堆積学研究
Online ISSN : 1882-9457
Print ISSN : 1342-310X
検索
OR
閲覧
検索
68 巻 , 2 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
    • |<
    • <
    • 1
    • >
    • >|
カバー・ストーリー
論説
  • 金井 豊
    68 巻 (2009) 2 号 p. 91-103
    公開日: 2010/07/26
    ジャーナル フリー
    東アジア地域の淡水湖,汽水湖,海底等から採取した堆積物中の鉛-210,セシウム-137の測定結果から,放射能強度,フラックス,インベントリーについて,堆積環境に関する特徴を抽出するために検討を行った.表層濃度は場所によってかなりの変動を示した.鉛-210の平均フラックスは,淡水湖<汽水湖<海底の順に増加する傾向を示し,一方,セシウム-137はその逆であった.鉛-210とセシウム-137のインベントリーは,同じ湖もしくは隣接する地域で良い相関を示した.そのインベントリーの比(137Cs/ 210Pbex)は海底堆積物<汽水湖<淡水湖の順であり,中国の湖における比は高めであった.このように,インベントリーの比は堆積環境,地質学的なイベント,放射化学的な出来事を示唆する指標になりうることが明らかとなった.
    抄録全体を表示
  • 佐々木 泰典
    68 巻 (2009) 2 号 p. 105-116
    公開日: 2010/07/26
    ジャーナル フリー
    鮮新-更新統江津層群は,島根県大田市南部三瓶山西麓から浜田市にかけての日本海沿いの地域に分布する.江津層群のうち,その中部にあたる島の星層の堆積環境は,河川の中下流域と考えられていたが,詳細な堆積相の認定などはされていない.本研究では,江津市江の川東側に位置する室神山周辺の東西2.5km,南北2kmの範囲において,堆積相とその空間分布,古流向から,扇状地の堆積環境を検討した.
    島の星層の堆積相は,Gmm(土石流堆積物),Gb(斜面崩壊堆積物),St(網状河川堆積物),Sm(水中重力流堆積物),Fsm(湖沼堆積物)からなる.この地域の層序は,GmmとStの繰り返しで,一部にFsmを含む.堆積相Stから測定される古流向は,主に西北西向きである.堆積相Gmm,Stが卓越することから,島の星層の堆積環境は土石流卓越型扇状地で,そこには西北西向きの網状河川が形成されていたと考えられる.
    抄録全体を表示
研究報告
  • アントニオ フェルナンド メネゼス フレーリ, タイサ レゴ メネゼス, 松本 良, 須貝 俊彦, デニス ミラー
    68 巻 (2009) 2 号 p. 117-128
    公開日: 2010/07/26
    ジャーナル フリー
    δ13Corg,TOC/TNおよび花粉相解析に基づき,日本海東縁における上部更新統と完新統に含まれる有機物の起源を明らかにした.上部更新統~最終氷期最寒期の堆積物は低いTOCとTN, 高いTOC/TN比,そして軽いδ13Corgに特徴付けられ陸源有機物起源を示す.これは,低海水準期において海岸線が前進し河川の流入が強化され陸源物質が海盆に直接もたらされたためと考えられる.最終氷期最寒期にみられる陸源物質の影響は後氷期において海水準の上昇,海成有機物生産の増加により次第に減少した.完新統は高いTOCとTN,低いTOC/TN比,重いδ13Corgに特徴付けられる.これは,海水準の上昇にともないプランクトンを豊富に持つ温暖な海流が流入したためと説明される.
    抄録全体を表示
ノート
学会参加報告
    • |<
    • <
    • 1
    • >
    • >|
feedback
Top