情報地質
Online ISSN : 1347-541X
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16 巻, 4 号
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システム・ソフトウェア開発
  • 梶山 敦司, 居川 信之, 塩野 清治
    原稿種別: システム・ソフトウェア開発
    2005 年 16 巻 4 号 p. 225-234
    発行日: 2005年
    公開日: 2006/02/28
    ジャーナル フリー
    地質構造の論理モデルは,境界面と地質体の論理的関係を表している.この論理的関係を用いることによって,地質体の分布位置から地質境界面を推定するための制約条件を与えることが可能となる.本研究では,地質構造の論理モデルのこの特性を利用した境界面を推定するためのデータ作成プログラムGeoriginerの開発を行った.本プログラムは,露頭,ボーリングデータ,走行傾斜データなどの位置情報をデータ分布図として与え,データ分布図と地質構造の論理モデルを用いることによってそれぞれの野外データに対応した境界面の推定データの作成を行う.
  • 津根 明
    原稿種別: システム・ソフトウェア開発
    2005 年 16 巻 4 号 p. 235-242
    発行日: 2005年
    公開日: 2006/02/28
    ジャーナル フリー
    Java言語をもちいてマスバランス計算を行うソフトウェアを作成した.このソフトウェアは,岩石と造岩鉱物の間に成り立つ結晶分化作用に関するマスバランスモデル式を検証するために使用する.本稿では計算結果の検証に加え,ソフトウェアの概要と使用方法を説明する.ソフトウェアを起動すると最小2乗法をもちいてマスバランスモデル式が解かれ,岩石と鉱物の質量割合が出力される.モデル式の妥当性は,出力結果から得られる推定値と実測値の2乗残差の総和(SSR値)や平均値(RMSR値)をもちいて判断できる.
  • 海洋WebGISの構築と地形図作成Webページの公開について
    中本 加奈, 秋山 正寿, 益山 忠
    原稿種別: システム・ソフトウェア開発
    2005 年 16 巻 4 号 p. 243-250
    発行日: 2005年
    公開日: 2006/02/28
    ジャーナル フリー
    コンピュータによる地形図作成は, 時間が掛かり, 作成に関する知識を要する場合が少なくない. そこで本研究では2D・3D地形図を作成し, 作成した地形図をWebにより提供するシステムを構築・開発した. 使用した数値地図データはJ-EGG500, GTOPO30, ETOPO2, TerrainBaseで, システムはMATLAB Web Server, アプリケーションWebサーバ, アプリケーションサーバで構成した. この結果, インターネットに接続されたクライアントのWeb画面から地形図作成に必要なパラメータである緯度・経度の入力, 数値データ及び2Dか3Dかの次元を選択することにより地形図を作成する事が出来るホームページを立ち上げた. 本稿では, このWebを用いた地形図作成システムの開発の詳細を報告する.
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