日本栄養士会雑誌

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食事バランスガイドは食事を1日単位で評価するため、欠食の問題を見落とす危険性がある。しかしながら、欠食が食事バランスガイドのサービング数にもたらす影響は明らかにされていないため、これらの関連を検討した。女子大学生89 名を対象に3 日間の秤量法による食事調査を行い、対象者を欠食なし群(n=56)、欠食あり群(n=33)に分類した。栄養素等摂取量およびサービング数を2群間で比較した結果、欠食あり群は欠食なし群に比べてエネルギー、カリウム、鉄、ビタミンB1、ビタミンC、食物繊維、食塩の摂取量は有意に低値を示し、動物性たんぱく質のエネルギー比(以下、E%)、菓子類E% は有意に高値を示した。さらに主食および副菜のサービング数は、欠食なし群に比べて欠食あり群で有意に低値を示した。従って、欠食すると食事バランスガイドの区分のうち、特に主食と副菜のサービング数が減ることが明らかになった。

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