3次元非定常数値シミュレーションを通して, ロータリーキルン内の熱流動解析および固体壁内部に伝わる熱伝導解析を行った.通常, 固体-流体問での連成計算において, 流体運動と固体熱伝導両現象の時間スケールは大きく異なる.本論文では, この問題を解決するために固体, 流体それぞれの領域において固有の時間ステップで数値解析を行いっっ, 固体壁境界での温度を修正できる計算手法を提案した.結果は, 装置内の熱流動や固体壁内の熱伝導による温度分布などが求められ, 流れの可視化を通して現象を議論した.
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