実験と完全流体理論にもとづく数値シミュレーションによって渦輪列の研究を行った.渦輪列の干渉には, 6種類の特徴的なモードが存在することが煙可視化法によって判った.個々の実験結果を
Re-St平面にプロットした結果, それらのモードが起こる領域が明らかになった.
合体モードの場合について, 渦輪軸上の各点で速度変動を測定し, それらの特徴的な様子を検討した.又, 実験に対応する速度変動の数値シミュレーションを行い, 実験結果と比較した.
渦輪列の系の運動量が典型的な二つの干渉モードの場合に対して考察された.その結果, 系の運動量は各々の場合に対して近似的に保存されていることが推論された.
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