日本ペインクリニック学会誌
Online ISSN : 1884-1791
Print ISSN : 1340-4903
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2 巻 , 3 号
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  • Jes Olesen
    2 巻 (1995) 3 号 p. 365-379
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
  • 村上 雅子
    2 巻 (1995) 3 号 p. 380-386
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
    (1)目的: らい陳旧例の神経痛について痛みの特徴を明らかにする.
    (2)方法: 国立療養所沖縄愛楽園麻酔科外来を受診したらい陳旧例30例を対象とした. 神経痛のタイプは皆内の分類法により慢性神経痛, ファントム様疼痛, ENLの3つに分けた. 鎮痛の目的でSGB, 腰部硬膜外ブロックを行ないその効果について判定するとともに, 神経痛発症と末梢神経障害や患者背景因子との因果関係について考察した.
    (3) 結果: 30例のうちL型らいが18例, T型らいが12例であった. L型らい18例のうち慢性神経痛が10例, ファントム様疼痛が7例, ENLが1例であった. T型らいは11例がファントム様疼痛, 1例が慢性神経痛であった. 慢性神経痛は痛みの部位に知覚低下がある場合とない場合があった. ファントム様疼痛は1例を除き知覚の脱失あるいは低下が認められた. これらの神経痛に対してSGB, 硬膜外ブロックは有効であった. 神経痛発症と末梢神経障害, 患者背景因子との間に関連性は認められなかった.
    (4) 結論: らい陳旧例のらい性神経痛に対してSGB, 硬膜外ブロックが有効である. ファントム様疼痛は deafferentation pain の性質をもっていることが示唆された.
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  • 後藤 幸生, 新江 聡, 安田 善一, 竹内 健二, 杉浦 良啓
    2 巻 (1995) 3 号 p. 387-393
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
    星状神経節ブロック (SGB) 反復療法時の自律神経機能を, 心拍変動解析法により検討した. 対象は顔面・手足のしびれ, 下肢脱力感等を主訴とする1脳髄膜炎後遺症患者で, 約2年間にわたってSGB療法を200回行なったものにつき追跡したものである. まず交感神経の面からみると, 左右いずれのSGB直後でも, その都度明らかに交感神経の方が強くブロックされ, 迷走神経機能がわずかに優位となるが, 迷走神経機能の面からのみみると, 左SGBの場合にむしろ迷走神経も抑制されることが多いことを示した. また50回くらいまではSGBによる交感・副交感の自律神経系バランス調整効果が認められ, その後90回まではなんとか異常な交感神経の被刺激度, 興奮度, 活動性を抑制して, 反復SGB療法は一定回数までは自覚・他覚的にも症状の改善に寄与した. しかしその後は反応が逆転することが多くなり, 効果が認められなかった. また経過中, SGBに対しいつもと異なる反応を呈したときは, 患者のその日の体調が特に変調をきたしていたときである可能性を示唆した.
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  • 大竹 哲也
    2 巻 (1995) 3 号 p. 394-398
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
    目的: 骨粗鬆症は高齢者, とくに女性に多い慢性疾患として近年ペインクリニックを訪れることも多い. 本疾患においては疼痛管理と同時に骨量の減少を抑えることも重要である. 今回, 桂枝加朮附湯を長期にわたって投与された症例の骨量の推移を検討し, 同時に疼痛の経時的変化を追跡したので報告する.
    対象と方法: 対象は骨粗鬆症と診断され桂枝加朮附湯を9カ月以上にわたって投与された15例である. 骨量測定法は microdensitometory 法 (MD法) を用い3カ月ごとに測定した. また同時に疼痛の推移も検討した. 一方, 対照として骨粗鬆症と診断されたものの, その後受診しなくなり治療の継続が途絶えた患者で, 再び当科を訪れた10例を無治療群として骨量測定した.
    結果: MD法の主要なパラメーターであるMCI・ΣGS/Dでみると対照群は約10カ月に10%の骨量減少を認めた. 桂枝加朮附湯投与群は3, 6, 9カ月後においても骨量は初診時との差は認められないか有意な増加を認めた. また疼痛は有意に軽減した.
    結論: 桂枝加朮附湯は骨粗鬆症患者の疼痛を軽減するだけでなく, 骨量の減少も抑制した.
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  • 福重 哲志, 佐野 智美, 新山 修平, 無敵 剛介
    2 巻 (1995) 3 号 p. 399-404
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
    目的: 側臥位で hanging drop 法を用いて硬膜外腔の確認を行うとき, 水滴の動きは瞬間的であり持続的ではない. これは, 硬膜外腔穿刺時の陰圧が瞬間的であることを示すものである. 今回この陰圧の発生要因を検討した.
    方法: 29例でL2/3あるいはL3/4から17 G Tuohy 針を棘間靱帯まで穿刺し, 圧トランスデューサを接続し, 硬膜外腔穿刺時の圧変化を記録した. また, 2枚のゴムシートと8mm, 10mm, 15mmの厚さに切断した注射器で作製した硬膜外腔穿刺モデルを用いて黄色靱帯とみなしたゴムシート穿通時の圧変化を記録した.
    結果: 臨床での測定では3種類の圧変化のパターンがみられた, 19例では硬膜外腔穿刺時に瞬間的に陰圧となり, その後も陰圧が持続した. 8例では黄色靱帯穿通時には同様の陰圧を示したがその後陽圧を示した. 2例では急激な圧の低下を示すが経過を通して陰圧が認められなかった.
    硬膜外腔穿刺モデルでは, 8mmのモデルでは黄色靱帯とみなしたゴムシートの穿通後, 陰圧が持続する例が多く, また, その時点で硬膜外針はすでに硬膜とみなしたゴムシートを強く圧迫していた. 10mmのモデルでは, 穿通後の陰圧の程度は大きいものの回復する例がみられ, 15mmのモデルでは硬膜外針は硬膜とみなしたゴムシートに達しないが, 黄色靱帯とみなしたゴムシートの穿通時に瞬間的な陰圧が記録された.
    結論: 硬膜外腔穿刺時の圧変化は, 黄色靱帯穿通時の陰圧と硬膜圧迫による圧の合成によるものと思われる. 黄色靱帯のみでも hanging drop sign の原因となりうる.
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  • 土橋 雄二, 松本 勉, 吉田 伸司
    2 巻 (1995) 3 号 p. 405-411
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
    目的: 0.25%と0.5%ブピバカインを用いて, 上腹部手術後患者に48時間持続硬膜外注入を行ない, 鎮痛, 血圧低下, 血漿濃度, 薬容量の見地より, 至適薬容量の決定を行なった.
    方法: 予定非開胸上腹部消化器手術患者40名を対象とした. 0.25%群 (n=20), 0.5%群 (n=20) の2群に分けた. Th7に硬膜外カテーテルの先端を位置し, 硬膜外腔へ手術終了直前にブピバカインを身長により6mlか7mlを単回投与し, 単回投与1時間後より3ml/hrか4ml/hrで48時間持続硬膜外注入を行ない, 鎮痛効果, 無痛域, 血漿濃度, 平均動脈圧, 心拍数, 動脈血ガス分析および副作用を調査した.
    結果: 0.25%群より0.5%群が鎮痛効果が高く, 血漿濃度は48時間後に最高で3.07±0.61μg/mlに達した. しかし, 局所麻酔薬中毒を呈した症例はなく, 血圧低下はあるが昇圧剤の必要はなかった.
    結論: 上腹部手術後患者にはカテーテルの先端がTh7の位置にあれば, 0.5%ブピバカインを3~4.3ml/hrの持続硬膜外注入は, 術後疼痛に有効であり, 血漿濃度の推移より適量と考えられた.
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  • 島田 千里, 増田 豊, 八代 亮, 信太 賢治, 鈴木 尚志, 岡本 健一郎, 樋口 比登実, 吉田 和正, 細山田 明義
    2 巻 (1995) 3 号 p. 412-415
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
    32歳の男性の左Th3領域の帯状疱疹痛に対して, 胸部持続硬膜外ブロック療法施行中に硬膜外膿瘍が発症した. 発熱, 前胸部痛, 背部痛, 注入時痛, 感覚低下, 血沈の亢進, 白血球数の増加, CRPの陽性を認め, 翌日には膀胱直腸障害がみられた. 緊急MRIを施行したところ, 硬膜外膿瘍が確認された. カテーテル先端からペニシリン耐性黄色ブドウ球菌が検出された. 抗生剤で保存的に治療し, 症状は消失した. MRIで膿瘍の消失を確認した. MRIは硬膜外膿瘍の診断, 治療効果の判定に有用であった.
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  • 森本 昌宏, 森本 悦司, 森本 眞美, 中野 弘行
    2 巻 (1995) 3 号 p. 416-419
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
    交通外傷後に発症した血管運動性鼻炎患者の治療を経験した. 週1回の割合で星状神経節ブロックを施行したところ, 症状の著明な軽減をみた. 本疾患に対する星状神経節ブロックの奏効機序につき考察を加えた.
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  • 矢船 明史
    2 巻 (1995) 3 号 p. 420-424
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
    ペインクリニックの分野では, 薬剤の有効性などを検討する目的で, 全対象患者中の有効患者の割合として定義される“有効率”という指標を頻繁に用いる. 有限のサンプルに基づいて推定されている以上, 有効率を適切に評価するためには, 点推定により一点の値として有効率を推定するだけではなく, 区間推定により有効率をある信頼区間として推定したうえで評価しなければならないが, 大部分の論文では有効率の点推定値のみに基づく評価を行なっているに過ぎない. この方法では有効率を適切に評価することは不可能であり, 誤った結論を導く危険性が高い. 本論文では, 有効率の信頼区間推定のための代表的な2つの統計学的方法を示し, ペインクリニックに関する過去の報告例のうち, 有効率の点推定値のみを用いている8例について, 実際に有効率の信頼区間を推定した. その結果, 有効率の信頼区間にはかなりの幅があり, 単に一点の推定値だけでは適切な評価ができないこと, そしてこの傾向はとくにサンプルサイズが小さい場合に著しいことが示された. 今回の結果は, 点推定のみに基づいた有効率評価の危険性, および信頼区間に基づく評価の必要性を具体的に示すものである.
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  • 佐藤 英俊
    2 巻 (1995) 3 号 p. 425
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
  • 2 巻 (1995) 3 号 p. 426-431
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
  • 檀 健二郎
    2 巻 (1995) 3 号 p. 432
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
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