The Journal of Antibiotics, Series B

Candida albicansの呼吸に及ぼすTrichomycinの影響VI

Trichomycinのアミノ酸酸化阻害に対するRiboflavinの拮抗作用

塚原叡

1960 年 13 巻 3 号 p. 103-107
発行日: 1960/06/25
公開日: 2013/05/17

DOIhttps://doi.org/10.11554/antibiotics1953b.13.103

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さきに, 余は1, 2, 3), Trichomycin (TRMと略) の作用機序をC.albicansについて, 酵素化学的視点から追究することを企図し, まず, 代謝系の最も基本的な呼吸に関して, 各種糖質, L-およびD-アミノ酸, さらに脂肪酸類を供試基質として検した結果, 本菌種による上記の基質呼吸が, 低濃度のTRMによつて阻害されることをみとめ, したがつて, TRMの示す抗生作用の機作として, 呼吸阻害が第1義的なものであると解された。また, 脂質および糖質呼吸に対しては, 阻害度が小さく, 可逆的な阻害型式を示したが, これに反して, L-およびD-アミノ酸酸化に対しては, 阻害度が大きく, 阻害型式も非可逆的である点から, TRMの呼吸阻害作用は, L-およびD-アミノ酸に対して特異的であるとみなされ, しかも, これらのL-およびD-アミノ酸の酸化にはフラビン系酵素の関与を必須とするので, 本抗生物質の示す呼吸阻害の主要な侵襲点として, フラビン酵素系阻害が考えられた。そこで, この点を確認するため, TRMのアミノ酸酸化阻害作用に及ぼすRibonavinの影響に関して検討を加え, 1, 2の知見を得たので報告する。

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静注用ピロリジノメチルテトラサイクリンの臨床成績について

真下啓明, 黒田善雄, 原田敏雄, 清水喜八郎, 大河内一雄, 畠山正己, 国井乙彦, 中川真也, 陣立恒夫, 山田栄八 ...

1960 年 13 巻 3 号 p. 108-109
発行日: 1960/06/25
公開日: 2013/05/17

DOIhttps://doi.org/10.11554/antibiotics1953b.13.108

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静注用ピロリジノメチルテトラサイクリン (PRM-TC) を数例の内科的疾患に使用, その臨床効果, 副作用等を検討したので報告する。

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ピロリジノメチルテトラサイクリンの静脈注射による尿路感染症の治療

斎藤豊一, 福田覚

1960 年 13 巻 3 号 p. 110-111
発行日: 1960/06/25
公開日: 2013/05/17

DOIhttps://doi.org/10.11554/antibiotics1953b.13.110

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静脈内注射用のテトラサイクリン製剤であるピロリジノメチルテトラサイクリン (ホスタサイクリン)(PRM-TCと略) を泌尿器科患者に応用した結果について報告する。使用した薬剤はH社およびB社のものである。

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集団細菌性赤痢に対するグルコサミン添加テトラサイクリンの使用経験

坂東玲芳

1960 年 13 巻 3 号 p. 112-114
発行日: 1960/06/25
公開日: 2013/05/17

DOIhttps://doi.org/10.11554/antibiotics1953b.13.112

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サルファ剤に始まる細菌性赤痢に対する化学療法は, SM, CP, TC等の抗生物質の発見とともにその様相を一変したが, 最近各所に抗生物質に対する耐性菌による流行がみられるに至つて, 更に有効な抗生物質の発現が待望されるようになつて来た。そのうち, TC系抗生物質にあつては, メタ燐酸塩の添加およびTC燐酸塩複合体によつて1～3) またはクエン酸塩の添加4) によつてTCの血中有効濃度を高めることができるようになつたが, 最近, グルコサミンを添加5～6) することによつて, より高い血中濃度が得られることが知られた。
われわれは, 最近, 当地附近に発生した集団発生の細菌性赤痢に対して, ヘキサメタ燐酸ソーダ添加テトラサイクリン (TC-Vと略) と同時にグルコサミン添加テトラサイクリン (TC-Gと略) を使用し, その効果を検討する機会を得たので, ここに報告する。

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Demethylchlortetracycline 内服後の血清中濃度

河盛勇造, 米満敬一, 田中脩示

1960 年 13 巻 3 号 p. 115-116
発行日: 1960/06/25
公開日: 2013/05/17

DOIhttps://doi.org/10.11554/antibiotics1953b.13.115

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Demethylchlortetracycline (DMCT) は, MCCORMICK等1)によつてStreptomyces aureofaciens の1変異株から分離された新抗生物質である。
この物質が, 従来のテトラサイクリン系抗生物質よりも, 内服後の血清中濃度維持の長いことは, KUNIN &FINLAND2), HIRSCH & FINLAND3) およびSWEENEY等4) によつて報告されている。
私共は, 米国レダリー会社から, 本物質の提供を受けたので, 投与後の血清中濃度推移について, 他のテトラサイクリン製剤と比較検討することができた。

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九州支部第5回臨床部会講演要旨

1960年2月6日熊本大学医学部会議室

1960 年 13 巻 3 号 p. 117-121
発行日: 1960/06/25
公開日: 2013/05/17

DOIhttps://doi.org/10.11554/antibiotics1953b.13.117

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関西支部第36回研究会講演要旨

1960年2月28日大阪読売新聞社講堂

1960 年 13 巻 3 号 p. 122-130
発行日: 1960/06/25
公開日: 2013/05/17

DOIhttps://doi.org/10.11554/antibiotics1953b.13.122

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名古屋支部第2回東海臨床部会講演要旨

1960年2月20日名古屋興服産業ピル会議室

1960 年 13 巻 3 号 p. 131-149
発行日: 1960/06/25
公開日: 2013/05/17

DOIhttps://doi.org/10.11554/antibiotics1953b.13.131

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日本抗生物質学術協議会記事LXXIX

1960 年 13 巻 3 号 p. 150-157
発行日: 1960/06/25
公開日: 2013/05/17

DOIhttps://doi.org/10.11554/antibiotics1953b.13.150

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