画像電子学会研究会講演予稿
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画像電子学会第217回研究会講演予稿
選択された号の論文の29件中1~29を表示しています
  • 本間 晴子, 向井 信彦, 小杉 信
    原稿種別: 一般
    セッションID: 04-08-01
    発行日: 2005/03/18
    公開日: 2005/10/21
    会議録・要旨集 認証あり
    仮想空間内における人物の動作生成では,予め設定した行動パターンに従って人物の行動を生成する手法が多く,この場合,動作決定の作業に多大な労力を要する.そこで我々は,学生を対象として周囲の環境に応じた様々な人物の行動を自動生成する手法を検討している.本報告では,従来手法における動作決定に必要なパラメータを削減すると共に,人物描写に人物行動専用のライブラリを適用することにより,ユーザインタフェースの向上を図った結果について述べる.さらに,移動中に人物の衝突が予測される場合,自然で短い経路を辿りながら人物を回避する行動を実現した.結果として,仮想キャンパス内における学生が様々なパターンで行動する様子を生成することが可能となった.
  • 江崎 将史, 谷治 隆史, 向井 信彦, 小杉 信
    原稿種別: 一般
    セッションID: 04-08-02
    発行日: 2005/03/18
    公開日: 2005/10/21
    会議録・要旨集 認証あり
    紙地図から2次元ディジタル地図を作成するためには,図形領域と文字領域を別々にデータ化する必要がある.本研究では,2次元地図画像から文字および記号領域を除去する手法について報告する.まず,文字の特徴と,円形度を用いて文字候補領域と図形領域に分離する.分離した文字候補領域に対して,点線の特徴と,文字と点線の連結領域の特徴を用いて文字を除去することで,点線領域を分離抽出する.処理結果として分離抽出された図形領域と点線領域を統合することで,文字および記号のない2次元ディジタル地図を生成する.本手法により,地図画像中にある多種多様な大きさおよび方向を持つ文字および記号の領域を約98%除去することができた.
  • 恒次 創, 宮田 一乘, 大渕 竜太郎
    原稿種別: 一般
    セッションID: 04-08-03
    発行日: 2005/03/18
    公開日: 2005/10/21
    会議録・要旨集 認証あり
    分光測定器による絵の具の反射率の測定値結果を用いて透明水彩絵の具の混色モデルを構築を行い,無段階の混色シミュレーションの手法を提案する.これにより,従来手法では再現不可能であった特定色の絵の具の混色が実世界とは異なる結果を示す問題を解決できた.本手法では,混色の基本である減法混色の概念,Kubelka-Munk 理論,およびそれを発展させたDuncan の理論を応用している.さらに,提案した混色モデルを用いたインタラクティブな混色ツールを提案する.
  • ラージャパクセ パティラゲ チャミンダ ジーャナカ ラージャパクセ, 宮田 一乘
    原稿種別: 一般
    セッションID: 04-08-04
    発行日: 2005/03/18
    公開日: 2005/10/21
    会議録・要旨集 認証あり
    3次元CG 分野において,表面の質感はリアルな素材作成のために重要である.自然環境下では,物体の表面色は環境との相互作用により長期間かけて変化していくが,CG における伝統的な素材モデルは,こうした色調の変化をモデル化するのに不適切である.本報告は,布地素材における退色現象のモデルとデータ取得の手法について述べる.本報告では,布地の色変化を引き起こす環境との相互作用を,光による退色現象を用いてシミュレーションし,布地の退色予測のための経年変化モデルを提案する.提案手法のシミュレーションにより,CGにおける布地表現の品質を向上できると考えられる。
  • 河原 一裕, 佐藤 甲癸
    原稿種別: 一般
    セッションID: 04-08-05
    発行日: 2005/03/18
    公開日: 2005/10/21
    会議録・要旨集 認証あり
    我々は輝度変調方式の基本原理を検証することで、ピント調節などの人間の視覚特性から輝度変調方式ディスプレイにおける単眼立体視の要因を明らかにした。
  • 萩原 俊矢, 鈴木 陽太, 村山 登
    原稿種別: 一般
    セッションID: 04-08-06
    発行日: 2005/03/18
    公開日: 2005/10/21
    会議録・要旨集 認証あり
    音楽用背景動画再生ソフトを創作した。背景動画は音楽の引き立て役なので強すぎず弱すぎず音楽とバランスを取るのが重要である。このソフトでは、背景動画を外部から読み込み簡単に入れ替えることができる。このメリットを活かすと、自分の好きなタイミングで音楽にあった映像を流すことができる。曲が盛り上がってくれば動きの激しい動画を、曲が静かになっていけば落ち着いた映像を臨機応変に流すことができる。Flash関連は萩原俊矢、インターフェイス と ムービーは鈴木陽太が担当した。
  • - 映像作品 ポンチ哲学が貫く映画的物語り -
    金子 直人, 柿崎 知也
    原稿種別: 一般
    セッションID: 04-08-07
    発行日: 2005/03/18
    公開日: 2005/10/21
    会議録・要旨集 認証あり
    歯痛娘と崩壊家族。ふたつを端から眺めていたら、どこからともなく鈴の音が。チリンチリン。ようがす。ようがす。とりあえず歯でも磨いとけ。
  • - 映像作品 私霊的ドキュメンタリー -
    竹中 俊明
    原稿種別: 一般
    セッションID: 04-08-08
    発行日: 2005/03/18
    公開日: 2005/10/21
    会議録・要旨集 認証あり
    生地を離れ暮らす中で「故郷」という概念が生まれる.それは私の「故郷」なのか、それとも私たちの「故郷」なのか.そしてそこに留まるべきか、進むべきか.という20歳の故郷観.
  • 田中 浩之, 青木 直和, 小林 裕幸
    原稿種別: 一般
    セッションID: 04-08-09
    発行日: 2005/03/18
    公開日: 2005/10/21
    会議録・要旨集 認証あり
    本作品はフランスの画家モーリス・ユトリロの絵画を3DCG としてその内部を歩けるよう立体再現したものである。本来立体の再現には空間の複数視点からの情報が必要であるが、本研究では絵画を描く際の技法である遠近法(透視図法)を逆的に用いることで、絵の中に描かれたものの大きさや、その絵を描いた画家の位置などを割り出した。その情報を1枚の画像中でのウォークスルーを簡易的に実現する技術であるTIP(Tour Into the Picture)と組み合わせることで立体空間を構築している。好きな絵の中に入り込んで自由に歩けるというインタラクティブなコンテンツを気軽に楽しむための手法を確立することが本研究の目的である。
  • 玄海 利衣子, 久原 泰雄, 村山 登
    原稿種別: 一般
    セッションID: 04-08-10
    発行日: 2005/03/18
    公開日: 2005/10/21
    会議録・要旨集 認証あり
    視覚における色認識は RGB の3つのスペクトルにより、また聴覚における長調、短調の認識はド、ミ、ソの3つのスペクトルにより瞬時に認識される。我々は、L. Turin の説のように、人間の嗅覚においても匂い物質の結合振動の複合スペクトルによって高速認識が可能になるのではないかと推論した。このように仮定すれば人間の視覚、聴覚、嗅覚 の3つの感覚の高速性が統一的に説明できる。この仮定を実験データにより実証するのが今後の課題である。
  • 山田 景子, 犬井 正男, 東 吉彦
    原稿種別: 一般
    セッションID: 04-08-11
    発行日: 2005/03/18
    公開日: 2005/10/21
    会議録・要旨集 認証あり
    圧縮画像を評価するのに客観評価値としてSN比がよく用いられている。しかし、SN比が等しくても観察したときの印象は大きく異なり、画像に依存していることが知られている。画像に依存せず、主観評価値とよい対応を示す尺度を作成することを目的とし、原画像と圧縮画像の明度差および色差に基づく尺度を導入した。さらに、画像の観察時のぼけを考慮し測色値の平均から求める平均明度、平均色差も導入した。SCID中の4枚の画像から圧縮画像がJPEGとHPKを用いて作成された。原画像と圧縮画像を比較しながら観察して求めた主観評価値とSN比、明度差、色差、平均明度差、平均色差との相関を調べた。その結果、平均色差が主観評価値との相関係数が最も高かった。
  • 廣田 ふみ, 李 容旭, 名手 久貴, 大津 はつね
    原稿種別: 一般
    セッションID: 04-08-12
    発行日: 2005/03/18
    公開日: 2005/10/21
    会議録・要旨集 認証あり
    鑑賞者が空間に配置されたキーボードを操作することで、2つの投影画面に言葉が提示される。この言葉はコンピュータが人間に与えることができる、情報やメディアの可能性を示したものである。つまり、鑑賞者のキーボード操作によって、人間がコンピュータに与えるものだけではなく、コンピュータが人間に与えるものが示唆できる。主となる画面には、身体の形が映し出され、それらの言葉はその身体の中に表示される。そして、もう一方の画面にはその言葉の説明が映し出される。投影された身体とともに鑑賞者がその言葉を読み、理解しようとすることで、鑑賞者の身体においてもこの言葉が提示されることとなる。それにより、作品が媒介となり、メディアや情報のさまざまな側面が、人間の身体において連結することとなる。
  • - パルスレーザーで製作するホログラム -
    西川 智子, 佐藤 甲癸
    原稿種別: 一般
    セッションID: 04-08-13
    発行日: 2005/03/18
    公開日: 2005/10/21
    会議録・要旨集 認証あり
    本作品のコンセプトは“静かなるもの”である。その表現媒体として石と花びらを用いた。石は自己主張せず、しかし確かにそこに存在する。そして本作品では、パルスレーザーでしか撮影できない水も用い、「石の墓所」としての心象風景を作り上げた。
  • 後藤 弘樹, 小倉 元気, 佐藤 甲癸
    原稿種別: 一般
    セッションID: 04-08-14
    発行日: 2005/03/18
    公開日: 2005/10/21
    会議録・要旨集 認証あり
    コンピュータグラフィックス(以下CG)により映像表現は近年目覚しい進歩をみせている。本研究では3DCGがどのようにコンピュータで処理され、表示されるのか原理を調べ、実際に3DCG製作ソフトや、描画ソフト、画像合成ソフト等を使い、光の反射や質感などを研究し、オリジナルのアニメーション、静止画を作成した。また、裸眼立体視についても研究し、立体アニメーション及び立体静止画を作成した。
  • - 非効率な3DCGIの制作方法 -
    木船 徳光
    原稿種別: 招待
    セッションID: 04-08-15
    発行日: 2005/03/18
    公開日: 2005/10/21
    会議録・要旨集 認証あり
    劇場アニメーション「イノセンス」のアニメーション制作,3DCGI制作について.
  • - モバイルコンテンツとしての可能性 -
    内山 勇士, 矢田 博彦, 岡村 征夫
    原稿種別: 一般
    セッションID: 04-08-16
    発行日: 2005/03/18
    公開日: 2005/10/21
    会議録・要旨集 認証あり
    本研究では,モバイルコンテンツに対応した映像作品を制作する上で必要とされている,少ないデータ量で小さな画面に表示するための表現方法の検討を行った.ここでは「笑い」に注目し,アニメーションを使い,一貫してワンマンで制作することにより表現することができた.その方法について,視覚表現と聴覚表現に分けて報告する。
  • - 3DCGアニメーション -
    間方 麗子, 羽太 謙一
    原稿種別: 一般
    セッションID: 04-08-17
    発行日: 2005/03/18
    公開日: 2005/10/21
    会議録・要旨集 認証あり
    本作品は卒業制作として、大学で学んだCGの技術を取り込み、映像作品として制作したものである。テーマは売れないチーズ屋の主人とチーズを盗むネズミの争いをテーマとし、舞台も話もありきたりなものではあるが、一部の小さな世界の愛と平和を少しでも感じとってもらい、優しい気持ちになってもらえたらと思う。この映像は作品としての重点と、また実験的な部分でも重点をおいている。自分が今現在ある技術をできるだけ使って制作した。
  • - クレイアニメーション(映像) -
    米澤 茉菜, 羽太 謙一
    原稿種別: 一般
    セッションID: 04-08-18
    発行日: 2005/03/18
    公開日: 2005/10/21
    会議録・要旨集 認証あり
    本作品は、粘土のみで制作を行った約3分間のアニメーション映像である。子供向けの教材を意識して制作をおこなった。物語は、チワワの「チロ」の部屋に突然現われた1册の絵本を開くと中から「あ」~「お」までの色々な者が飛び出してくる、という筋書きになっている。粘土の持つ、柔軟性を生かしたストーリー転回、構成を心掛けた。
  • - 音楽主体のCGアニメーション -
    寺井 望, 加賀屋 晶江, 鈴木 晃星, 永江 孝規
    原稿種別: 一般
    セッションID: 04-08-19
    発行日: 2005/03/18
    公開日: 2005/10/21
    会議録・要旨集 認証あり
    本作品は音と映像の同調、音楽主体の映像をテーマにしている。宮城県民謡の『斎太郎節』をアレンジした楽曲を使用し、楽曲のイメージから和風な世界を舞台とした。また、音楽と映像のタイミングを合わせることにより、音と映像の一体化を図った。
  • - 2D+3DCGアニメーション -
    柏倉 晴樹, 佐藤 智章, 橘 祐介, 永江 孝規
    原稿種別: 一般
    セッションID: 04-08-20
    発行日: 2005/03/18
    公開日: 2005/10/21
    会議録・要旨集 認証あり
    今回はミリタリー色の強い設定のアニメーションの制作に挑戦した。また従来の3DCGアニメーションに2Dによるキャラクターを混在させ、短期間、少人数による制作で、作品としての完成度の向上を目指す。
  • - 3DCG キャラクターアニメーション -
    伊藤 一行, 佐野 貴史, 成瀬 薫, 永江 孝規
    原稿種別: 一般
    セッションID: 04-08-21
    発行日: 2005/03/18
    公開日: 2005/10/21
    会議録・要旨集 認証あり
    「KAIKA」はエンターテイメント的要素を含めた3DCGキャラクターアニメーションである。この物語はビルドとテルタを中心にストーリーが展開し、2人はおかしくなった世界を何とか元に戻そうとする。個性的なキャラクターが、ファンタジックな世界で繰り広げる物語である。 私達、wide communityの他、シナリオ、音楽、デザインなどを担当していただいた方など、多くの人の手によって制作されたオリジナルの作品である。
  • - 3DCGアニメーション -
    原野 豪行, 下市 和哉, 永江 孝規
    原稿種別: 一般
    セッションID: 04-08-22
    発行日: 2005/03/18
    公開日: 2005/10/21
    会議録・要旨集 認証あり
    CGでの表現というところに主眼を置き、CGならではの画作りをするとともに、かつて実写で使われてきた技法や技術をCG上で再現した。また新しい表現を試みようとした実験的な作品である。作業量を抑えるために舞台、人物ともに限定され、また実写で表現することが困難であることを考慮し、宇宙を舞台としたSFの要素を持つ作品を制作した。
  • - 3DCG ゲーム -
    武藤 麻依子, 藤本 健太郎, 佐々木 順子, 永江 孝規
    原稿種別: 一般
    セッションID: 04-08-23
    発行日: 2005/03/18
    公開日: 2005/10/21
    会議録・要旨集 認証あり
    3DCGでの表現や作品というと、映像作品が多いと思う。しかし、ただ見るというだけではおもしろくないと思ったので、3Dの特徴である奥行きや存在感を生かしつつ、「ゲーム」という形式をとることにより、インタラクティブな表現を試みた。
  • - TVMLを用いたビデオクリップ試作 -
    鯉渕 幹生, 田中 宗一郎, 高尾 契太, 晝間 崇史, 植田 寛, 林 正樹
    原稿種別: 一般
    セッションID: 04-08-24
    発行日: 2005/03/18
    公開日: 2005/10/21
    会議録・要旨集 認証あり
    NHK技術研究所が開発したテレビ番組記述言語TVML用いて楽曲のイメージを表現した映像作品の試作に挑戦した。誰もが共感できる「愛」をテーマに主人公BOBが愛するMARYのために奮闘する姿を描いた。MARYに会いたいという、たった一つの目的に向かってひたすら進むBOB。あえて難解なストーリーを廃し、デフォルメされたCGを使う事によってストレートに作品のテーマを感じてもらおうと試みた。BOBはMARYに会いたいという一心でどんな試練でも乗り越えていく。その姿を見て自分の愛する人、家族や友人、恋人と共に励ましあい頑張っていく大切さ、また一人ではないという事の心強さに気づいて欲しいと思った。
  • - 癒しをテーマにした3Dアニメーション -
    土井 絵美, 野地 朱真
    原稿種別: 一般
    セッションID: 04-08-25
    発行日: 2005/03/18
    公開日: 2005/10/21
    会議録・要旨集 認証あり
    殺伐とした世の中小さな癒しを与えるアニメーションを作ろうと考えた.大袈裟な癒しではなく肩の力がすっと抜けるような短編である.そんな存在の友人が私にはいる.彼女をモデルに人見知り宇宙人ヒトミシリアンというキャラクタを設定し,アニメーションを制作した.また,映像を観る環境及びヌイグルミなどのオブジェも制作し、より感情移入を促すインスタレーションとして構築した.
  • 小田根 真仁, 矢田 博彦
    原稿種別: 一般
    セッションID: 04-08-26
    発行日: 2005/03/18
    公開日: 2005/10/21
    会議録・要旨集 認証あり
    この作品は漫画的実写合成映像作品を目指した。漫画特有の表現(見開きページ・ふきだし・コマ割り・効果音)を実写と合成作品化した。さらに、一画面分割多色照明というものも取り入れている。
  • - 女性と社会 -
    長田 麻衣, 岡村 征夫, 矢田 博彦
    原稿種別: 一般
    セッションID: 04-08-27
    発行日: 2005/03/18
    公開日: 2005/10/21
    会議録・要旨集 認証あり
    本作品は、サイレント映画(特に初期映画)の要素とミュージッククリップの要素が含まれた、新しい形態のアート系映画を目指して制作した作品である。筆者の考える「女性の社会的立場」を、怪しげな館での食事の場に、容姿の美しい女性を登場させることによって表現した。女性の社会的立場は、国や文化、時代によって異なるものだが、本作品では日本における女性の社会的立場を表現した。日頃から感じている“女性は上品でなければいけないのか”という疑問を強く作品の中に込めたので、鑑賞者には、この疑問を頭の隅に少しでも置いて見て頂きたい。
  • - モーショングラフィック・浮遊感 -
    尾崎 隆昭, 桧山 茂雄
    原稿種別: 一般
    セッションID: 04-08-28
    発行日: 2005/03/18
    公開日: 2005/10/21
    会議録・要旨集 認証あり
    本作品は、蝶を題材とした3 分間のモーショングラフィックである。蝶が飛ぶ姿からイメージされる、独特な浮遊感、色彩、羽の紋様に着目して映像制作を行った。イメージを映像化する過程で、蝶の浮遊感に繋がる「軽さ」を求め、ビジュアルの抽象化、簡略化という引き算の考えを取り入れた。そして、その素材に対し、デジタル処理のスムーズな動きと音をシンクロさせ、自分なりの蝶が持つ浮遊感を表現した。
  • - モーショングラフィックと実写の距離 -
    増子 綾奈, 桧山 茂雄
    原稿種別: 一般
    セッションID: 04-08-29
    発行日: 2005/03/18
    公開日: 2005/10/21
    会議録・要旨集 認証あり
    本作品は「以心伝心」というコンセプトを元に「娘と母親」をモチーフにしながら、そこにある「心の距離感」と「伝達」をモーショングラフィックと実写を織り混ぜて構成した映像作品である。モーショングラフィックと実写の異なる素材の「質の距離感」をどう上手く融合させ作品の表現に活かすか、活かされるのかに着眼点を置いて制作した。
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