個別生産工場では, ジョブ(客)の到着間隔および加工時間がばらついており, その値をあらかじめ予測することはできない.したがって, ある場合には, 到着した仕事量が多くなり, 客は長く待たされるのをきらって立ち去ることがある.このようなことを防ぐため, 工場側では臨時的に工程能力を増加し, 待ち時間を減らす努力をするが, そのタイミングを誤ると逆に工程に遊休を生じるおそれがある.本研究では, ジョブの到着量が極端に変動する場合を想定し, それが待ち時間, 客を失う率, 工程の遊休率などに与える影響を数値計算を通して調べる.計算した結果, これらの特性値はそれぞれ異なった応答遅れを起こすことがわかった.そして, 到着する仕事量の変動を吸収するために臨時的に工程能力を増減する場合、それを行う指標とタイミングのとりかたについて検討した.
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