日本流体力学会誌「ながれ」
Online ISSN : 2185-4912
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12 巻, 1 号
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  • 木村 龍治, 三沢 信彦, 上野 義和
    1993 年 12 巻 1 号 p. 1-2
    発行日: 1993/03/30
    公開日: 2011/03/07
    ジャーナル フリー
  • 松信 八十男
    1993 年 12 巻 1 号 p. 6-10
    発行日: 1993/03/30
    公開日: 2011/03/07
    ジャーナル フリー
  • 椎貝 博美
    1993 年 12 巻 1 号 p. 11-19
    発行日: 1993/03/30
    公開日: 2011/03/07
    ジャーナル フリー
    Trees are, though they are playing important roles for soil conservation, often triggering land-slides and mud avalanches, if they fall down due to strong winds. Relatively small number of research papers are available regarding with the magnitudes of wind forces acting on trees and wind hydrodynamical drag coefficients. Mayhead proposed an evaluation system of this problem. This paper presents the recent advancements on this problem including wind tunnel tests carried out by Johnson and others, and field tests by Shi-igai and Maruyama.
  • 高崎 悟, 小河原 加久治, 飯田 誠一
    1993 年 12 巻 1 号 p. 20-30
    発行日: 1993/03/30
    公開日: 2011/03/07
    ジャーナル フリー
    二次元正方キャビティフローにおいて、移動壁速度が周期的に変動する場合のキャビティ内の混合を擬似リアプノフ指数を用いて定量的に調べた。計算結果から, 混合は移動壁速度の変動周期に依存し, かつ最良の混合を与える周期が存在した.またその周期はレイノルズ数と移動壁速度の変動振幅を変えた場合にもほぼ一定であった.さらにキャビティ内の混合過程のモデル化を行い, その過程は二つの時間スケールによって決定されることを示した.またキャビティ内で粒子が折りたたみ挙動を示すことについて解析的な考察を行った.
  • 回転円柱および回転円筒部をもつ翼のまわりの流れ
    三神 史彦, 宮本 博文, 安藤 常世
    1993 年 12 巻 1 号 p. 31-45
    発行日: 1993/03/30
    公開日: 2011/03/07
    ジャーナル フリー
    本研究では, 渦法を, 物体壁面のすべて, あるいはその一部分が同じ面内で動くような場合に適用し, 回転円柱および回転円筒部をもつ翼のまわりの流れを解析した.渦度の拡散はランダムウォークで表現し, 物体を線形分布させた渦層で表現した.
    レイノルズ数Re= 1000, 周速比Uc/U=0.5および2.0で突然回転と出発をはじめた円柱のまわりの流れを計算した結果, Badrら (1990) の可視化実験と良好な一致がみられた.また, 得られた回転円柱の揚力係数の値は, ポテンシャル流れの計算から求まる値よりずっと小さく, 回転円柱のまわりの循環に対する粘性の効果が正しく計算された.
    Re= 10000, α=24°, Uc/U= 0.0, 2.0, 4.0の場合における回転円筒部をもつ翼のまわりの流れを計算し, 流れ場の様子を調べた.出発直後, 翼後縁でKuttaの条件が自動的にみたされ, 出発渦が放出される様子がとらえられた。回転円筒部の周速比が大きくなるにつれ, はく離の規模が小さくなり, 翼のまわりの循環が増加することが確認できた.また, Uc/U= 2.0および4.0の場合には, 前縁はく離を防ぐことができた.計算結果から, 回転円筒部から発生する循環によって翼上面のはく離領域の循環が相殺されて小さくなり, はく離が抑制されることがわかった.
  • 浅井 雅人, 西岡 通男, 尾崎 隆浩
    1993 年 12 巻 1 号 p. 46-54
    発行日: 1993/03/30
    公開日: 2011/03/07
    ジャーナル フリー
    壁乱流構造の生成・維持機構を理解するため強いヘアピン渦により引き起こされる境界層の亜臨界乱流遷移を実験的に調べている.本論文では, 壁乱流構造の発達過程を詳細に観察し, またそれが壁面リブレットを用いた時どのような影響を受けるかを調べた。遷移はRx=4×104から始まりRx=105を越えると対数速度分布が現れ出す.リブレットを用いると, この低レイノルズ数の遷移流れにおいても, 壁乱流に導く壁近くの縦渦のスパン間隔が滑面の場合に比べて広がり (平均値で7%程度), かつ壁近くの変動強さも同程度抑制されるなど, 発達した乱流境界層の場合と同様なリブレットの効果が観察される.ただし, この場合でも遷移の進行は遅れず亜臨界遷移によって壁乱流が発達する.
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