日本養豚研究会誌
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7 巻, 3 号
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  • 飼料の給与方法と飼育型態が種雌豚の繁殖成績に及ぼす影響について (3)
    清間 通, 上山 謙一
    1970 年 7 巻 3 号 p. 125-130
    発行日: 1970/12/30
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
    繁殖雌豚の放飼々育と舎内飼育において, 飼料給与をそれぞれ1日1回給与, 2日1回給与, 3日1回給与にして飼養した場合の繁殖成績ならびに子豚の発育に及ぼす影響について試験した。その結果を要約すると次のとおりである。
    1. 産子数は舎内区, 放飼区とも各区間に差がなく, 飼養型態 (舎内, 放飼), 給与回数による産子数に差はなかった。
    2. 生時体重は放飼区が舎内区に比較して大きく, 分散分析の結果1%水準で有意な差がみとめられ, 舎内区より放飼区の子豚の生時体重が大きかった。
    3. 育成率は放飼区が舎内区に比較して若干高かったが, 分散分析の結果差はみとめられなかった。
    4. 子豚の生後8週令までの発育を回帰式で表わし, 共分散分析を行なった結果は各区間に有意な差はみられなかったが, 舎内区, 放飼区とも3日1回給与区がもっとも発育がよく, 次いで1日1回給与区, 2日1回給与区の順であった。
    5. 分娩前と離乳後の体重の減少率は, 舎内, 放飼の飼育型態には差がなかったが, 給与回数については, 1日1回給与と3日1回給与の間に5%水準で有意な差がみとめられ, 3日1回給与区は体重の減少率が大きかった。
    6. 離乳後の発情再帰は各区間に若干の差が見られたが, 分散分析の結果は有意な差はみられなかった。
  • 松本 迪夫, 白井 末吉, 篠原 信重
    1970 年 7 巻 3 号 p. 131-135
    発行日: 1970/12/30
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
    哺乳子豚の下痢発生の誘因と考えられるものには多数の要因があるが, 当場の飼養管理条件の下で哺乳子豚の下痢発生の直接の誘因になる可能性のあるものとして, 豚舎外の気温較差と生後日令とが考えられたので, 哺乳子豚の下痢発生におよぼす豚舎外の気温較差と生後日令の影響について調査分析した。
    その結果, 1) 豚舎外の気温較差が大きければ, 生後日令1~10日の哺乳子豚に下痢を誘発する可能性はあるが, 生後日令11日以上の哺乳子豚に下痢を誘発する可能性は少ないことが明らかとなった。
    2) 生後日令は豚舎外の気温較差以上に哺乳子豚の下痢発生と密接な関連性があり, 生後日令の経過とともに下痢発生は増加するが, 3~4日の周期性をもって増減することが明らかとなった。
  • II 精子抽出液の抗原系の追求
    安田 泰久, 大原 睦生, 丹羽 太左衛門
    1970 年 7 巻 3 号 p. 136-141
    発行日: 1970/12/30
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
    豚精子抽出液および牛 Hyaluronidase で家兎を免疫して, これに対して産生した抗体を用いて. 精液および精子, さらに, 各種の雄性生殖臓器の抗原系の追求を OUCHTERLONY 法および螢光抗体法で実施した。
    その結果, 次の成績が得られた。
    1) 抗精子血清の抗原系は, 抗精液血清に比べて抗原系が少ないことが認められた。
    また, 臓器に対する抗原系も少なくなることが認められたが, 使用した抗精子血清には臓器由来の抗原系の存在が指摘された。
    この点については, SCAの追求とともに, さらに抗原系を分析することが必要と考えられる。
    2) 螢光抗体法によって, 精子の螢光励起と各種の雄性生殖臓器の螢光励起物質の存在が認められた。
    3) 牛の Hyaluronidase は豚精子抽出液と抗原系が存在しなかったが, これは, Source Specificity によるものと考えられる。
  • 1970 年 7 巻 3 号 p. 143-167
    発行日: 1970/12/30
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
  • 1970 年 7 巻 3 号 p. 169
    発行日: 1970/12/30
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
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