概要. max, min 演算で構成される時間発展方程式を考える.方程式が包含するセルオートマトンと関連づけながら状態の最大値,最小値および符号の時間変化を議論し,時間が十分経ったときの解の漸近挙動を解析する.
概要. 本論文では数値積分による行列実数乗Aαの計算を考える.Aαの積分表示は減衰の遅い被積分関数の広義積分で表される.これまでは,変数変換により積分区間を有限にした後にGauss求積を用いて計算されてきたが,Aの条件数やαによっては収束性が悪化しうる.本論文では新たなアプローチとして二重指数関数型積分公式に着目し,積分区間の設定方法等をまとめたアルゴリズムを示したのち,その有用性を数値的に検証する.