巻号一覧
39 巻, 3 号
IoT時代の劣化診断と保全技術
選択された号の論文の7件中1～7を表示しています
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岩崎 篤2017 年 39 巻 3 号 p. 90-95
発行日: 2017年
公開日: 2019/10/01
ジャーナル フリー近年，日本においては高度経済成長期に建造された構造物の老朽化が問題となっており，経済的合理 性に基づき保全を行う手法が必要とされてきている．合理化手法の一つとして注目されているのがリス クを指標とした確率的な手法である．リスクに基づくメンテナンスをリスクベースメンテナンス（Risk Based Maintenance，RBM），リスクに基づく検査をリスクベース検査（Risk Based Inspection，RBI）と呼ぶ． 本稿では，RBM および用いられているベイズの定理および筆者らが取り組む状態モニタリングによる リスク評価手法について紹介する．抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (595K) -
金 路2017 年 39 巻 3 号 p. 96-103
発行日: 2017年
公開日: 2019/10/01
ジャーナル フリー多くのシステムは運用とともに劣化していく。劣化が進行して限界を越えて故障が発生すると、社会の 安全に甚大な影響を及ぼす恐れがある。安全な社会を持続させるためには、システムへ適切な時点で適切 な保全を実施して、故障やトラブルを未然に防がなければならない。本稿ではシステムの予防保全の中か ら、対象の劣化情報に基づく保全、点検結果に基づく保全、劣化情報が取得困難な場合の保全の３つを紹 介する。いずれの場合にも、取得したシステムの劣化情報やとりまく環境の情報、そして測定精度を考慮 して、保全費用と故障損失のトレードオフを実現するように保全の実施時期と内容を最適化問題を解いて 計画する。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (580K) -
山本 渉2017 年 39 巻 3 号 p. 104-109
発行日: 2017年
公開日: 2019/10/01
ジャーナル フリー多くの機器がオンラインモニタリング下におかれ、リアルタイムに状態や環境のデータが取得できるよ うになり、市場からの貴重な信頼性情報源として、様々な目的での活用が期待されている。データの台数 ×累積時点数での大きさの成長速度はとても速く、そして取得目的と取得用途が交差する。本稿は、保全 のモデル構築のためにオンラインモニタリングデータを解析するときの考え方と進め方を、筆者の個人的 な経験に基づいてまとめたものである。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (465K) -
－マルコフ決定過程によるアプローチ－田村 信幸2017 年 39 巻 3 号 p. 110-117
発行日: 2017年
公開日: 2019/10/01
ジャーナル フリー本稿では，修理と取り替えが選択可能であり，修理によって回復させる機能の程度を技術的に決定できるシステムを考える．このようなシステムを数理モデルで記述し，数値的あるいは理論的に最適保全方策について考察するという研究は少なくないが一部の条件が暗黙の了解のように設定されていることがある．これは一見すると直感的に妥当なため，違和感なく導入されていると思われる．ここではマルコフ決定過程を用い，この暗黙の了解として用いられている条件が必ずしも適切とは言えないことがあることを示す．抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (7516K) -
徳永 雄一, 吉本 剛生, 栗山 俊通2017 年 39 巻 3 号 p. 118-125
発行日: 2017年
公開日: 2019/10/01
ジャーナル フリーIoT として機器データを利用した新たなソリューション・サービスの取組みが活発化し，工場や発変 電，鉄道などの制御機器保守にもその活用が期待されている．ここでは，筆者らが取組む鉄道運行中の 機器状態データを活用した状態監視技術の取り組み事例と，制御機器保守への IoT 活用に向けた情報イ ンフラとデータの分析・評価技術を解説する．抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (851K) -
三和 雅史2017 年 39 巻 3 号 p. 126-132
発行日: 2017年
公開日: 2019/10/01
ジャーナル フリー鉄道事業者では，鉄道線路の状態を適切に維持することによって，安全な列車の走行や良好な乗り心地を確保している．この状態を把握する手段として，近年では営業車への検査装置の設置が進んでおり，営業車が走行する度に高頻度で軌道状態を把握できるようになりつつある．そこで，こうした検査の技術と取得された検査データの活用法に関する研究内容を紹介する．抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (2196K) -
和田 雄友, 研 呉, 高橋 芳浩2017 年 39 巻 3 号 p. 145-153
発行日: 2017年
公開日: 2019/10/01
ジャーナル フリーソース/ドレインに SiGe を適用した定電圧印加 SOI-MOSFET および SOI-CMOS インバータにお ける寄生バイポーラ効果の抑制および重イオン照射誘起レスポンスについてシミュレーションにより 検討を行った．Ge 濃度 20%以上の SiGe を適用することにより寄生バイポーラ効果が抑制され，定電圧 印加 SOI-MOSFET の照射誘起電流および収集電荷量が低減されることがわかった．また，照射に伴う SOI-CMOS インバータの出力反転時間も短縮可能であることを確認した．また出力反転パルス幅は，ボ ディ領域に蓄積した電荷が対称デバイスの駆動電流により消費される時間により決定されることを明 らかにした．抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (9363K)
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