The Journal of Antibiotics, Series B
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8 巻, 8 号
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  • 池本 秀雄
    1955 年 8 巻 8 号 p. 327-339
    発行日: 1955/11/25
    公開日: 2013/05/17
    ジャーナル フリー
  • 金沢 裕, 宮村 定男
    1955 年 8 巻 8 号 p. 340-343
    発行日: 1955/11/25
    公開日: 2013/05/17
    ジャーナル フリー
    寒天平板拡散法による細菌の化学療法剤感受性測定法は, 操作の簡単なために, 広くおこなわれている。すなわち各薬剤とも1段階濃度を含有する感受性Tablet (Roskilde), 感性Disk (昭和) 及び各薬剤3段階濃度からなつている感受性Disc (Difco),(栄研) が実用に供されている。各々の使用説明書によれば, 前2者は阻止円の大いさにより, 後者は各段階濃度における阻止円出現の有無により, 感受性の程度を判定するのである。しかし, これらも使用説明書の範囲内では, 感性をScreeningする程度で, 感受性の定量的表現については明らかにされていない。宮村(1) (2) (3) は既にCup法による抗生物質の寒天平板拡散法について, その拡散理論式を提唱し, それに基づいた感受性の定量的測定法について報告し, 金沢 (4)(5) はSensitivity tablets (Roskild), Disk (昭和) を使用する定量的測定法の試みについて報告した。この度は, 段階濃度感性Disk (栄研) を用いる定量的測定法について実験をおこなつたので報告する。
  • 唐崎 正
    1955 年 8 巻 8 号 p. 344-348
    発行日: 1955/11/25
    公開日: 2013/05/17
    ジャーナル フリー
    トリコマイシンの比濁法としては, 既に厚生省の抗生物質基準に採録されている国家検定の方法があるが, これによると, 試験培養に18~25時を要する。これを4~5時の短時間でなし得る迅速方法があれば, 毬々の点で都合がよい。特に, トリコマイシンの安定性試験等においては, その必要性を痛感する場合がある。一方, この比濁法に使用している試験菌Candida albicansの発育状況からすれば, それはさして困難とも思えぬ。以上のことから, トリコマイシンの迅速比濁法の実験方法を選び出すために,本研究を始めた。
  • 中塚 正行, 荒谷 春恵, 松本 順三, 板橋 守, 藤堂 昭
    1955 年 8 巻 8 号 p. 349-355
    発行日: 1955/11/25
    公開日: 2013/05/17
    ジャーナル フリー
    今や放射性物質, 殊に同位元素は, 科学の各分野においてエネルギー源として, 道標として用いられ, 医学においては研究の領域だけでなく, 疾病治療にも活用され, その利用範囲は拡大されっつある現状である。放射性物質の利用が盛んになるにつれ, その障碍は種々の予防対策を用いてもさけ難く, 同位元素は人体内にに取り入れられる可能性が非常に多く, 従がつて特定の臓器に沈着し, 障碍を与える。放射線障碍の機序に関し, JACOBSON1)やALLSCOPP2)3)等の報告があり, 予防並びに治療について, 多くの先人は興味ある成績を報告している。しかし, いずれも実験の域を脱せず, 将来に残された問題の多い憾が深い。
    先に我々は, P32の薬理学的観察4)において, P32連続適用動物の血清Cholinesterase (ChE) 活性が正常動物のそれに較べ明らかに亢まり, その際, 自律神経毒であるAcetylcholine (ACh) 感受性が低下していることを知つた。このような事実が直ちに放射能隙碍の原因, 或いは結果であるかどうかは, なお多くの考慮すべき点があるが, AChが生体内において重要な役割を演じている点から見逃すことはできない。他方, 我々は数年来, 抗生物質対生体作用の重要性にかんがみ, 諸機能や物質代謝に及ぼす影響について, 実験を重ね, その一環として血清ChE及び臓器ChEの消長を験し5), Chlortetracycline (Aureomycin (AM)) 等1, 2の抗生物質はChE値を低下させることを知つた。また, AMは細菌の核酸代謝のうち, 特にその生合成過程の附燐作用を阻害6) する。上述のように, AMはChE活性及び核酸代謝を中心としてP32の作用と全く相反する作用を示す。なお, Penicillin, Streptomycin7)(SM) 及びAM等8) の抗生物質は, X-rayの障碍の予防並びに治療に対して効果的であり, 期待をかけられている物質の1つであるが, 腸内細菌叢ないし2次感染症の改善が, これら抗生物質の作用本態の1つとみなされている。
    このような諸事実から, P32障碍に対して, AMは有効ではなかろうかと考え, 主として延命効果を中心に1, 2の実験を試み, 興味ある成績を得た。それらについて記述する。
  • Streptomycyl isonicotinyl hydrazine について
    丸田 芳樹, 田中 和之
    1955 年 8 巻 8 号 p. 356-359
    発行日: 1955/11/25
    公開日: 2013/05/17
    ジャーナル フリー
    Streptomycinとisonicotinic acid hydrazineとの縮合物streptomycylidene isonicotinyl hydrazine1) 2) は既にChas. Pfizer社で製造され, 米国の抗生物質基準にも記載されている。この物質に水素1分子を添加すると, streptomycyl isonicotinyl hydrazineが生成する。この両者について結核菌に対する抗菌力の試験をした結果, ともにstreptomycinと同等の効果を示し, 更にstreptomycin耐性結核菌, isonicotinic acid hydrazine耐性結核菌に対しても, もとのstreptomycin感性結核菌に対すると同等の効果を示したので, 若干の物理化学的性質も併わせて, ここに報告する。
  • Dextromycin の精製と同定
    立岡 末雄, 三宅 彰, 樹下 友治, 緒方 浩一
    1955 年 8 巻 8 号 p. 360-364
    発行日: 1955/11/25
    公開日: 2013/05/17
    ジャーナル フリー
  • 1955 年 8 巻 8 号 p. 365-371
    発行日: 1955/11/25
    公開日: 2013/05/17
    ジャーナル フリー
  • 1955 年 8 巻 8 号 p. 372-378
    発行日: 1955/11/25
    公開日: 2013/05/17
    ジャーナル フリー
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