小久保 秀之, 河野 貴美子, 田中 昌孝, 古角 智子
    原稿種別: 本文
    2001 年 19 巻 2 号 p. 458-465
    発行日: 2001/09/01
    公開日: 2019/04/30
    ジャーナル フリー
    通常の感覚伝達を遮断した2部屋に武道熟達者2名(送信者と受信者)を個別に隔離し、送信者から受信者へ遠隔作用を及ぼすという課題において、その送信時刻と受信時刻を記録し、送信者、受信者それぞれの各種生理変化も同時に測定した。本報告では、受信者脳波のθ、α帯域に関して、送信時刻の前後5秒間、計10秒間の、1秒毎の平均振幅の時系列変動を、安静閉眼時、実験中非送信時と比較分析した。安静閉眼時に比較し、θ波平均振幅はC_4、T_6極において有意に小さくなり、α波平均振幅はFp_1, Fp_2及びT_5極において有意に増大した。一方、実験中非送信時時間帯との比較では、α波平均振幅がT_5極に有意に増大し、T_6, O_1, O_2極に有意に小さくなる結果が得られた。
  • 田中 昌孝, 山本 幹男, 小久保 秀之, 古角 智子, 張 トウ, パルホモチュク デミトリ, 河野 貴美子, 相馬 隆郎
    原稿種別: 本文
    2001 年 19 巻 2 号 p. 466-472
    発行日: 2001/09/01
    公開日: 2019/04/30
    ジャーナル フリー
    日本古来の技、「遠当て」に関する二重盲検実験を行い、受け手の心拍分析をした。筆者らは武道熟達者二名を別室に分離隔離し通常の情報伝達を遮断した状態で、一方の被験者(送信者)にランダムに80秒間に一回、送気させ、これを他方の被験者(受信者)に受気させる試みを行わせた。この時、被験者の送信時刻と受信時刻、及び各種生理測定を行った。受信者の心電R-R間隔を測り、送信時刻前後と受信時刻前後の心拍変動を解析した。その結果、送受時間差5秒以内の試行において、送信時刻の前と後15秒間のR-R間隔変動係数に有意差が見られた。また、受信時刻についても同様となった。
  • 陳 偉中, 小久保 秀之, 古角 智子, 張 トウ, 原口 鈴恵, 河野 貴美子, 山本 幹男
    原稿種別: 本文
    2001 年 19 巻 2 号 p. 473-479
    発行日: 2001/09/01
    公開日: 2019/04/30
    ジャーナル フリー
    相手の攻撃気配を前感知する武道を40年間ペアで練習してきた2人が遠隔作用実験を行った。実験では、2人を離れた別室に隔離したため、通常の対人情報伝達ルート(視覚、聴覚など)を遮断された。実験中は、無作為・二重盲検条件で1試行80秒間内に1回、送信者が受信者に「攻撃の気」を発する。生理データの1つとして、受信者左手労宮部位の皮膚表面温度をサーミスターで測定した。分析として、送信時刻前後の時間帯の温度変化平均値の差を検定した。その結果、送信時刻の1秒前において、前後2秒間の温度変化平均値の差は統計的に1%以下と有意になった。
  • 小久保 秀之, 山本 幹男, 山田 久美子, 河野 貴美子, 相馬 隆郎, 田中 昌孝, 張 トウ, 福田 信男
    原稿種別: 本文
    2001 年 19 巻 2 号 p. 480-487
    発行日: 2001/09/01
    公開日: 2019/04/30
    ジャーナル フリー
    筆者らは、40年以上武道を練習した武道熟達者2名を通常の情報伝達を遮断した部屋に個別に隔離し、一方(送信者)から他方(受信者)へ対人遠隔作用が及ぼされたときの受信者に生じる生理変化を測定した。送信者は電磁シールド室内の受信者に向かって、1試行80秒間に1回、無作為・二重盲検条件で送信動作を行い、受信者の皮膚コンダクタンス変化を、直流0.5V定電圧通電法、サンプリングレート200Hzで測定した。実験の結果、受信者皮膚コンダクタンスの平均変化率が送信時刻で変わったことが見出された。また、同時に実施した矢田部・ギルフォード性格検査(Y-G検査)と東大式エゴグラム(TEG)による被験者の性格特性分析の結果は、Y-G検査では両者ともD類(安定積極型)、TEGでは受信者はFC優位型(自由奔放タイプ)、送信者は台形型(マイホームタイプ)であった。
国際生命情報科学会
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