日本血管外科学会雑誌
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17 巻 , 2 号
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原著
  • 服部 努, 前田 英明, 梅澤 久輝, 五島 雅和, 中村 哲哉, 大幸 俊司, 小林 宏彰, 高坂 彩子, 河内 秀臣, 根岸 七雄
    17 巻 (2008) 2 号 p. 59-63
    公開日: 2008/04/09
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    【目的】合併症を有するハイリスク腹部大動脈瘤に対する手術成績は不良である.今回腎機能障害合併症例における腹部大動脈瘤手術成績について検討した.【対象と方法】1991年から2006年までの待機的腹部大動脈瘤手術症例306例を対象とし術前クレアチニン1.3mg / dl以上をH群,以下をL群とし 2 群間で手術成績を検討した.【結果】術前虚血性心疾患合併率はH群で有意に高く(H群53.6%,L群31.4%),うち多枝病変を高率に認めた(H群48.8%,L群20.1%).動脈瘤に先行して冠動脈バイパスが行われたのはH群21.7%,L群で7.7%と有意にH群で高率であった.手術死亡はH群で 2 例4.3%,L群で0.9%とH群で有意に多く,H群 2 例の内訳はnon-occlusive mesenteric ischemia(NOMI)と虚血性腸炎であり,両者とも多臓器不全から術後早期に失った.出血量に差は認めないものの輸血量はH群で669mlとL群250mlに比し有意に多かった.ICU滞在日数,在院日数はL群で短い傾向ではあったが有意差は認めなかった.【結語】腎機能障害を合併した腹部大動脈瘤症例では術前冠動脈病変,とくに多枝病変を高率に合併した.また手術成績も不良であり,術前のスクリーニングとともに,慎重な周術期管理を要すると考えられた.
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第36回 日本血管外科学会学術総会予稿集
抄録
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