観測した三刺激値から分光反射率を推定する方法を提案する. そこでは実際の分光反射率は連続的であるということを利用する. 推定問題を波長間における分光反射率の差分の2乗和の最小化として定式化し, その解法を示す. 従来の方法と比較して推定精度が向上したことを実験結果によって示す.
ポスタやパッケージなどに使用する画像の制作過程において,特定オブジェクトの誘目性を向上させる場面が数多く存在する.本論文では,このような場面において適切な画像加工を行うエフェクト列を自動選択するツールを提案する.
外国人向けの新しいサービス「読解支援情報付ニュース」を提案し,制作支援システムを開発した.このサービスは,ニュース記事にやさしい日本語などの読解支援情報を重畳させて提示するものであり,ニュースを分かりやすく伝えることに加えて日本語教育・学習に配慮したものである.
本研究では,ユーザが素手でVR空間上の仮想物体を限界まで変形する際に,聴覚刺激の付加が仮想物体の柔らかさ知覚に与える影響を被験者実験により調査した.実験の結果,変形限界を知らせる聴覚刺激を視覚刺激と同時に提示することにより,仮想物体の柔らかさ知覚が向上し,操作もしやすいことが示された.