日本養豚研究会誌
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12 巻, 1 号
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  • 岡田 光弘, 染井 英夫, 遠藤 篤
    1975 年 12 巻 1 号 p. 1-9
    発行日: 1975/05/31
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
    千葉県光町に設置されたFRP製機械曝気式標準活性汚泥法浄化槽 (公称能力=豚 350頭用) を用い, 冬期と春期の2回にわたり試験を実施した。
    その結果を要約すれば次のとおりである:
    (1) 冬期および春期の運転条件はそれぞれ曝気槽水温が14.7±0.2℃および17.5±1.1℃であり, 30分沈降度は94.0±2.4%および77.8±12.1%, SVIは105.0±10.6および173.8±16.3, 曝気槽のMLSSは9,060±1,010ppmおよび4,490±595ppm, 返送汚泥のMLSSは20,300±2,330ppmおよび7,260±1,210ppmであった。
    (2) 曝気槽の汚水本滞留時間は12.5時間 (冬) および11.5時間 (春) であり, BOD容積負荷は1.38±0.34kg/m3・d (冬) および1.49±0.48kg/m3・d (春) であった。BOD汚泥負荷は, それぞれ0.15±0.03kg/kg・dおよび0.34±0.10kg/kg・dであった。
    (3) 振動篩の性能測定においては, 篩別汚水のCODは3,910±1,370ppm (冬) および2,380±1,080ppm (春) で, この時のCOD除去率はそれぞれ33.5%および27.9%であった。また, SSについては7,740±3,360ppm (冬) および7,830±5,120ppm (春) で, その除去率は23.4%および28.8%であった。
    (4) 曝気槽における汚水処理能力は, 処理水中のBODが97.1±16.0ppm (冬) および83.3±12.1ppm (春) であり, 除去率はそれぞれ93.7%および94.1%であった。SSについては38.8±13.9ppm (冬) および19.9±4.83ppm (春) で, 除去率はそれぞれ97.4%および99.2%であった。
    窒素の除去率は, 冬期試験において総窒素が68.8%アンモニヤ性窒素49.2%, アルブミノイド窒素81.8%で, 春期試験ではそれぞれ64.4%, 41.6%および82.5%であった。
    (5) 余剰汚泥生成量は冬期試験において38.82kg/day, 春期試験においては36.17kg/dayであった。これは, 除去BOD 1kgあたり0.53kg/kgおよび0.46kg/kgと算定された。
    (6) BOD除去効率は冬期試験において1.51kg・BOD/ps・H, および春期試験においては1.64kg・BOD/ps・Hであり, 空気曝気式活性汚泥法に比べると3倍に近い効率であった。
  • III. 豚肉より抽出した Actomyosin による免疫学的研究
    阿部 千賀子, 安田 泰久, 丹羽 太左衛門
    1975 年 12 巻 1 号 p. 10-15
    発行日: 1975/05/31
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
    1. KNIERIEM法に準じて, Actomyosin 抗原の調製を行った。
    2. 沈降反応重層法の「反応の場の形」によると, 豚 Actomyosin 抗原は, 2種の抗原系の存在が認められた。
    3. 電気泳動法によって検討したところ, 豚 Actomyosin 抗原に2つのピークが出現した。
    4. OUCHTERCONY 法では, 豚 Actomyosin は2種の抗原系の存在が認められたが, 豚 Actomyosin と牛 Actomyosin および豚 Actomyosin と馬 Actomyosin との間に交叉反応が認められ, このことから, 豚肉の免疫学的鑑別に使用する抗原として, Actomyosin 抗原は適当でないと思われた。
  • IV. タンニン酸処理赤血球凝集反応による検討
    阿部 千賀子, 安田 泰久, 丹羽 太左衛門
    1975 年 12 巻 1 号 p. 17-21
    発行日: 1975/05/31
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
    豚 Myoglobin 抗原, 豚肉, 牛肉, 馬肉の生理食塩水抽出液抗原と, 抗豚 Myoglobin 血清, 抗牛 Myoglobin 血清および抗馬 Myoglobin 血清より抽出したγ-globulin を用い, BOYDEN 法に準じて, タンニン酸処理赤血球凝集反応を実施した。
    その結果, 豚 Myoglobin 抗原と抗豚 Myoglobin 血清より抽出したγ-globulin, 豚肉生理食塩水抽出液と抗豚 Myoglobin 血清より抽出したγ-globulin, 牛肉生理食塩水抽出液と抗牛 Myoglobin 血清より抽出したγ-globulin, 馬肉生理食塩水抽出液と抗馬 Myoglobin 血清より抽出したγ-globulin との間に, いずれも種特異的に凝集が認められ, 他の畜種との間に凝集は認められなかった。
    このことから, Myoglobin を用いて, タンニン酸処理赤血球凝集反応による豚肉の鑑別は可能であることが認められた。
  • 1975 年 12 巻 1 号 p. 23-52
    発行日: 1975/05/31
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
  • 波岡 茂郎, 柏崎 守
    1975 年 12 巻 1 号 p. 53-56
    発行日: 1975/05/31
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
  • 高杉 五郎
    1975 年 12 巻 1 号 p. 57-60
    発行日: 1975/05/31
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
  • 吉田 貢
    1975 年 12 巻 1 号 p. 61-64
    発行日: 1975/05/31
    公開日: 2011/06/08
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  • 1975 年 12 巻 1 号 p. 70
    発行日: 1975/05/31
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
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