映像情報メディア学会誌
Online ISSN : 1881-6908
Print ISSN : 1342-6907
ISSN-L : 1342-6907
68 巻 , 10 号
選択された号の論文の20件中1~20を表示しています
ふぉーかす
特  集
技術解説
講  座
ディスプレイユーザインタフェース(第4回)
輝け!リケジョ(理系女子)(第15回)
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論文特集 ディスプレイ -IDW '13を中心に-
特集論文
  • 藤井 雅人, 鈴木 千晴, 志賀 智一
    2014 年 68 巻 10 号 p. J420-J424
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/09/25
    ジャーナル フリー
    プラズマディスプレイのアドレス時間短縮のため,画面半分の領域を複数ライン同時に走査 (マルチライン走査)し,他の画面半分を1ラインずつ走査(シングルライン走査)する.次フレームでは,前フレームでマルチライン走査した領域はシングルライン走査し,他はマルチライン走査する.120Hzフレームレート表示では,人は2フレーム分の画像の和を知覚するため,マルチライン走査による原画像との画素値の誤差を,対となるフレームでシングルライン走査する際に,表示輝度に対する人間の視認性を考慮して補正することにより画質劣化を抑制する.提案方式を適用した画像と原画像の比較によるPSNRは,同時走査ライン数を3以下とすれば,高画質の基準である40 dBを上回った.視認評価実験においてもその範囲で画質は充分であることがわかった.同時走査ライン数が3のとき,アドレス期間を33%短縮できる.
  • 木村 真治, 堀越 力
    2014 年 68 巻 10 号 p. J425-J431
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/09/25
    ジャーナル フリー
    テレビ電話は対面に近いコミュニケーションを提供する重要な手段である.しかし,モバイル端末を用いたテレビ電話では,端末を手に持って自分の姿を撮影しながらディスプレイに表示される相手と会話をしなければならない.この利用スタイルは相手とアイコンタクトできない状態での会話を強いられ,端末を持つ腕の疲れも誘発する.そこで,我々はメガネ型端末をかけるだけで“ハンズフリー”,かつ,相手の映像に“高い実在感”がある対話を実現するシステムを提案する.メガネ型端末には複数の魚眼カメラとヘッドマウントディスプレイが備えられており,複数の魚眼カメラで顔を主とした自分の姿を撮影することであたかも正面にカメラが存在するような映像を合成し,さらに,眼前に相手の映像を提示することで,実際に相手と対面しているような感覚を提供する.
  • 山名 達, テ ナイン ウー , 菊池 裕嗣, 木村 宗弘, 赤羽 正志
    2014 年 68 巻 10 号 p. J432-J436
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/09/25
    ジャーナル フリー
    さまざまな配向膜を用いて界面配向がブルー相液晶の安定性および電気光学特性に与える影響について調査した.その結果,垂直配向膜の混合比率が上昇するにしたがい,ブルー相の温度範囲が拡大した.さらに,水平ポリイミド配向膜を塗布したサンプルにおいて,プレートレットがほとんど見えない完璧なモノドメインのテクスチャを得ることができた.しかしながら,電気光学特性において界面からの影響を確認することはできなかった.
  • Akihito Miyamoto, Yuko Okumoto, Kenichi Sasai, Kiyoyuki Morita
    2014 年 68 巻 10 号 p. J437-J441
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/09/25
    ジャーナル フリー
    A 4-inch 80-ppi flexible AMOLED display was fabricated using organic TFTs with an inkjetted semiconductor layer on polymer gate insulator film. To suppress variations in organic TFT (OTFT) characteristics, the process damage to polymer gate insulator was remedied by surface treatments, and organic semiconductor crystallinity was improved by controlling the film thickness, giving a threshold voltage uniformity of -0.2 ± 0.45 V. We also observed the non-degradation of the OTFT characteristics even after bending it 200 times over a 5-mm radius.
  • 坂本 圭, 奥山 久美, 桐木 智史, 平 加奈子, 相松 将, 大石 仁志, 周 宏晃
    2014 年 68 巻 10 号 p. J442-J446
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/09/25
    ジャーナル フリー
    従来から逆波長分散性を有する材料としては,フルオレンを用いたポリカーボネート共重合樹脂が知られているが,逆波長分散性を有する重合性液晶化合物によれば,より薄膜化された光学補償材料の提供が可能となる.われわれは,産業上利用可能な性能バランスの逆波長分散性を有する重合性液晶化合物LCK-5059(開発コード名,以下同様)を開発したので,その特性について報告する.液晶化合物の分子構造は,従来の剛直な構造だけではなく,フレキシブルな分子構造を新たに導入することで,フィルムに塗布された後,液晶相で自己組織化する際に逆波長分散が提供される構造が形成される設計とした.また,このLCK-5059を用いた1/4 λ位相差板を用いた偏光板型反射防止フィルムは,550nmでの反射率が1.16%であり,OLED用反射防止フィルムなど産業上利用できる実用的な反射率であった.また,その視野角特性も優れていることがわかった.
特集フィールド論文
特集研究速報
論文
  • 影山 昌広, 浜田 宏一
    2014 年 68 巻 10 号 p. J464-J470
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/09/25
    ジャーナル フリー
    超解像処理が「折返し成分として画像に現れている高周波成分を正しく復元する処理」であることを鑑みると,すでに拡大されたアップコンバート画像を超解像処理する際に,撮像からアップコンバート画像に至る過程における折返し成分の挙動を正確にモデル化することが重要である.しかしながら,未知の倍率で拡大されたアップコンバート画像の場合には,折返し成分の挙動を正確にモデル化することが困難であった.そこで本稿では,このモデル化に必要な「拡大前の画素数,および折返し成分の位相を決定づけるリサンプリング位相」の推定手法を提案する.画像拡大前のナイキスト周波数では,ベースバンド成分と折返し成分の信号強度が必ず一致し,複素平面上で信号が直線状に分布することを利用して,未知の倍率で拡大されたアップコンバート画像における拡大前の画素数およびリサンプリング位相を推定する.シミュレーション実験によって提案手法の有効性を示した.
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