電子情報通信学会 基礎・境界ソサイエティ Fundamentals Review
Online ISSN : 1882-0875
ISSN-L : 1882-0875
19 巻, 1 号
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表紙
目次
ごあいさつ
解説論文
ISEC研究会提案
  • 峯松 一彦
    2025 年19 巻1 号 p. 7-14
    発行日: 2025/07/01
    公開日: 2025/07/01
    ジャーナル フリー

    共通鍵暗号は現代の情報通信の安全性を支える基盤となっている.特に近年,通信文の改ざんを防ぎつつ通信内容の秘匿性を守る認証暗号の重要性が広く認識されて,幅広く使われてきている.一方認証暗号は単なる暗号化より計算コストが大きいため,計算資源の乏しい利用環境に適した軽量な認証暗号の必要性が高まっている.この背景のもと米国NISTは軽量認証暗号の標準化コンペティションを行い,2023年にAsconという方式を最終選出した.本稿ではこのAsconの仕様や安全性解析状況,実装性能などについて概説する.

R研究会提案
  • 岩本 功貴, 祗園 昭宏, 北野 隆康
    2025 年19 巻1 号 p. 15-21
    発行日: 2025/07/01
    公開日: 2025/07/01
    ジャーナル フリー

    多くの鉄道の制御に活用されている無線式列車制御システムは,保安制御機能と情報伝送機能を一体化して構築されている.従来型の列車制御システムの情報伝送路には,LCX(漏えい同軸ケーブル)や空間波が用いられるが,これらは鉄道事業者が敷設する自営回線であり,設備の構築及び運用・保守には多くのコストを要する.特に近年では,生産年齢人口の減少に伴い鉄道現場での労働力不足が進行していることから,情報伝送路についても省設備化と省メンテナンス化が求められている.本稿では,汎用装置や公衆通信回線を活用した列車制御システムにより,システムの機能分離や,自営回線の削減を実現するまでの過程を解説する.更に,鉄道の沿線設備に応じた情報伝送路の安定性を考慮できる列車制御システムについて解説する.

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