電子情報通信学会 基礎・境界ソサイエティ Fundamentals Review
Online ISSN : 1882-0875
10 巻 , 3 号
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表紙
目次
ごあいさつ
解説論文
IMQ研究会提案
  • 工藤 博章, 山田 光穗, 大西 昇
    2017 年 10 巻 3 号 p. 169-175
    発行日: 2017/01/01
    公開日: 2017/01/01
    ジャーナル フリー
    近年,高精細画像を利用する機会がますます増加し,今後もより高精細化した映像の普及が見込まれている.高精細な映像を用いると,単位視角当りの画素数を保つことで,提示領域の拡大が実現でき臨場感が高まるといわれている.一方,単位視角当りの画素数の増加を実現することもでき,これは現実感の向上につながるといわれている.また,眼球運動の測定装置は,研究機器だけとしてでなく,PC やタブレット端末のインタフェース機器として使われるようにもなってきており,身近になっている.ここでは,今後,精細化画像の一層の普及とともに,立体映像についても精細化の進展,また映像の制御技術の発展を想定し,立体映像の知覚に関して行った心理実験での眼球運動の測定例について報告する.立体映像の提示方法において,知覚上重要となる,奥行きの違いで生じる遮蔽(オクルージョン)領域について着目した.
RCC研究会提案
  • 永原 正章
    2017 年 10 巻 3 号 p. 176-185
    発行日: 2017/01/01
    公開日: 2017/01/01
    ジャーナル フリー
    信号処理や機械学習の分野で,圧縮センシングやスパースモデリングと呼ばれるスパース性を巧みに利用した信号復元手法が注目されている.このスパース性の概念を制御系設計に援用した,スパース最適制御または動的スパースモデリングと呼ばれる新しい制御系設計法が近年提案された.スパース最適制御では,目標を達成する制御信号のうち最もスパースなものを選ぶ.スパースな制御を用いれば,一定時間アクチュエータの動作を止めることが可能となり,省エネルギーにつながる.本稿では,スパース最適制御の基礎を解説し,最適制御におけるスパースモデリングの重要性について述べる.
IT研究会提案
  • 山西 健司
    2017 年 10 巻 3 号 p. 186-194
    発行日: 2017/01/01
    公開日: 2017/01/01
    ジャーナル フリー
    記述長最小原理(MDL原理)はできるだけ短い符号長でデータを符号化することにより,情報源の推定や予測のための最適戦略を与えるものである.それは機械学習やデータマイニングにおけるアルゴリズムの統一的設計指針を導き,知識発見のコア技術として年々その活用は発展している.これまでMDL 原理は定常的な仮定の下で,正則なモデルを選択するためのモデル選択原理として漸近的な形で与えられ,その適用範囲はある意味制限されていた.本稿では,MDL原理の基礎から始めて,最近の発展,特に,非正則,非漸近,非定常,非確率的といった状況でMDL原理を適用するための方法論についての最近の研究動向を示す.また,データマイニング応用についても言及する.
VLD研究会提案
  • 宇佐美 公良
    2017 年 10 巻 3 号 p. 195-205
    発行日: 2017/01/01
    公開日: 2017/01/01
    ジャーナル フリー
    センサノードや医療用デバイスに向けたLSI では,電源電圧をMOS トランジスタのしきい値電圧(Vt)以下またはVt 付近まで下げて動作させることにより,消費エネルギーの最小化を図っている.こういった超低電圧LSI の設計では,通常の電源電圧で動作するLSI の設計とは異なった課題が存在する.回路の安定動作そのものが困難になることに加え,遅延時間をはじめとする回路特性も,プロセスばらつきや温度変動の影響を大きく受けるためである.本稿では,超低電圧マイクロコントローラやSoC に搭載される論理回路及びメモリ回路に着目し,これまでに指摘されている主要な課題とそれを解決する設計技術をサーベイし,解説する.更に,超低電圧回路を実現するデバイスとして,従来のバルクよりも完全空乏型シリコンオンインシュレータ(Fully Depleted Silicon on Insulator,FD-SOI)の方が優れているという指摘が近年の学会で幾つもなされており,著者の研究室でのチップ試作と実測結果も交えつつ,議論を紹介する.また,一般に論理回路に比べメモリ回路は超低電圧化が困難とされており,これを解決するSRAM の回路方式を紹介するとともに,最近注目されているスタンダードセルメモリ(SCM)という,超低電圧向けメモリ設計技術についても触れる.
US研究会提案
  • 土屋 隆生
    2017 年 10 巻 3 号 p. 206-218
    発行日: 2017/01/01
    公開日: 2017/01/01
    ジャーナル フリー
    計算機環境の発達やFDTD (Finite Difference Time Domain) 法などの簡便なアルゴリズムの普及により,音場シミュレーションが身近になってきた.本稿では,FDTD法により音場を解析するときの理論を解説し,GPU (Graphics Processing Unit) などの高速並列演算デバイスへの実装法についても簡単に触れる.また,音場シミュレーションの可聴化への応用として,波動性を考慮した3次元音場計算により聴取位置での音圧波形を数値的に計算した上で,立体音響技術などで3次元的に可聴化する音空間レンダリングについても解説する.更に,近年高性能化が著しいHMD (Head Mounted Display) による3D CG映像との連携によるインタラクティブなレンダリングについても述べる.
その他
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