一般に環境信頼性評価試験は,温度,湿度,低圧・高圧及び振動,日射などというような,複数の環境ストレス要素を印加して行い,必要な情報を短時間に低コストで検出することが重要な目的となっている.この手段の一つとして,単独ストレスの加速因子を組み合わせた複合環境信頼性試験(以下CERTと記す)CERT(Combined Environmental Reliability Test)がある.この場合,使用環境条件と同時に製品の特徴を考慮し,どのような故障現象が生じるかを推定し,その故障現象が再現できるメカニズムに沿ってCERTプロフィールを作成することになる.以下にCERTの実施とその考え方について述べる.
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