堆積学研究
Online ISSN : 1882-9457
Print ISSN : 1342-310X
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72 巻 , 2 号
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カバー・ストーリー
論説
  • 仁井谷 覚, 増田 富士雄, 成瀬 元
    72 巻 (2013) 2 号 p. 109-113
    公開日: 2014/03/05
    ジャーナル フリー
    水槽内に再現した浅海地形に津波を作用させた結果,津波による引き波と寄せ波との衝突で,海浜下部から外浜斜面上部で堆積物を大量に巻き上げ,それが重力流となった.それは繰り返し起こることで,重力流に堆積物を供給し続け,外浜斜面を下る重力流を大きくしていった.このように,津波が重力流を発生させるということは,頻度や分布から考えるとタービダイトの起源のひとつとして津波が重要であることを示している.
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  • 増田 富士雄, 中川 要之助, 坂本 隆彦, 伊藤 有加, 櫻井 皆生, 三田村 宗樹
    72 巻 (2013) 2 号 p. 115-123
    公開日: 2014/03/05
    ジャーナル フリー
    大阪平野の沖積層(難波累層)中部に特徴的に発達する天満砂州堆積物について,地盤情報データベースによる解析とこれまでに報告されている 14C年代値や火山灰層などのデータから,その分布と層位を明らかにした.それによれば,天満砂州堆積物は,6000年前から5000年前の最高海面期にはすでに堆積しており,約8000年前以降の海進期に形成されたものである.天満砂州堆積物は砂礫からなる“砂嘴堆積物”である.それは,分布が細長いこと,前進堆積体であること,離水していたと考えられること,海面上昇に伴い陸側斜め上方に発達していること,波浪堆積構造が認められることからわかる.また,天満砂州に堆積物を供給した波食台あるいは波食棚と海食崖と考えられる古地形が,上町台地の西縁に認められることも,それを支持している.
    天満砂州の発達は8000年前から7000年前のある時期の海面の急上昇というイベントを挟んで,2段階で行われた.最高海面期の天満砂嘴は,天満から長柄を経て淡路に至る地域に,幅100 m以下,長さ7~8 kmで発達していた.天満砂州は,その後の高海面期に沖側に前進する砂浜海岸や砂礫浜海岸へと変化してその幅を増していった.
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研究報告
  • 山口 直文, 関口 智寛
    72 巻 (2013) 2 号 p. 125-134
    公開日: 2014/03/05
    ジャーナル フリー
    部分重複波の下で形成されるリップルの形態,発達過程,移動について,5段階の反射率を設定した造波水槽実験によって調べた.リップルの発達と形態は,節と腹の位置に対応した違いが見られた.リップルは節の下から発生し,節から腹に向かって広がる傾向があった.それぞれの実験におけるリップル平均波長は,節の下で最も大きく腹の下で最も小さかった.このような節と腹の下でのリップルの発達と波長の違いは,反射率の増加にともなって顕著になった.場所ごとの平均波長はNielsen(1979, 1981)の経験式によって予測されるものと概ね一致した.また,リップルの移動から推定される堆積物輸送の傾向は,各実験終了時の地形と整合的である.こうしたリップルの地形,発達過程,移動は,部分重複波の下での局所的な水理条件や堆積物輸送を理解する手がかりとなりうる.
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