日本経営工学会論文誌
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50 巻, 3 号
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  • 原稿種別: 表紙
    1999 年 50 巻 3 号 p. Cover5-
    発行日: 1999/08/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1999 年 50 巻 3 号 p. Cover6-
    発行日: 1999/08/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 目次
    1999 年 50 巻 3 号 p. Toc3-
    発行日: 1999/08/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
  • 坪根 斉, 堀川 三好, 田坂 友幸
    原稿種別: 本文
    1999 年 50 巻 3 号 p. 121-130
    発行日: 1999/08/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
    市場における製品の多様化と標準化・共通化をいかに整合させるかは生産システムを構築する上での重要な課題となる.本研究は多段階製造システムにおいて, 製品が構成品, 部品, 部品加工という階層構造(レベル)をなす場合, 共通化によって得られる効果が共通化の対象とするレベルによってどのように異なるかを明らかにする.まず, 各階層レベルで共通化を単独に実施した場合, 共通化の程度がどれだけの効果を与えるかを分析する.ついで, この分析結果から各階層レベル間での共通化の相対的な効果を明らかにする.評価尺度として, 市場に対する品切れ率と品切れ率を一定の値に抑え得る緩衝在庫量を取り上げ, 柔軟性の高い生産システムを設計するための基礎を提供している.
  • 高橋 勝彦, 中村 信人
    原稿種別: 本文
    1999 年 50 巻 3 号 p. 131-138
    発行日: 1999/08/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
    多段階システムに対する生産や運搬の指示方式である, かんばん方式は, 後続工程からの需要の到着ばかりでなく, 前工程からの部品の到着や, 当該工程の処理可能の条件が揃った時点で指示する方式である.そのため, 後続工程からの需要の到着時点で直ぐに指示する, コンカレント型指示方式と比較すると, 指示の遅延が生じる.この指示遅延により, かんばん方式がコンカレント型指示方式より有利となる条件もあるが, 逆にコンカレント型指示方式が有利な条件もある.したがって, 条件に基づいた両方式の選定や, 条件が変化する場合には, 変化に応じて適宜方式を切り替えることが必要となる.これまで, 需要の非定常変動を考慮し, それに対して在庫水準を動的に制御する, 適応型ジャストインタイム方式が検討されてきたが, 本研究では, それに加えてコンカレント型指示方式との切替え方式を提案する.提案した方式の有効性を, シミュレーション実験により明らかにする.
  • 楠川 恵津子, 太田 宏
    原稿種別: 本文
    1999 年 50 巻 3 号 p. 139-148
    発行日: 1999/08/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
    計数値管理図であるpn管理図やp管理図では従来3シグマ法を採用しているため, ときとして下方管理限界(LCL)の値がマイナスになり, LCL>0となる実質的な下方管理限界が設定されず, 不良個数や不良率が小さい方向に移行していくような特性値の小さい方向への変化を検出できない.そこで, 本論文では, 特性値の減少および小さい方向への変化を正しく検出できる新たなpn管理図およびp管理図を提案する.具体的には, 二項分布に従う計数特性値である不良個数pnおよびそれにもとづく不良率pにPatnaik変換を直接施し, そのデータにより管理図を設計する.また, 提案管理図の管理限界はカイ二乗分布にもとづく確率限界法を用いて設定しうることから, 特性値の変化が小さい方向のときの検出力を高めることが期待でき, このことをシミュレーションにより検証する.
  • 川上 満幸, 稲垣 好政, 山下 昭子, 鵜飼 隆好
    原稿種別: 本文
    1999 年 50 巻 3 号 p. 149-154
    発行日: 1999/08/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
    日本は, 2015年に65歳以上の老齢人口比が全人口の25%を占めるといわれており, ヒトの健康管理に関わる問題は, 若年齢者も含めて体力の維持・増進を考える必要がある.本研究はこの体力の維持・増進を目指した適正な運動処方の設計要因の一つとして, ヒトの身体特性の違いにおける適正運動強度を求めるために, 運動強度(RMR)を変数とした場合のRMRと心拍数の関係を考察している, 研究の方法は, ヒトの身体特性に対する運動強度と心拍数の関係を考察するための実験による.研究の結果, 身体特性の違いにおける運動強度と心拍数の関係を示す予測式を提案し, その有効性を確かめた.
  • 寺島 和夫, 大橋 正彦, 宇井 徹雄
    原稿種別: 本文
    1999 年 50 巻 3 号 p. 155-162
    発行日: 1999/08/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
    本研究は, 小売業において顧客吸引力を高めるうえで重要な概念である「小売ミックス」に関して, 関連諸要因および経営成果との因果的関連について実証的に解明を試みたものである.分析には, 小売ミックスに関連する諸因子の抽出に因子分析を, 因果構造の把握にパス解析を用いた.分析の結果, 「経営環境」「経営特質」の因子が「経営方針」「小売ミックス」の因子に影響を及ぼしていること, また「経営方針」因子が「小売ミックス」因子に強く影響を及ぼしていること, さらに「経営方針」因子および「小売ミックス」因子から「経営成果」因子へ有意な影響力を有していることを検証した.また, 得られた因果構造は, 「経営環境」の厳しさが「経営方針」「小売ミックス」への積極的な取り組みを促すなど, 極めて妥当性の高いものである.
  • 菊池 淑子, 後藤 正幸, 俵 信彦
    原稿種別: 本文
    1999 年 50 巻 3 号 p. 163-170
    発行日: 1999/08/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
    本研究では, 分割表の各セルの母数を推定する問題について, 一つの仮説(モデル)に基づいて推定するのではなく, 考えられる複数のモデルの混合モデルを用いて推定する方法を提案する.一般的な分割表の母数推定の方法は, 採択された仮説, 選ばれたモデルに基づいて推定するものであるが, 一つのモデルの下で推定するということは, データ数が少ないときには推定精度が安定していない可能性がある.他方, 目的が次に出現するデータの予測である場合には, ベイズ最適な予測はすべてのモデルの混合モデルによって与えられるという研究がなされており, 母数の推定においても, モデルを一つに絞るという制約から抜けて推定した方が有効であると考えられる.そこで, まず分割表の各セルに仮定する確率分布が二項分布である場合を取り上げ, ベイズ最適なデータの予測と母数の推定が混合モデルによって与えられることを示す.さらに母数の推定に関して, 事前分布にベータ分布を仮定した推定式を提案する.シミュレーション実験の結果, 提案した推定式は, 推定誤差の点では従来法よりもデータ数の少ないときには有効であるということがわかった.
  • 松尾 哲子, 村田 忠
    原稿種別: 本文
    1999 年 50 巻 3 号 p. 171-175
    発行日: 1999/08/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
    わが国では, 平成9年10月1日現在15歳未満の人口に対して65歳以上の人口が人口調査以来初めて上回り, 特に70歳以上の割合は全人口の10.3%に達し, 高齢化社会は確実に進行していることを表している.21世紀は介護の時代といわれ, 高齢化社会の対応はこれからの日本における国民的課題である.地域社会で自立した生活を可能にするためには, 高齢者のケアと生活の質の向上が重要である.地域で多くの介護サービスの選択ができ, 医療, 防災, 生活環境等の分野で長寿を豊かに, 安心して介護サービスを享受できるシステムの構築が不可欠である.昨今, 高度情報化社会, マルチメディア社会といわれ, 高度な情報化を構築している民間企業のフランチャイズ・システムを活用して, 高齢化社会を支援する情報システムの一例として, 高齢者に食の楽しみを含めた新しい給食サービスシステムを提案する.
  • 岩崎 日出男, 太田 宏
    原稿種別: 本文
    1999 年 50 巻 3 号 p. 176-183
    発行日: 1999/08/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
    本論文では, 人間の嗜好や感性の評価をセマンティック・ディファレンシャル(SD〉法をもちいて実施するとき, 評価者の判断のあいまい性をできるだけ少数のサンプルからその分散値で把握し, さらにその信頼限界を推定する立場で考察することを目的としている.そして, SD法に対するあいまいな分散の推定の適用例として, 男性用オードトワレの香りおよび1964年に開催された東京オリンピックのシンボル・マークに対する視覚感性データについて検証を行った.
  • 和田 雅宏, 曹 徳弼, 圓川 隆夫
    原稿種別: 本文
    1999 年 50 巻 3 号 p. 184-190
    発行日: 1999/08/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
    建築部品の納入などでは, 注文を受けた後で, 工事進行や詳細仕様の確定が遅れるために納期が延期されることがあり, 発注納期を目標にpush型生産しても在庫ができる問題がある.本論文では, そのように発注納期より確定納期が遅れる状況下で, push型とpull型の生産をモデル化し, 在庫量の少なくなる方式の選択判定方法を一般化する, 納期延長期間が少なく1日以下であっても, 条件によってはpull型の方が優れることがわかり, 生産リードタイムも含めた尺度によって, どちらの方式に適するのか, 簡単に判定できることを明らかにする.この適性判定は, 異なるサービス水準や需要変動においても, 概ね同じ関係として得られることを示す.
  • 原稿種別: 付録等
    1999 年 50 巻 3 号 p. App3-
    発行日: 1999/08/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
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