日本流体力学会誌「ながれ」
Online ISSN : 2185-4912
Print ISSN : 0286-3154
ISSN-L : 0286-3154
1 巻, 2 号
選択された号の論文の10件中1~10を表示しています
  • 奥出 宗重, 松井 辰弥
    1982 年 1 巻 2 号 p. 107-108
    発行日: 1982/05/31
    公開日: 2011/03/07
    ジャーナル フリー
  • 川合 敏雄, 星野 力
    1982 年 1 巻 2 号 p. 110-117
    発行日: 1982/05/31
    公開日: 2011/03/07
    ジャーナル フリー
    現在最高速の汎用計算機の1000倍の能力をもつ, 科学技術専用の超計算機が日本で生まれようとしている.その産婆役に流体力学者が不可欠と思われる.
  • 原薗 芳信
    1982 年 1 巻 2 号 p. 118-125
    発行日: 1982/05/31
    公開日: 2011/03/07
    ジャーナル フリー
  • 儀我 美一
    1982 年 1 巻 2 号 p. 126-133
    発行日: 1982/05/31
    公開日: 2011/03/07
    ジャーナル フリー
  • 白樫 正高
    1982 年 1 巻 2 号 p. 134-137
    発行日: 1982/05/31
    公開日: 2011/03/07
    ジャーナル フリー
  • 一条 真古人, 小橋 安次郎
    1982 年 1 巻 2 号 p. 138-148
    発行日: 1982/05/31
    公開日: 2011/03/07
    ジャーナル フリー
    加速流中におかれた平板に沿う乱流境界層の挙動について実験を行なったもので, 無次元圧力勾蘇数K=ν/U12dU1/dxの最大値は8.8×10-6である.外層域での乱流塊の統計的形状はほぼ相似に保たれており, その挙動は, 間欠係数 (γ) 一定の線上での変化により窺うことができる.加速流の場合, この線上での乱れ強さはあるX位置から急激に減衰するが, この位置は, 種々の方法によって判定される再層流化の開始の位置と一致する.再層流化開始後は壁領域における乱れ強さやレイノルズ応力は減衰するが, とくにレイノルズ応力の減衰はパースト発生率の低下と対応することが確かめられた.この領域における乱れエネルギの発生, 消散は著しく小さい.
  • 神部 勉
    1982 年 1 巻 2 号 p. 149-165
    発行日: 1982/05/31
    公開日: 2011/03/07
    ジャーナル フリー
    任意の渦度分布をもつ流れの場に音波が入射したときの散乱問題が考察され, 散乱波の振幅の一般公式が示される.渦度場の非定常性が弱いときには, 散乱振幅は, 入射波の方向n0, 散乱波の方向nおよび渦度場ω, の関数f (n, n0, ω) として表現される.ωへの依存性は波数k=k0 (n-n0) をもつωのフーリエ成分のみに比例する形で表される (k0は入射波の波数).散乱振幅は相反関係f (n, n0, ω) =f (-n0, -n, -ω) をみたす.この性質は, 散乱過程のエネルギー保存性と線形性および時間反転不変性とから一般的に導くことができる.具体例として, 細い渦核の渦輪およびHillの球形渦による散乱が解析され, 両者が比較される.また2次元の散乱問題も考察される.散乱振幅の一般公式が導かれ, いくつかの具体例 (渦糸, 渦対, 渦列等) に適用される.すでに知られているものについては結果が比較される.また他の分野の散乱問題との関連も述べられる.
  • 藤川 重雄, 赤松 映明, 矢原 二郎, 藤岡 宏規
    1982 年 1 巻 2 号 p. 166-180
    発行日: 1982/05/31
    公開日: 2011/03/07
    ジャーナル フリー
    本論文は蒸気-凝縮相 (液体) 間の相互作用を含めて凝縮現象を明らかにすることを目的として衝撃波管による凝縮の研究を取り扱かったものである.衝撃波管を用いると衝撃波の反射域では, 管端面上の蒸気を瞬間的に加熱, 圧縮することができる.管端壁は熱容量が大きくほとんど温度変化しないために壁面上の蒸気は冷却されていき管端面上で凝縮して一様な液膜が形成される.本研究ではこのときの液膜の厚さおよび界面での蒸気温度の時間的変化を偏光を用いた光学計測法で測定し, さらに流体力学による理論解析を組合せて蒸気の凝縮係数およびその凝縮相に対する温度適応係数を求めた.一例として, メチルアルコール蒸気を取り上げそれぞれ凝縮係数0.035および温度適応係数0.03-0.07という値を得た.また, 相変化している界面上に発達する温度境界層および蒸気の流れ場等を理論的に明らかにした.
  • (1) 乱れの統計量について
    日野 幹雄, 柏柳 正之, 中山 哲厳, 原 輝彦
    1982 年 1 巻 2 号 p. 181-196
    発行日: 1982/05/31
    公開日: 2011/03/07
    ジャーナル フリー
    振動流は様々な実用上の問題にみられるが, これまでの研究は抵抗則や平均流速分布に関するものが主であった.本論文では振動流の各位相における平均流速分布, 乱れの強さの分布, レイノルズ応力の分布, 全断面内の乱れのエネルギー生成と消散, 乱れのエネルギー・スペクトルなど乱れの統計量について調べ, これらの定常壁面乱流との相違を明らかにした.
  • 林 泰造, 大橋 正和
    1982 年 1 巻 2 号 p. 197-207
    発行日: 1982/05/31
    公開日: 2011/08/16
    ジャーナル フリー
    大型往復流管水路を使用して実験研究を行った.各測点における2方向流速成分を同時計測し, 境界層内の流速分布, 乱流勢断応力等を測定した.流速の測定値からの乱れ成分の分離のための周期的成分の除去は, 最適項数で打切った有限フーリエ級数の当てはめにより行った.これらの測定により, ゼロ流速を過ぎて加速, 減速を繰り返す往復流の減速時における爆発的な乱流勇断応力の発生, および加速時初期における負の乱流勇断応力の発生の現象が明らかとなった.また, 筆者らの開発した薄層ミルク法による境界層乱れの可視化実験により減速時後期の乱れの発生発達過程は一方向定常流におけるバースティング現象と酷似するが, 加速時初期の乱れは往復流に特有の大規模渦構造であることを明らかとした.さらに同じ管水路で同様の方法により一方向定常流の乱れ構造の可視化実験を行い乱れの発生過程についての往復流の場合との比較検討を行った.
feedback
Top