日本養豚研究会誌
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2 巻, 1 号
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  • 斉藤 不二男
    1965 年 2 巻 1 号 p. 1-10
    発行日: 1965/10/30
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
  • 旦野 勇吉, 丹羽 太左衛門, 瑞穂 当
    1965 年 2 巻 1 号 p. 11-16
    発行日: 1965/10/30
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
    豚精液における精子数の簡易算定法を研究する目的で光電比色計を用いて実験を行ない, その測定値を血球計算器で得た精子数と対比して種々検討し, 次の如き結果を得た。
    (1) 精子数を算定する目的で, 精液を光電比色計に供用する場合の精液の稀釈液としては, 精子に与える影響が少なく, しかも精漿の透明化を大ならしめる10%クエン酸ソーダ液が適当である。
    (2) 精液を上記稀釈液で5倍に稀釈したのち, 吸光度の安定するまでの最短時間35分を以て測定時間と定めた。
    (3) 光電比色計の吸光度と精子数の間には直線の関係が存在する。すなわち, 一般に人工授精に供用されると見做される範囲の精液において, 吸光度と精子数の間に次の回帰方程式が得られた。
    Y=-2.49+44.80X
    (Y=推定精子数, X=吸光度)
    つまり回帰係数に吸光度 (X) を乗ずれば被検精液中の精子数が算定できる。
    (4) 回帰係数 (44.80) は1%水準で有意であり, 信頼限界は44.80±1.14であった。
    (5) 光電比色計の吸光度を用いる場合は, あらかじめ肉眼的に0.1~0.6位の範囲内に稀釈精液の濃度を調節しておくことが望ましい。(10%クエン酸ソーダ溶液により5倍稀釈することでその目的は達せられる。)
  • 宮嶋 松一, 久野 幸三
    1965 年 2 巻 1 号 p. 17-18
    発行日: 1965/10/30
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
    以上の結果から種豚を選定する場合には少くとも, 種雄豚, 種雌豚共に22型のものを選ぶ必要があり, それによって椎骨数の多い, 胴の長いものを生産することにより, 多骨豚の系統造成も急速に進むものと考えられる。
  • 今井 一郎, 上山 謙一, 山根 礼吉, 丸山 正明
    1965 年 2 巻 1 号 p. 19-24
    発行日: 1965/10/30
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
    8頭の同腹ランドレースF1子豚 (ヨークシャー♀×ランドレース♂) を用いて, 冬季寒冷時に肉豚を肥育するにあたり保温して肥育した場合と自然環境で肥育した場合の豚の発育, 飼料の利用性ならびにと体の性状について比較調査した。試験期間中の舎内温度は, 保温区が最高温度19~24℃, 最低温度12~17℃である, 対照区は試験開始後9週までは最高温度7~14.4℃, 最低温度3.0~8.6℃で, 10週以後は保温区と大差なかった。また両区間の温度差は9週までは最高温度で10~12.6℃, 最低温度で7.6~10.7℃あったが, 10週以後は大きな差はなかった。なお保温区の保温は4月17日で廃温しているので保温期間は試験開始後70日間であった。舎内湿度は保温区が9週までは51~58%, 10週以後は68~80%で, 対照区は71~80%であった。
    発育の速さは平均体重90kgに達するのに, 保温区は前期65日, 後期56日, 全期間121日, 対照区は前期78日, 後期60日, 全期間138日で, 両区間の差は前期13日, 後期4日, 全期間で17日保温区が早く, 前期の差が大きかった。
    増体重は12週 (保温区廃温) までは保温区46.9kg, 対照区37.4kgで9.5kgの差があり, 1%水準で有意の差を示し, 17週 (保温区試験終了) では保温区72.3kg, 対照区60.2kgで保温区がまさり, 5%水準で有意であった。1日平均増体重は保温区が前期531g, 後期717g, 全期間618gで, 対照区が前期443g, 後期663g, 全期間539gであり, 前期で88g, 後期で54g, 全期間で79g保温区がすぐれ, 前期および全期間では5%水準で有意の差を示した。
    飼料要求率は保温区が前期2.86, 後期3.88, 全期間3.41対照区が前期3.32, 後期4.08, 全期間3.73でいずれも保温区が小であった。
    なお, 肥育前期 (7週) に酸化クロームを指示物質として消化試験を実施したが, 粗繊維の消化率は保温区38.4%, 対照区32.1%で保温区がまさり, 有意の差を示したが, 他の成分については殆んど差がなかった。なお消化試験中の1日平均増体重は保温区621g, 対照区364gで保温区がすぐれていた。
    と体の性状については, と体長は保温区が92.3cm, 対照区90.2cmで保温区が長く, 脂肪の厚さは保温区3.1cm対照区3.5cmで対照区が厚い傾向がみられた。ロース面積, 大割肉片の割合などは殆んど差がなかった。なお, 皮下脂肪の組成は, 水分, 粗蛋白質の割合は保温区が高く, 粗脂肪の割合は対照区が高く, 有意の差を示した。
  • 益子 正巳, 高山 文雄, 岡田 光弘, 加藤 良忠
    1965 年 2 巻 1 号 p. 25-27
    発行日: 1965/10/30
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
    1 千葉県畜産試験場において実施した昭和38年度産肉能力検定豚のうち雌20頭, 去勢19頭の大腿骨長, 大腿骨骨端軟骨接合間長, 脛骨長とハム重量および背腰長IIの間の相関関係を調査した。
    2 調査対象とした5形質の測定値には, 雌・去勢の間に有意な差は認められなかった。
    3 大腿骨長, 大腿骨骨端軟骨接合間長, 脛骨長とハム重量との間には, 雌・去勢とも正の相関関係があった。相関係数は大腿骨長 -ハム重量においては去勢r=0.44, 雌r=0.55, 大腿骨骨端軟骨接合間長- ハム重量においては去勢r=0.64, 雌r=0.38, また脛骨長-ハム重量では去勢r=0.52,雌r=0.39であった。
    4 大腿骨長と脛骨長の間には極めて強い正の相関があり, 相関係数は去勢r=0.86, 雌r=0.87であった。
    5 大腿骨長および脛骨長と背腰長IIの間ではハム重量の場合とは著るしく異なり, いずれも去勢では正の相関を, また雌では負の相関を示した。大腿骨長と背腰骨長IIでは去勢r=0.26, 雌r=-0.41, 脛骨長と背腰長IIでは去勢r=0.33, 雌r=-0.35の相関係数がそれぞれ得られた。
  • 1965 年 2 巻 1 号 p. 28-37
    発行日: 1965/10/30
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
  • 1965 年 2 巻 1 号 p. 40
    発行日: 1965/10/30
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
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