民族衛生
Online ISSN : 1882-868X
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22 巻 , 4 号
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
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  • 近内 康夫
    22 巻 (1955 - 1958) 4 号 p. 95-98,A7
    公開日: 2010/11/19
    ジャーナル フリー
    1.前報と同様な方法でサッカローゼを用い中等度労働作業者20名について昼食の前後各30分乃至1時間に甘味感受性を検査した.すなわち食前は血糖が食前の被検者固有水準にあるべき時期をとり,食後は血糖値が食餌性高血糖を現わす時期をねらつたものである.昼食前後の変動は甘味答申率(正答率)と採点方式とを併用して調べた.
    2.甘味感受性には食事の前と後とで有意の差が認められない.
    3.従つて前報に報告した夕に至つては甘味感受性が増すという結果は食事の関係に影響されていないものと考えられる.
    4.昼食前後の正答数の差は増加,減少,不変のうち不変が多い.すなわち食前食後で血糖値が異つている筈であるにも拘らず甘味感受性の変化は確証できない.
    5.喫煙の習慣と甘味感受性の変化との間にも有意の差はみられない.
    6.自覚症候としての疲労感は昼食の前と後とで全く変化を認めない.
    7.従つて前報に於て報告した疲労による甘味感受性の上昇という結果は食前食後というような検査時期に影響されたものではない.即ちこの点に顧慮なく,この方法を集団の疲労検査として用いることが出来る.
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  • 近内 康夫
    22 巻 (1955 - 1958) 4 号 p. 99-101,A7
    公開日: 2010/11/19
    ジャーナル フリー
    甘味感受性と血糖値との関係の有無を確かめるために血糖値を測定した.その結果明かになつたことは,
    1.昼食攝取によつて生ずる血糖値の動揺(上昇)は甘味感受性に影響を与えない.
    2.作業負荷後の甘味感受性の増大は20%葡萄葡40cc靜脈内注射によつて血糖値の著しい低下を起しても,それに関係なく平常の通り現われる.
    3.平常の条件では作業後の血糖値は72~90(平均82.5)mg/dlで正常範囲にあり,低血糖を起していない.
    4.従つてわれわれが問題にしている作業後の甘味感受性の増大の原因として血糖水準の低下を想定することは出来ない.また著者が実験した範囲内では血糖水準の動揺は甘味感受性のかかる変化に関係がない.
    5.中等度作業従事者の午後空腹時の注射後30分の血糖値の低下は著しい.
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  • 古畑 宏
    22 巻 (1955 - 1958) 4 号 p. 102-110,A3
    公開日: 2010/11/19
    ジャーナル フリー
    体位血圧反射の成績を支配する奏効性因子には,心臓と血管系とがあるが,本研究では心臓に重点をおいてしらべた.安靜立位,臥位,立位と姿勢を変換するとき,レントゲン透視及び写真から,25名の成人につき心臓横径及び搏動幅を逐時的測定を行い,あわせて,体位変換時の血圧を測定した.その結果,次の事が知られた.
    (1)安靜立位から臥位にするとき,心臓横径及び搏動幅の増大,臥位から再び立位にするとき,横径及び搏動幅の減少が見られた.とくに搏動幅は臥位から立位へ変換直後,安靜立位の値よりも低下し,その後次第に安靜立位の水準に近づく.
    (2)体位血圧反射の調整の良い群と,不良の群とに分けて観察するとき,調整の良い群では,収縮期,弛緩期の横径はほぼ平行して変化し,臥位から立位変換直後の搏動幅の減少は軽度で,その復旧もすみやかである.これに対し調整不良の群では,収縮期,弛緩期の横径は必らずしも平行せず,旦つ臥位から立位変換直後の搏動幅の減少は大きく,その復旧がおくれる.
    (3)これらの事から,体位血圧反射の成績'を支配するものとして心臓搏出量が大きい役割をもつていることを推定した.
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  • 山内 美子
    22 巻 (1955 - 1958) 4 号 p. 111-118,A4
    公開日: 2010/11/19
    ジャーナル フリー
    1.地方の女子短期大学学生中,正常者4例につきクレペリン内田法による精神作業検査を行つた.時間の信号方法として通例の口頭でするもののほかに,特に考案した信号時計を用いる方法を試みた.検査は2週間に亘つて4回,その第1,3回は口頭信号,第2,4回は時計信号によつた.
    2.口頭信号と時計信号とでは初頭努力の現われ方に差のある場合が認められた.すなわち口頭信号では初頭努力の著しくない場合およびこれを欠く場合があつたが,時計信号ではそのようなことを見なかつた.
    3.その他の点では口頭信号と時計信号とで取り立てて云うべき差異は認められない.
    4.個々の場合の作業曲線の中にも,また集約的な4人の平均作業曲線(特に時計信号の場合の)にも休憩前作業の途中に一過性の高まり(小丘形成と呼んだ)が見られる場合がある.このような作業能力の動揺は正常的なものと考える.
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  • 宮坂 五一郎
    22 巻 (1955 - 1958) 4 号 p. 119-133,A4
    公開日: 2010/11/19
    ジャーナル フリー
    以上の総括するに,体質人類学的に最も価値の高い諸形質の測定成績,特に他の測度や指数(顏面や四肢)を合せての綜合観察,すなわち平均型差の比較考察によると,岩代熱海地方住民は,加賀山地,加賀平地及び東海地方人と似ており,この意味で「中通り」として往時,北陸,東海地方と交通があり,国家経営上,この地に移住するものがあつたとする同地方の伝説や口碑が或る程度信頼性があることを我らに知らしめると共に,客観的事実の証明を目的とする体質人類学的観察がこれを裏付けた結果になつた.特に頭長幅指数については,加賀,能登の如き長頭型の民種基盤が過去数千年に亘る周囲民種との交通や混血によつても全くはくずれ去つていないことは甚だ興味がある.
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  • 22 巻 (1955 - 1958) 4 号 p. 134-139
    公開日: 2011/02/18
    ジャーナル フリー
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