日本ペインクリニック学会誌
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3 巻 , 1 号
選択された号の論文の10件中1~10を表示しています
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  • 大瀬戸 清茂, 塩谷 正弘, 長沼 芳和, 唐沢 秀武, 大野 健次, 多久島 匡登
    3 巻 (1996) 1 号 p. 1-6
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
    目的: ペインクリニックにおいても経皮的椎間板摘出術 (以下PDと略す) が行なわれるようになり, 当科では1994年6月上旬までに腰部 (85例) と頸部 (8例) 合わせて93例施行したのでその成績とペインクリニックでの意義を述べる. 方法: PDの方法は, 土方式による経皮的椎間板摘出術と Onik が発案した Nucleotome による自動経皮的椎間板摘出術で行った. また, PD後も神経ブロック療法を併用した. 治療成績は担当医の評価と1994年8月郵送の患者へのアンケート調査 (回収率84.5%) によって行なった. 結果: 成績についてみると担当医の評価によるADLの改善度は, 腰部78.8%, 頸部87.5%, アンケートは, 80.8%, 87.5%であった. PDを受けた患者による印象では,「とてもよかった」と「よかった」を合わせると腰部70.5%, 頸部87.5% (平均77.2%) になった. 結論: PDは, ペインクリニックの治療法として有力な手段となりうるが, 神経ブロックと併用しながら行なうと, より治療成績が向上すると考えられた.
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  • 坂本 浩, 堂崎 信一, 劔物 修
    3 巻 (1996) 1 号 p. 7-13
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
    目的: 上肢の長時間手術に対する麻酔には持続腕神経叢ブロックが有効である. 腕神経叢ブロックの穿刺法の1つである鎖骨下法には, 高位脊椎麻酔などの重篤な合併症がない. そこで, 長時間手術の麻酔と術後鎮痛のため鎖骨下法 (infraclavicular approach) による持続腕神経叢ブロックを施行した. 方法: 対象はASA分類1~2, 年齢4~59歳 (29.8±18.3平均±S.D.) の肩以外の上肢の手術を受ける患者20例, ターニケット使用は15例であった. 穿刺針の刺入点を, 成人では鎖骨の中点を通る鎖骨の垂線上の4~6cm外尾側とし, 神経刺激装置を用いて金属絶縁針を腋窩動脈の血管周囲鞘内に留置し局所麻酔薬を投与した. 結果: 全例で手術開始時には皮膚切開による血圧上昇などの浅麻酔兆候を認めなかった. 術中は局所麻酔薬の追加投与によって十分な麻酔深度を維持できた. 2例で血管周囲鞘探索時に動脈を穿刺した. しかし, 神経障害は認めなかった. 2例で初回の駆血カフ膨張により, 血圧が上昇した. 局所麻酔薬の追加投与により駆血カフ膨張前の血圧に戻ったので, ターニケットペインが疑われた. 結論: 重篤な合併症を起こさない鎖骨下法による持続腕神経叢ブロックは金属針でも安全に行なえ, 術中麻酔維持に有効で, 長期間の留置も可能と考えられた.
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  • 矢部 雅哉
    3 巻 (1996) 1 号 p. 14-21
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
    星状神経節ブロック治療が対象となった突発性難聴患者19名を含む22名について第5頸椎横突起における頸部交感神経ブロック (C5-SGB) と第7頸椎横突起におけるブロック (C7-SGB) を行い, 薬液の広がる範囲に対して, サーモグラフィを用いて皮膚温の上昇する部位を調べ, 頸部交感神経系の支配と分節性を検討した.
    透視下で部位を確認して2%メピバカイン1.5mlとイオトロラン1.5mlの合計3mlの薬液を注入した. C7-SGBで薬液が第2胸椎椎体下縁まで広がるまで注入した研究を追加し, 以上をあわせて薬液の広がりの下端で第6頸椎椎体下端までの3例 (下端C6群), 第7頸椎椎体下縁までの7例 (下端C7群), 第1胸椎椎体下端までの16例 (下端T1群), 第2胸椎椎体下端までの9例 (下端T2群) の4群に分けサーモグラフィによる左右の温度差の経時的な変化を検討した.
    結果は, 上肢において第3指, 第4指, 第5指, 小指球, 手背尺側で下端T2群が他の群より有意に皮膚温が高かった.
    手の尺側, 第3指, 4指, 5指は第2胸椎椎体の高さの交感神経に支配され, 頸部交感神経ブロックで手全体の交感神経を遮断し, 皮膚温上昇を得るには第2胸椎椎体下縁までの薬液の広がりを必要とすることが明らかになった.
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  • 平川 奈緒美, 平川 英典, 森本 正敏, 原野 清, 十時 忠秀
    3 巻 (1996) 1 号 p. 22-28
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
    イヌの上頸神経節 (SCG), 中頸神経節 (MCG), 星状神経節 (SG) の頸部交感神経内に投射する感覚神経の存在を, WGA-HRPの逆行性軸索内輸送法を用いて確認した. 生後2~3ヵ月の仔イヌを用い, 一側の各神経節に2%WGA-HRPを5μlずつ注入した. 灌流固定後, 脊髄神経節 (DRG) を摘出し, 凍結連続切片を作製した. 組織化学処理および中性赤で重染色した後, 光学顕微鏡にて標識細胞数を数えた.
    SCG注入例ではC1, C2のDRGに, MCG注入例ではC6, C7およびTh2からTh4のDRGに, SG注入例ではC7とTh2からTh4のDRGに多数の標識細胞が分布していた. SCG, SG注入例では同側性優位が認められたが, MCG注入例では同側性ではあるが, より両側性支配が強かった. 交感神経節後細胞に投射する感覚神経は, 交感神経機能の調節への関与および痛みという現象に関与していると推測される.
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  • 福井 晴偉, 大瀬戸 清茂, 塩谷 正弘, 有村 聡美, 多久島 匡登, 大野 健次, 唐沢 秀武, 長沼 芳和
    3 巻 (1996) 1 号 p. 29-33
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
    目的: 椎間関節を支配する各々の脊髄神経後枝内側枝がどの部位に関連痛として腰痛に関与しているか調べる目的で調査を行った. 対象と方法: 腰椎椎間関節症が疑われた患者で, 高周波凝固法による facet rhizotomy の電気刺激時に痛みの部位に放散痛が得られ, かつ疼痛再現性が得られた患者30人とした. 結果: 放散痛の部位を body diagram に記載し, L1~S1までの後枝内側枝の関連痛の部位チャートを作った. 結論: 各々の後枝内側枝の放散痛の部位について, L1はL1/2椎間関節直上を中心とする傍脊柱部, L2は主にL2/3椎間関節直上を中心とする傍脊柱部, 一部がその上下の傍脊柱部, 啓部, L3はL3/4椎間関節直上を中心とする傍脊柱部, 一部がその上下の傍脊柱部, 大腿外側部, L4はL3/4からL4/5椎間関節直上を中心とする傍脊柱部, 一部がその上下の傍脊柱部, 大腿外側部からそけい部, L5はL4/5からL5/S1椎間関節直上を中心とする傍脊柱部, 一部がその上下の傍脊柱部, 臀部, 大腿外側部, S1はL5/S1椎間関節直上を中心とする傍脊柱部, 一部がその上下の傍脊柱部, 臀部, 大腿外側部であった.
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  • 福井 晴偉, 大瀬戸 清茂, 塩谷 正弘, 有村 聡美, 多久島 匡登, 大野 健次, 唐沢 秀武, 長沼 芳和
    3 巻 (1996) 1 号 p. 34-38
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
    椎間関節に起因する痛みは頸部痛の主な原因の一つだと考えられている. しかしそれぞれの椎間関節に起因する痛みに関してC3からC7までの脊髄神経後枝内側枝由来の関連痛の検索をした報告はない. 目的: 今回各々の脊髄神経後枝内側枝がどの部位の頸肩背部痛の原因として関与しているか調べる目的で調査を行なった. 対象と方法: 頸椎椎間関節症が疑われた患者で, facet rhizotomy の電気刺激時に痛みの部位に放散痛が得られ, かつ再現性疼痛が得られた患者28人とした. 結果:放散痛の部位を body diagram に記載し, C3~C7までの後枝内側枝の関連痛の部位チャートを作った. 結論: 各々の後枝内側神経の放散痛の部位は, C3は主に後頭部から耳介後部, 後上頸部, C4は主に後頸部, 肩甲上部, C5は主に下頸部, 一部が肩甲上角部, 肩関節部, C6は主に肩甲上角部, 一部が肩甲間部, 肩関節部, 上腕部, C7で主に肩甲間部, 肩関節部であった.
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  • 大和田 良一
    3 巻 (1996) 1 号 p. 39-45
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
    交感神経の節後線維にはアドレナリン作動性のものとコリン作動性のものがある. 交感神経節ブロックの効果判定法として, 広く行なわれている方法は血流量増加を指標とするアドレナリン作動性線維の遮断を対象としたものである. そこでコリン作動性線維の遮断を検出するために, ブロムフェノールブルー法発汗テスト紙上に得られた発汗点像の濃度を, コンピュータ画像処理によってスコア化し, 発汗量を半定量的に評価する方法を考案した. 紙上の水分量と処理したスコアには相関係数0.99の有意な相関が認められた. 本法を用いて, 星状神経節ブロック前後の手掌発汗量, および腰部交感神経節高周波熱凝固術前後の足底発汗量変化を測定し, 同時にサーモグラフィーによって皮膚温を測定した. いずれも交感神経遮断後には危険率5%以下の発汗量の有意な減少と, 同じく皮膚温の上昇が見られた. ブロック効果の判定には血流量の増加や皮膚温の上昇を招来するアドレナリン作動性要素の測定だけでなく, コリン作動性の発汗量を測定することが, 特に血管の器質的閉塞が進行している例では重要であると考えられ, 発汗量測定の定量化は交感神経活動を定量可能とした.
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  • 3 巻 (1996) 1 号 p. 46-50
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
  • 3 巻 (1996) 1 号 p. 51-53
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
  • 3 巻 (1996) 1 号 p. 54-60
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
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