日本養豚研究会誌
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20 巻, 2 号
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  • III. 選抜指数式の改訂
    横内 圀生, 阿部 猛夫, 伊藤 菁, 神部 昌行, 佐藤 勲, 三上 仁志
    1983 年 20 巻 2 号 p. 67-72
    発行日: 1983/06/30
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
    本選抜試験第3世代以降に適用した選抜指数式の改訂について報告する。
    選抜形質および選抜指数に取り上げる情報は, 第2世代までと同様とし, 選抜指数式作製に必要な各形質の表型分散, 形質相互間の表型・遺伝相関は, 本試験ランドレース種第1, 2世代のデータ分析を通じて推定した値で置きかえた。特に, 1日平均増体重と背脂肪の厚さ, ロース断面積, ハムの割合との各相関は, 中ヨークシャー種の産肉能力検定成績による値と符号が逆であった。遺伝率については適切な推定値が得られなかったので, 従来の値をそのまま用いた。
    また, 選抜形質の相対経済価値を設定することなく, 各形質の希望改良量を相対値で与えて, それを満足する形の選抜指数式を作製した。情報量が異なる場合も含めて, その作製法を一般的に述べ, それに則る形で数値的に作製過程を示した。
    相対希望改良量は, 第2世代までの成績に基づき, 従来より背脂肪の厚さとロース断面積に重みを置いて設定した。
    新たに作製された選抜指数式は,
    I(2)=0.0121X1-5.1837X2+0.2760X3+0.3996X4
    I(1)=0.0106X1-4.5286X2+0.2411X3+0.3491X4+C(1) ただし,
    C(1)=0.0015X1-0.6551X2+0.0349X3+0.0505X4ここにX1-X4は各形質の集団平均, 括弧内数字は同腹調査豚数, である。
  • 清間 通, 宮脇 公平, 遠藤 敏章, 原 文男, 木村 正
    1983 年 20 巻 2 号 p. 73-80
    発行日: 1983/06/30
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
    豚子宮内膜炎の発生状況を把握し, 排膿状況及び原因菌の検索, 治療 (洗滌) 方法について試験を実施した。
    1. 発生状況
    過去1年間の調査対象頭数は1183頭であり, 淘汰頭数は483頭 (40.8%) であった。その中で子宮内膜炎による淘汰は25頭 (5.2%) であった。
    2. 排膿状況及び原因菌の検索
    1) 排膿状況は種付後の場合は早いもので11日, 遅いもので26日後で, 平均18.5日であり次期発情の前期に, 離乳後の場合は発情再帰時に排膿がみられた。
    2) 膿の色は外陰部, 腟, 子宮口とも黄白色クリーム状で, その量は種付後に発症したものが離乳後に発症したものより多くみられた。
    3) 腟のpH値は低いもので7.0, 高いもので7.5, 平均7.24であった。
    4) 原因菌は9例中緑膿菌1例, ブドウ球菌2例, 大腸菌4例, 未同定4例であった。
    3. 治療 (洗滌) 方法の検討
    1) 注入器の場合, 供試豚5頭中4頭が治癒し, 治療回数は平均2.0回であった。洗滌管の場合, 供試豚5頭が全頭治癒し, 治療回数は平均1.8回であったが, 10号豚の5回を除けば1回で治療した。
    2) 膿の排出状況は注入器の場合は膿を完全に除去できなかったが洗滌管の場合は洗滌薬の注入排出が円滑に行なわれ, 排水液中に膿が消失するまで洗滌ができた。
    4. 生殖器のレ線像と解剖
    1) レ線像で生殖器は骨盤入口附近から腹腔に向け急角度で下降している。
    2) 外陰部よりゴム管の侵入の長さは1号豚 (2産後) が41.5cm, 2号豚 (6産後) が48.5cmであり, 両豚をと殺後生殖器で生体の長さを測定すると, 両豚ともゴム管の先端は子宮体腔に達した。ゴム管の下降部の長さ (1号豚11cm, 2号豚19.5cm) を差引くと骨盤入口の生殖器の部位は子宮頸管の中央部附近に位置した。
    3) 洗滌管は金属造りで弓状 (おおむね45度の角度) に曲げることが必要である。
  • 佐藤 正光, 正木 淳二, 丹羽 太左衛門
    1983 年 20 巻 2 号 p. 81-84
    発行日: 1983/06/30
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
    ブタ精巣を走査型電子顕微鏡および光学顕微鏡で観察した。
    精巣実質において, 精細管と間質の面積比は1:0.38であった。
    間質細胞の中には脂質を含む細胞が観察された。
    精細管では, 精子は群をなして渦巻き状を呈し, 精子頭部を内腔側に向けていた。それらの精子では細胞質滴は頭部に見られた。
    精細管表層に残余小体とみられる突起をもった球状物が多数見られた。
  • 1983 年 20 巻 2 号 p. 85-108
    発行日: 1983/06/30
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
  • 丸山 淳一
    1983 年 20 巻 2 号 p. 109-111
    発行日: 1983/06/30
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
  • 丹羽 太左衛門
    1983 年 20 巻 2 号 p. 112
    発行日: 1983/06/30
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
  • 洪 嘉謨
    1983 年 20 巻 2 号 p. 113-115
    発行日: 1983/06/30
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
  • 石井 泰明, 岡田 光弘, 小山 昇, 宮嶋 松一, 大橋 昭也, 美齊津 康民
    1983 年 20 巻 2 号 p. 116-123
    発行日: 1983/06/30
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
  • 社団法人日本種豚登録協会
    1983 年 20 巻 2 号 p. 128
    発行日: 1983/06/30
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
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