Google Earthはグーグル社提供の衛星写真を使用した3次元地形表示ソフトであり,ユーザーにより点,線,領域の表示,図面の貼付けが可能なことから,簡易なGISソフトとして使用できる.データの登録はダイアログボックスを使用する方法とKMLを使用してドキュメントを記述する方法があるが,KMLにはダイアログボックスでは登録できない機能が多数存在する.ダイアログボックスで登録したデータはKMLドキュメントとして保存される.このKMLドキュメントを追加・修正していく方が便利である.本講座では,実例に即してダイアログボックスによるオブジェクトの登録方法とその結果作成されたKMLドキュメントの読み方と追加・修正方法について解説する.3回に分けて説明するが,第1回としてダイアログボックスを使用して目印情報を表示する方法とその結果作成されるKMLドキュメントの読み方とKMLの概要を説明する.