MACRO REVIEW
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6 巻, 2 号
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  • 田原 聖隆, 堀内 都雄, 小島 紀徳, 稲葉 敦
    1993 年 6 巻 2 号 p. 35-43
    発行日: 1993/11/05
    公開日: 2009/08/07
    ジャーナル フリー
    大気中の二酸化炭素の濃度増加による地球温暖化は、地球環境問題の一つであり、その対策技術として、エネルギー利用の高効率化や代替エネルギー開発を進めて行く必要がある。本研究では、代替エネルギーの一つである海洋温度差発電に注目し、そのエネルギー収支を検討した。その結果、100MW級海洋温度差発電所1基は、石炭火力に比して140,000t-C・yr-1の二酸化炭素排出抑制に相当し、エネルギーペイバックタイム(投入比)は0.46年となることがわかった。加えて副次的効果として、海洋の強制循環による二酸化炭素の吸収量の増大は、産業革命以前の二酸化炭素濃度と現在の二酸化炭素濃度との差に基づいて計算すると7,800 t-C・yr-1となることがわかった。
  • 環境のISOの目指す方向
    西嶋 洋一
    1993 年 6 巻 2 号 p. 45-50
    発行日: 1993/11/05
    公開日: 2009/08/07
    ジャーナル フリー
    環境管理の国際標準化の作業が開始された。92地球サミットを成功させることの狙いとして産業界より提起された国際標準化には、世界各国共に協調して推進することとなった。地球環境問題で期待されている日本の国際協力の役割を果たしていくうえでも、具体的な経営事項に触れる環境管理の国際標準化の目指す方向と、今後の問題を展望する。筆者は産業界の立場で国際会議に臨み、その国内標準への取り入れを検討する立場でもあるが、一企業人としての私見を述べる。
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