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鈴木 順雄, 谷口 弘一
原稿種別: 本文
p.
151-152
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
社会教育(生涯教育)において環境問題を扱う場合, 領域が広い環境教育と社会環境・家庭環境・自然環境・住居環境など学習者の生活環境と学習歴・学習習慣などの複雑な絡みから学習者階層に定着してゆく.
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篠原 望, 高沖 武, 山下 伸典, 佐藤 勝幸
原稿種別: 本文
p.
153-156
発行日: 1991年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
1990年8月22日の台風14号の強風は, 海水を白く舞い上がらせ, 2日後の8月24日の正午頃には, 大学構内の落葉樹数種の葉が枯死した.特に風のあたる方向で枯死が著しかった.枯死した葉と正常な薬を採取し, 葉から溶出するイオンを分析したところ枯死の原因は風に含まれるNa^+による塩害であることが結論された.Na^+の葉内への取り込みの結果K^+をはじめMg^<2+>, Ca<2+>などの流出がおこり枯死に至ったものと考えられる.3種の落葉樹でさらに模擬実験を行い, 同様の結果を得た.
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稲森 潤, 平山 勝美
原稿種別: 本文
p.
157-158
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
最近20年間に, 世界の大きな機関や, 国際的な会議が, それぞれの立場から環境に関する憲章や宣言を発表し, 行動の指針にしてきた。しかし, 教育の立場からはそのようなアピールがあったとは聞いていない。科学教育学会は学校だけでなく, もっと広く環境教育を考えることができる立場にあるから, 将来, 教育の環境憲章(仮称)をまとめることが期待される。その資料として企業サイドの環境憲章を検討した。
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福井 典代, 広瀬 月江, 藤原 康晴
原稿種別: 本文
p.
159-160
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
大量消費, 使い捨て傾向が強かった社会も, 石油危機を契機に物を大切に使い, 有効に活用する方向に変化しており, 家庭生活においても省資源・省エネルギー活動を積極的に推進する必要がある。本研究では, 生徒の日常生活における身近な省資源・省エネルギー活動の実態を資料として用い, 生徒の日常生活における省資源・省エネルギー活動の推進を図る教材を開発した。
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高橋 庸哉
原稿種別: 本文
p.
161-164
発行日: 1991年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
身近な自然環境の一つである『雪』・『氷』は小・中学校の教科書ではほとんど扱われていない。そこで、雪や氷に関して、次のような教材の開発を行った: 1)雪の結晶の観察(目視による観察、雪結晶のレプリカ作り); 2)初期氷晶の生成実験; 3)積雪断面の観察; 4)氷の薄片の観察。いずれも学校・家庭での観察・実験が容易であった。また、これらを使った博物館における実践例についても紹介する。
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所 康子, 永石 由美子, 藤原 康晴, 山下 伸典
原稿種別: 本文
p.
165-166
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
大気中のイオン性物質の種類や含有量は自然環境の正常あるいは汚染状態を表す指標と考えられる。NaCl水溶液を用いたモデル系で環境への風送塩の影響を検討した。局所環境中における布への付着量を簡易導電率計で定暈した。NaCl付着量は、綿ではナイロン、ポリエステルに比し著しく多い。脱着挙動も繊維の種類間で異なり、繊維の化学的性質が大きく関与することが明らかとなった。本方法を応用することにより、自然環境の保全を認識する学習において効果を高めることが期待できる。
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鈴木 久米男, 戸北 凱惟
原稿種別: 本文
p.
167-170
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
本報告は、中学生とその指導者である教師の環境に対する認識を明らかにし、それらの傾向の違いから理科の指導における問題点を見いだすことをめざした。その上で問題点の解決のための具体的な解決策を提案し、実際に検証を行った。
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下野 洋, 三宅 征夫, 小島 繋男, 恩藤 知典, 浜中 正男, 市川 智史, 山極 隆, 細木 邦子, 鳥海 和広
原稿種別: 本文
p.
171-174
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
体験に基づく自然環境の認識は環境保全を考え行動する原点であると考えられるが、このよ う な環境教育的な視点にたつ理科のカリキュラム開発を行うに当たり、中学校生徒に実際の霧を体験させた。本稿では、主として霧を体験した後で行った霧にたいする印象、疑問、さらに調査したいこと、霧のイメージ、霧の発生地形、発生・消滅した時期、発生原因などの調査結果と映像で霧を観察した生徒の霧の認識調査の結果を報告する。
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小島 繋男, 下野 洋, 恩藤 知典, 鳥海 和広
原稿種別: 本文
p.
175-176
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
中学2年生を対象に、野外における霧の状況(盆地に霧のかかった状態から、道や建物が見えてくるまで)を観察させ、事前と事後のアンケート調査の対応項目の変化を調べた。その結果、この調査項目に関しては、実際の霧の観察が、霧の発生する地形・霧の発生原因・霧の発生時刻・霧の消える時刻などについての理解に、明確な影響を与えているような結果は認められなかった。
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内山 弘定, 中川 和彦
原稿種別: 本文
p.
177-178
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
イギリスでは、教育改革法(Education Reform Act)が1988年に成立した。この教育改革法は、イングランドとウェールズの公立の義務教育段階(5歳から16歳)にある初等・中等学校に、ナショナルカリキュラムとして、10の必修教科を導入することを目的としている。本稿はナショナルカリキュラムについて、その構成と内容、及び必修教科の一つである「科学」の構成と内容を概説する。
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中山 和彦, 丸川 和男
原稿種別: 本文
p.
179-180
発行日: 1991年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
イギリスでは、教育改革法が1988年に成立、ナショナルカリキュラムが公立の義務教育段階、初等・中等教育に導入された。必修科目10教科の中に「技術」が入っており、中心教科3科目が1989年に実施に続いて、1990年からは技術が実施された。このように、技術が重視されるに至った背景と、技術の教科内容及びその構成について概説する。
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三宅 征夫, 猿田 祐嗣, 松原 静郎, ジョン ミラー
原稿種別: 本文
p.
181-184
発行日: 1991年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
国立教育研究所で行っている日本の数学・科学に関する長期追跡研究とノーザンイリノイ大学で行っている米国の類似の研究の内容を比較紹介し、数多い質問紙項目の中の両者の共通項目について比較分析した。特に、進学計画(希望)、学校外での学習時間数、数学・科学に対する興味・関心・態度、数学・科学に対しての男女に関する態度、および職業に対する考え方についての中学生・高校生の日米の差異を明らかにした。
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本多 泰洋
原稿種別: 本文
p.
185-186
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
教育が危機に瀕していると米国で言われて久しい。特に理科及び科学教育について、米国の抱える教育問題と、その対応策を紹介し、日本でもすでにその萌芽が見える教育問題解決の参考に供する。
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宮野 純次
原稿種別: 本文
p.
187-190
発行日: 1991年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
ドイツの初等科学教育は、伝統的に国語、 社会、理科などを融合した、合科教授としての郷土科の中で行われていた。東ドイツにおける郷土科は、戦後、廃止・再導入など幾多の変遷を経ていた。本研究では、初等科学教育の在り方に関する基礎的研究の一環として、東ドイツ時代における郷土科の歴史的変遷に関して、展開された理論や主張を明らかにした。
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伊藤 博夫
原稿種別: 本文
p.
191-194
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
京都市青少年科学センターは科学博物館の展示施設を持っている。一般の参観者(小学生から成人)を対象として, 同時に多種の理科実験が行なえるシステムを開発してきた。VTR, AVカードやタッチパネルを組み合わせたマルチメディアCAIシステムとその理科実験について報告をする。
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川本 佳代, 篠原 文陽児
原稿種別: 本文
p.
195-198
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
ハイパーメディアの教育的意義の中に教育過程解明への接近がある。その解明の1過程として, 空間認識技能の高低によって学習にどのような違いがあるかについて実験研究を行なった。空間認識技能の高い学習者の方が, ハイパーメディア教材による学習に適していると同時に. この学習を好む傾向にあることがわかった。
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島貫 陸, 横山 節雄, 吉田 真吾
原稿種別: 本文
p.
199-202
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
数理技術上の一つの問題を示したとき, それに対する必要十分な説明をコンピュータによって編集するシステムの構築を目指すものである。具体的には, 科学技術諸分野に現われる数理技術を収集・整理する。Macintosh コンピュータ上に, HyperCardを使用して編集や検索が可能なように構築する。基本構想について報告する。
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中村 直人, 竹谷 誠
原稿種別: 本文
p.
203-206
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
数学の問題解決の学習には, 数学的命題知識MK(Mathematical propositionaI Knowledge)と方略的知識SK(Strategic Knowledge)の獲得が重要である, これまでに, 著者は, SKの効果的な学習法として, SKの体系に基づく学習者主体の探索学習(exploring learning)を提案した. 本稿では, その探索学習の実現として, まず, レーザーディスク利用のシステム構成について述べる. さらに, ハイパーメディア上での教材提示・教授法の概念と教材の構成方法を報告する.
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松尾 尚典, 中村 直人, 寺田 文行
原稿種別: 本文
p.
207-210
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
X-Window上でハイパーテキストを実現する為のブラットフォームHYP-LINKの開発と, その上で構築した群論学習環境のシステム構成について述べる。また, 学習者へのハイパーメディアのオブジェクトの実現例として, その環境の中へのエキスパートシステムの組み入れも報告する。
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大坪 一夫, 渡邉 光雄, 吉江 森男, 加納 千恵子, 西村 よしみ, 市川 保子, 酒井 たか子
原稿種別: 本文
p.
211-214
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
科学技術(特に電子工学)分野の外国人研究者のための日本語読解支援システムの開発に、日本語の読解授業の実態分析の結果を生かす試み、というのが本研究の主旨である。米国のマサチューセッツ工科大学において科学技術日本語読解の実験授業を行い、日本語教師の読解指導行動をVTRに収録して、刺激回想法を用いて分析して得た結果から読解指導ルールを抽出した。それをもとにマッキントッシュを利用した科学技術日本語読解支援システムの開発を進めている。
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山元 啓史, 木村 捨雄
原稿種別: 本文
p.
215-218
発行日: 1991年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
外国人が日本語科学技術文献の読解技能を習得するためのコース設計において、読解に関するストラテジーの研究は重要である。とりわけ科学技術論文では問題、目的、方法、結果を確実に読み取る必要がある。本稿では、Meyerらのテキスト構造に関する研究成果をもとに、科学技術論文のテキスト分析することにより、内容の構造を指摘する語句(signaling)を抽出し、その分類を行い、signaling援用による日本語読解のストラテジーを考察する。しかし、一般の説明文とfindingをその中心的伝達目的とする専門文献とでは明らかに異なる構造を有すると考え、signalingを日本語科学技術論文読解に応用するために、科学技術論文独自の内容の構造を提案する。また実際に実験調査を行うために、signalingのタイプ分けを行った。
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津守 美鈴, 木村 捨雄
原稿種別: 本文
p.
219-220
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
「心の教育」の場としての詩教育の具現化の方策を模索する。特に学習者の価値観の影響性の面からの理解特性を明らかにする。そのために, 学習者の価値観調査と詩の理解調査を独立的に実施し, その結果を生徒のより価値論的・思想論的な内的意味をとらえられる詩の理解モデルを用いて分析をする。
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前田 保司
原稿種別: 本文
p.
221-222
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
物語文指導の授業方法の多様さの中で、多くの教師は自信のない状態で.疑問を持ちながら指導している。物語文の持つ構造の特徴を記述し、課題分析のための共通の視点を与えるものとしての物語文法(story grammr)の手続きの詳細化を図り、あわせて実際に適応させることによってその可能性と問題点を明らかにする。また、子供の物語文の理解における構造と内容の影響を、発達的な視点に立って考察し、物語文指導の順序性や指導場面におけるポイントを明らかにした。
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倉井 庸維
原稿種別: 本文
p.
223-226
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
高校に進学後2〜3年を経過した数学が苦手な生徒を対象に、小、中学校での学習内容からなる2つのテストを実施した。その結果、小学校内容については、学習当時に比べて学力に向上はみられた。また、習得しにくい分野として、平方根に関する問題、分数の乗除が関わる問題があげられ、平方根を扱う分野においては、近似的な小数による代用、平方根表や電卓を使用する指導を提案している。
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須甲 克也
原稿種別: 本文
p.
227-228
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
学校における集団授業で, 学習者個々の評価の手段として演習や試験を行なうが, 数学の演習や試験の場合, その採点結果の利用に関しては当該単元の内容理解度をはかることに偏りがちである。正答に至らぬまでも途中まで書かれた答案に対して, 部分点という対応がせいぜいである。そこで, 現状の試験による評価法はそのままに, さらに答案の部分に対してその単元から独立した別の意味付けを行なうことにより, きめ細かい評価を行なう方法を提案する。
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佐伯 卓也
原稿種別: 本文
p.
229-232
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
学習者の認知構造を測定する用具、岩手式言語連想テストIWATを開発し、実際に利用し始めてから11年になる。教師の意図をもっと強く反映した手順を求め、新しく重みつき内容構造を考案し、それを利用した分析手順を実践的に開発し、いくつかの成果を得たのでここに報告する。
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栗嶋 勇
原稿種別: 本文
p.
233-236
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
心理学者や数学者などの先行研究を基に「思考力の形成要因」を仮説設定し, 問題解決学習を通じ「思考力の形成要因」を明らかにして, 生徒の思考力の形成を考察する。また, その検証結果に基づき生徒の思考力の伸長を図るための教材を作成し, 研究授業を行ないその前後における生徒の「問題を解決する」能力及び「思考力の形成要因」の変化をテスト及ひアンケートによって調べる。
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須曽野 仁志, 下村 勉
原稿種別: 本文
p.
237-240
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
上野市立府中中学校では、3年生を対象にした「情報基礎」の授業を始め、本年度で3年目となる。本報告では、本校の「情報基礎」授業の3年間のカリキュラムと授業実践してきたことを紹介する。この授業では、生徒がソフトウェアを主体的に操作し、生徒の情報発信活動を支援することを重視してきた。また、LANを生徒の学習活動に活かし、学習成果のデータベース化をはかり、それを活用する実践を進めてきた。
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土橋 永一
原稿種別: 本文
p.
241-242
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
新しい学習メディアとしてコンピュータを見たときに、学習者の学習活動はその特性に大小様々な影響を受けているものと思われる。本研究では、VTRを用いて児童の細かな表情を観察し、その中から特徴的な学習活動の姿を取り出し、コンピュータを利用した学習活動の特性について考察を試みる。
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藤田 裕司, 木村 捨雄
原稿種別: 本文
p.
243-246
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
平成5年度から技術・家庭科に情報基礎が領域として新設される。今までの技術・家庭科のあゆみを振り返り、新領域をどのように教育実践に活かすかその授業設計を提案する。技術・家庭科の目標から情報基礎を考え、技術・家庭科における情報教育としての位置づけを考える。また情報基礎の授業を考えるにあたり、指導計画の中心にプログラミング教育をすえその指導計画を作成し授業を実践して問題点を明らかにする。
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篠原 文陽児
原稿種別: 本文
p.
247-250
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
平成元年3月に「新学習指導要領」が告示され, 中学校「技術・家庭」に, コンピュータ等の理解を内容とする「情報基礎」が新設された。本報告は, 1985年から1990年におけるコンピュータ等の活用に関する筆者独自の全国規模の実態調査結果をもとに, 「情報基礎」のカリキュラムを4つに類型化し, それぞれの特色と課題を指摘している。
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世波 敏嗣
原稿種別: 本文
p.
251-254
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
従来、イギリスの前期中等教育においては、「コンピュータ学習」など科目を通してコンピュータ教育が行われていた。1985年、この課程の基準として、「GCSE全国基準 コンピュータ学習」が公表された。しかし、1989年に「全国共通教育課程における科学」が公表されて以来、科学教育の一部としてのコンピュータ教育が行われようとしている。これらを比較すると、コンピュータ教育の必須の部分が分かり、また、「初歩から発展へ」から「基礎から応用・実用へ」という変化があると言える。
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竹繁 孝一, 伊藤 啓子, 篠原 文陽児
原稿種別: 本文
p.
255-258
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
情報化社会といわれ, 学校へのコンピュータの普及はめざましい。特に, 小学校では, 慣れる触れる・親しむに代表されるコンピュータの教育利用が, 文部省等によって指摘されている。しかし, 具体的な教育利用のデータとなると, 教育利用を具体的に議論するには未だ不十分と思われる。本研究は, 千葉県・飯岡町と大分県・杵築市の公立小学校の間で, クラブ活動の一環として実践したパソコン通信によるコンピュータ利用教育の実践報告であり, 実践例と課題を指摘する。
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蓮見 信夫
原稿種別: 本文
p.
259-262
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
新学習指導要領の柱でもある、国際理解教育・情報化教育を授業の中でいかに実践をするかは学校教育の今日的な急務な課題である。そこで、社会科の授業において児童が国際パソコン通信を活用し海外に日本製品について質問をしたり、海外との交流を通して、国際社会に生きる児童の育成の目指した実践的研究をおこなった。その結果、国際パソコン通信の有効性が確かめられた。
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金田 英五郎, 木村 捨雄
原稿種別: 本文
p.
263-266
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
植物の栽培観察学習において収集したデータのうち、数値処理可能なものについて統計グラフを活用すれば成長の過程や自然をより深く理解できると考え、小学校中学年でも利用可能なグラフソフトを開発し、植物の成長に関する考えの変化や児童のグラフソフトの活用能力を調査する。
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宮田 敏郎, 木村 捨雄
原稿種別: 本文
p.
267-268
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
これまでの教科教育におげるLOGOを使った実践例では、LOGOのコンピュータ言語としての特徴にうまく合うような題材を取り上げることが多く、教科教育の立場からLOGOの活用について一貫した観点から述べたものは少ない。そこで、仮説実験授業の考え方をもとに、子どもの思考にもとづく理科教育におけるLOGOの活用方法について考察した。
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谷口 賢, 木村 捨雄
原稿種別: 本文
p.
269-272
発行日: 1991年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
新教育課程の一つの柱である「情報化への対応」に向かって、各学校では、教員研修、ソフト・ハード面の整備等がなされている。情報教育を具現化しようとするとき、どのような枠組みでカリキュラム化しまたどのように授業実践していくのかは、教育現場での現在的な問題になっている。本考は、現在様々な場において使われる 「情報」という言葉に共通する姿を考察し、また、統計教育の探求プロセスと情報活用能力を関係づけて見ることにより、特に小学校段階における「情報活用能力」を具現化するときの、一つの枠組みまた視点を得ようと試みている。
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志村 修
原稿種別: 本文
p.
273-274
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
千葉市では、昭和61年度の教育センターCAIシステム整備と共に、小・中・養護学校教職員を対象に「社会の情報化」に対応すべく、教員研修を進めてきている。以来、5年間に市内全職員の1/2に当たる2500名が、入門・初級の講習を終了している。しかし、教育課程改訂を控え、新機種による新たな研修カリキュラムの構築が急務であり、機種選定を含み、マルチメディアを志向した新たな教員研修のあり方を検討している。
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小松 幸廣
原稿種別: 本文
p.
275-276
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
情報機器やソフトウエアの変化は著しく、研修に用いるアプリケーションも目まぐるしく変化している。また、研修期間は短縮の傾向にあり、設定内容もごく基本的なものしか扱えない状況となっている。こうした情報処理教育の現状の中で、いかに現場で活用できる知識を提供するかは研修センターとしての重要な課題である。その一つの方向として実体験を取り入れた研修教材の提供を考え、例として中学技術・家庭「情報基礎」の講座を取り上げた。
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大島 正豊, 稲田 義邦, 平川 年明, 川崎 健二
原稿種別: 本文
p.
277-280
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
本教育センターでは、昭和62年10月より小・中・高等学校対象に、情報処理の言語講座とは別に教科教育利用としてのパソコン研修講座、及びパソコンの教育利用に関する研究を始めている。前回の報告(科教研報, Vol.4,No.6,pp.27-32(1990.5.19))に続き、パソコン研修講座の実施結果及び研究実績の報告である。
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永野 和男
原稿種別: 本文
p.
281-282
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
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東原 義訓
原稿種別: 本文
p.
283-284
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
コンピュータ導入の成否に大きく関与する教員研修の指導者養成のために、筑波大学学術情報処理センターでは各種研修会を行っている。指導者養成のための訓練方法としては、実際の研修会の企画・運営から講義、実習補助にいたるまでの体験を通して学ぶという方法を採用し、成果を上げている。
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山下 伸典
原稿種別: 本文
p.
285-288
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
自然科学の発展と進歩に伴う社会的ニーズは多様化し、化学教育の根幹に関わる問題を提起している。本報告ではこの問題の解決策として、細分化された理科教育内の科目間や自然科学を基礎とした他教科間の連携による、基本的な科学概念の形成とその応用能力の向上を指摘した。また、連携の接合手として、共通に使用可能な教材の開発の必要性を、簡易導電率計を例示して、述べた。
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根本 和成
原稿種別: 本文
p.
289-290
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
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情報化時代におけて、学校教育の内容も従来いのように基本的な教材だけに止まっていては、児童・生徒の関心や学習意欲を高めることが難しくなった。そこで基本的な学習が、人間生活や、社会の動きにどうつながっていくかというような視点を加えて、情報化による広い視野に対応する必要が生じた。生物分野でも人体・生活・環境・バイオテクノロジー・応用などの関連を重視することになった。
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島貫 陸
原稿種別: 本文
p.
291-294
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
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地学は科学としてはかなり複雑な構造をもっている。地学教育は危機的な状態にあるが, 地学に対する世の中の関心は深い。地学は環境科学の性格を有するが, 次のようなものでありたい。1. 自然の円満な理解を得る総合的な科学であること。2. 自然災害との関連を重視する。3. データの活用が必要で, そのためにコンピュータの活用が望まれる。本稿では気象教育についての具体的な提案を添えた。
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塚原 実
原稿種別: 本文
p.
295-298
発行日: 1991年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
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武村 重和
原稿種別: 本文
p.
299-300
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
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物理教育分野において、特に知的創造に向けて情報化社会に生きる生徒の育成にかかわる課題は、3点あげられる。1つは、生徒の物理現象についての「概念的枠組み」の研究である。生徒の物理概念の成長・変化の実態研究である。2つは、「科学-技術-社会」の物理内容構成の課題である。3つは、「実験・コンピュータ・思考」の情報化にかかわる課題である。この3点が、この30年間においてなおざりにしてきた教育課題である。
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金 宅浩, 金 寿日, 対 国良
原稿種別: 本文
p.
301-306
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
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原稿種別: 付録等
p.
App5-
発行日: 1991年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
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今堀 宏三
原稿種別: 本文
p.
307-308
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
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