The Journal of Antibiotics, Series B
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16 巻, 4 号
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  • 鳥山 和壮, 山口 東太郎, 鈴木 道子, 力丸 光雄, 石田 名香雄
    1963 年 16 巻 4 号 p. 249-251
    発行日: 1963/08/25
    公開日: 2013/05/17
    ジャーナル フリー
    放線菌の産生する抗菌性物質のスクリーニングは従来種々の被検菌を用いておこなわれ, その範囲はカビ, 酵母にとどまらず植物病原菌やMycoplasmaにまで及んでいる。しかし大別すると病原菌を直接目標としたスクリーニングとグラム陽性, 陰性, 抗酸性菌等のうち, 代表的非病原性菌を被検菌として, むしろ物質の抗菌スペクトルのパターンとその化学的性状の判別に主点を置いて選ぶ方法とがある。
    我々は近年, 耐性赤痢菌の問題が特に我国でクローズアップされている事実に着目し1), またその耐性の本態がエピゾーム依存性2) であり, 細胞壁になんらかの変化が予想されることを考え併せて, 耐性赤痢菌にのみ特に有効な化学構造が存在するであろうという予想の下に, 耐性および感性赤痢菌を用い, これらに有効な効線菌濾液のスクリーニングをおこなつたので, その結果を簡単にまとめて予報したい。結論としたいところは, 変つた病原菌を被検菌として加えるとそれだけ新しい物質群の選択される可能性のあるということ, すなわちはじめにのべた2つのスクリーニング法のうち前者の価値は充分考慮してよいということである。
  • 内田 幸男, 北室 友也, 竹林 貢
    1963 年 16 巻 4 号 p. 252-254
    発行日: 1963/08/25
    公開日: 2013/05/17
    ジャーナル フリー
    Kanamycin (以下, KMと略す) を眼感染症に対して使用した報告は, 既に大石, 杉浦らによつてなされ, その優れた効果がみとめられている。
    私達は今回, 一眼手術の術前無菌法処置の目的にKM眼軟膏が適するかどうかを検討した。結膜嚢は体外環境にあるおめ, 健常と見える者においても, 細菌は毎常のように存在する。大部分は非起炎性ものであるが, 時に起炎性のものもある。もし外傷で眼球壁が破られた場合, これらの菌が眼球内に侵入することが考えられる。眼外で非起炎性の菌も, 眼内に入ると病原性菌として振舞う場合がある。眼組織の中でも硝子体, 水晶体は血管を欠き, 感染に対して抵抗性に乏しく, 細菌にとつて好適な培地とさえなるものである。眼球内に感染が起つた場合, その眼の予後は絶望的であることが多い。眼手術, 特に侵襲が眼内に及ぶ場合 (内眼手術), 眼内に細菌を導入しないことはきわめて重要なことである。このために術前に結膜嚢を無菌の状態にしておくことが要求される。この処置を私達は内眼手術準備としての結膜嚢無菌法 (以下, 単に無菌法と呼ぶ) と称している。
    以下に無菌法に用いたKM軟膏の効果を報告し, また数例の外眼部感染症にも試みた結果を併せて述べる。
  • 1963 年 16 巻 4 号 p. 254-254,274
    発行日: 1963/08/25
    公開日: 2013/05/17
    ジャーナル フリー
  • 1963年2月23日京都大学楽友会館
    1963 年 16 巻 4 号 p. 255-264
    発行日: 1963/08/25
    公開日: 2013/05/17
    ジャーナル フリー
  • 1963年3月2日名古屋市大広ビル3階ホール
    1963 年 16 巻 4 号 p. 265-273
    発行日: 1963/08/25
    公開日: 2013/05/17
    ジャーナル フリー
  • 1963 年 16 巻 4 号 p. 282-287
    発行日: 1963/08/25
    公開日: 2013/05/17
    ジャーナル フリー
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