国際生命情報科学会誌
Online ISSN : 2424-0761
Print ISSN : 1341-9226
ISSN-L : 1341-9226
34 巻 , 2 号
国際生命情報科学会誌
選択された号の論文の45件中1~45を表示しています
編集委員会・著作権
目次
シンポジウム情報
巻頭言
  • 山本 幹男
    2016 年 34 巻 2 号 p. 105-108
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/12/01
    ジャーナル オープンアクセス
    今回の第42 回生命情報科学シンポジウムは、第10 回の合宿記念として、「癒しと不思議の科学」を主テーマとして掲げ、2016 年8 月26-29 日(金~月)に長野県佐久市「春日温泉」の「かすがの森」にて、地元の協力や佐久市の後援を得て、国際生命情報科学会(ISLIS)が主催する。学術発表・臨床報告・講演と共に、一般人も大いに含め楽しめる、実践的なセミナー・ワークショプ・体験報告・実演・実技指導も多い。また、ヒーリングスポットなどのツアーもある。多くの参加・入会を期待する。本学会は生命情報科学シンポジウムを、春には、主として大学内で主催し、2007 年依頼、夏には合宿形式で、2015 年長野県伊那市(後援)延べ100 名超、2014 年山梨県北杜市(後援)延べ500 名超、の参加にて開催してきた。 国際生命情報科学会(ISLIS)は、昨2015 年に創立20 周年を祝し、新たな歴史を歩み始めた。ISLIS の設立趣意は、物質中心の科学技術から、こころや精神を含んだ21 世紀の科学技術へのパラダイム・シフト(枠組革新)を通じ、人間の「潜在能力」の開花により、健康、福祉、教育と社会および個人の幸福や心の豊かさを大きく増進させ、自然と調和した平和な世界創りに寄与する事である。ISLIS は1995 年の創立来21 年、現在の科学知識の延長で説明が出来そうも無い不思議なこころや精神を含んだスピリチュアル・ヒーリング、気功、潜在能力、超心理現象などの存在の科学的実証とその原理の解明を追求して来た。 この間に、生命情報科学シンポジウムを、韓国やブラジルでの開催や10 回の合宿形式を含め、42 回主催し、英文と和訳付の国際学会誌Journal of International Society of Life Information Science (J.Intl.Soc.Life Info.Sci. or Journal of ISLIS)を年2 号定期発行し、総計6,000 頁以上の学術論文と発表を掲載し続けてきた。また単行本「潜在能力の科学」も出版した。この間に、不思議現象の存在の科学的実証に多くの成果を挙げた。しかし、その原理の解明は世界的にもほとんど進んでいなく、今後の課題である。 本学会は現在、世界の11 カ所に情報センターを、15 カ国以上に約230 人の会員を、擁している。
原著論文
  • 小久保 秀之, 河野 貴美子
    2016 年 34 巻 2 号 p. 109-119
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/09/10
    ジャーナル オープンアクセス
    筆者らはスキンケア美容液の顔面塗布によって起こるリラックス効果を脳波変化で捉えることを試みた。実験は2015年7月から8月に実施し、平均粒子径10nmの白金コロイドを200ppm含有する美容液(実験試料)と白金コロイドを含まない美容液(対照試料)を用いた。実験協力者は白金コロイドを含有する化粧品を常用する群(使用群、女8名、平均年齢43.1歳)とそれの使用経験のない群(未使用群、女8名、平均年齢40.6歳)とし、美容液0.45gを顔面に塗布する前後の脳波のアルファ波平均パワーを単純盲検条件で測定した。試料のもたらす効果の評価には、初期安静のアルファ波平均パワーを基準として実験協力者ごとの相対変化をdB表示で解析する手法を採用した。また、美容液を塗布する前にストレス課題を実施した。結果、使用群、未使用群とも、対照試料塗布後のアルファ波平均パワーは初期安静の水準に回復した。実験試料の場合、未使用群の塗布後のパワーは初期安静の水準に回復したが、使用群はさらに0.56dBまで増大した。白金コロイド含有美容液は、化粧行動と美容液基剤によるリラックス効果に加え、白金コロイドによるリラックス効果も持つことが示された。ただし、白金コロイドの作用機序の詳細は不明であり、今後の研究が必要と考えられた。
研究発表
  • いとう たけひこ, 三浦 楓子
    2016 年 34 巻 2 号 p. 120-125
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/12/01
    ジャーナル オープンアクセス
    【目的】臨死体験とは、心停止から蘇生した人が体感する体外離脱(幽体離脱)などの科学では解明しきれていない体験である。その報告は多い。臨死体験には人類共通の普遍性と文化の違いによる特殊性があると考えられる。本研究ではこの共通性と文化差とを検討したい。臨死体験中に体験したことの表現から臨死体験の世界を考察する。【方法】立花 隆(2001)『証言・臨死体験』(文春文庫)に掲載されている有名人の臨死体験の事例とウェブサイト「臨死体験/臨死共有体験の掲示板」の臨死体験記録をテキスト化しText Mining Studioを用いてテキストマイニングの手法により単語や係り受け表現などの分析を行い、他の文化圏との特徴の比較をおこなった。【結果と考察】日本人の臨死体験における特徴的な単語として「川」と「花」の両方とも、22名中、各12名が証言している。過半数の体験者にみられた特徴と言えよう。日本人に多く表現される「川」が、西洋にみる光とトンネルとの関連で考察された。しかし、他の文化圏にみられる表現との共通性も同時に指摘された。
  • 大槻 麻衣子, いとう たけひこ
    2016 年 34 巻 2 号 p. 126-132
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/12/01
    ジャーナル オープンアクセス
    ある私立大学において、2016年5月に特別講師・共同研究者として第一著者が「自分の中に答えを見つける&quto;イメージ療法&quto;」(言い換えれば、脳と心臓を同期させるコヒーランス瞑想により潜在意識から洞察を得る自己成長のためのプラクティス)と題して大学生への90分の特別講義を行った。その内容と、受講者の感想の質問紙調査の分析結果を報告する。授業の内容は、脳と心臓を同期させるコヒーランス瞑想により潜在意識から洞察を得る自己成長のための理論の説明とプラクティスであった。本報告では、第一に、米国ハートマス研究所で開発されたコヒーランス瞑想によるイメージ療法の概要を紹介する。第二に、受講者の質問内容や感想をテキストマイニングで分析することにより、大学生の悩みや希望、ニーズについてより良く知り、新しい授業の在り方や、学生の潜在能力を引き出すためのより効果的な支援の仕方へのヒントを得ることを目標とする。
  • 小久保 秀之
    2016 年 34 巻 2 号 p. 133-152
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/12/01
    ジャーナル オープンアクセス
    デジタルネイティブ世代とも呼ばれる日本人大学生の他者信頼と特異体験(不思議体験)を検討した。分析データは前報の有効データ285件にその後の調査で取得した有効データ586件を加えた計871件(男330人、女541人)で、女子大の学生300人(群A)、男女共学大学の女子大生241人(群B)と同大学の男子大生330人(群C)の3群に分けて比較した。結果、群によって回答傾向の異同が見られた。肯定的・楽観的回答率の群間の差は特異体験では10ポイント以内であったが、信頼に関する2項目では差は10ポイントと24ポイントであった。群間の多重比較(Scheffe)で肯定的・楽観的回答率に有意差がなかった項目は、信頼に関する1項目、既視感、金縛り、予感、死者気配、第六感信奉、その他の体験で、これらは比較的安定と考えられた。また、テレパシー・透視・体脱体験で弱い正の相関と群間の差が見られた。
研究要旨
  • 西本 真司
    2016 年 34 巻 2 号 p. 153
    発行日: 2016年
    公開日: 2017/04/25
    ジャーナル オープンアクセス
    癌の統合医療として星状神経節ブロック、糖質制限食、漢方薬、気功などと低分子化フコイダンを組み合すことでより良い臨床経過を示す症例を以前の症例に加えて報告する。①5 年以上の経過のある80 歳男性、肝臓がんステージIV 症例、②65 歳女性、肺がんIII、4 年前に右肺上葉切除、その後分子標的薬、抗がん剤治療で様子観察の2015 年9 月胸水++の状態から改善症例、そして③経過は5 年に満たないがアポトーシスの指標の抗p53 抗体が明らかに低下した60 歳女性乳がんステージIIA に関しては、統合医療3 日断食療法での自律神経調節能、血管年齢の変化、ケトン体データ変化について報告する。④73 歳再発膵臓がんステージIII のセロトニン、アディポネクチン、ケトン体データ、その経過からのメッセージを今後の医療の良き提言として考察し、当院での4症例を報告したい。
講演
  • 高木 治, 坂本 政道, 世一 秀雄, 小久保 秀之, 河野 貴美子, 山本 幹男
    2016 年 34 巻 2 号 p. 154-161
    発行日: 2016年
    公開日: 2017/04/25
    ジャーナル オープンアクセス
    ピラミッド効果を科学的に究明し応用する、これが我々の目的である。2013年、我々はピラミッド型構造物(pyramidal structure: PS)の頂点に置かれた生体センサ(キュウリ切片)に対する非接触効果を、ガス測定法による厳密な実験と解析によって非常に高い統計精度で実証した。2015年、瞑想後のピラミッド型構造物内に瞑想者が居なくなった状態で、非接触効果を十数日間という非常に長期にわたって検出した。この実験結果から&quto;ピラミッド型構造物が関与した遅延を伴う特異な非接触効果&quto;という全く新しい現象の存在を実証した。2016年、ピラミッド型構造物で発見された特異な現象に関する発生要件を明らかにした。瞑想者とPSの実験条件を変化させておこなった検証実験の結果、瞑想期間では瞑想者の有無、PSの有無に関わらず、非接触効果が検出できないことを実証した。さらに瞑想期間にPS内に瞑想者が居たという条件の時にのみ、瞑想期間後に非接触効果が有意に検出されることを実証した。この研究成果は、2015年に提案した非接触効果の発現に関するピラミッド効果の仮説の正当性をより高める結果となった。
  • 河野 貴美子
    2016 年 34 巻 2 号 p. 162
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/12/01
    ジャーナル オープンアクセス
    植物も含め地球上のすべての生物は、太陽とその周りを公転する地球の環境に合わせて自らの生命を制御し、活動を営んでいる。動物における自律的・統合的な制御機構として自律神経システムが生まれ、進化してきた。ヒトは母親の胎内で、生命進化の全過程をたどって誕生するといわれるが、早期産児では時に自律神経バランスが未成熟の可能性も考えられるとの報告もある。また気の感覚や、ヒーリングにおける皮膚表面へのごくわずかな刺激などは、体性感覚刺激として脳の感覚野へ投射されるより、自律神経がまず反応を促されている可能性はないだろうか。今回の報告では、発達障害児における課題遂行時の脳波と自律神経バランスを定型発達群と比較検討したデータや、皮膚へのテーピングと自律神経機能の関係性を調べたデータなどから、精神活動の座である脳と内臓諸器官機能の相互調節に働く自律神経系の機能を合わせ検討しながら、生命における自律神経システムの働きについて考えてみたい。
第42回生命情報科学シンポジウム
国際総合研究機構(IRI)
国際生命情報科学会 (ISLIS)
Journal of ISLIS
feedback
Top