1972年および1976年に撮影された関東地方のLANDSAT画像を比較するとき, 第1に気付くのが東京湾および鹿島工業地帯の埋立地の増加である。この4年間に増加した埋立地がどのように分布し, その面積はいくらであるのかを, 2時期に収集されたLANDSAT CCTデータを使って解析してみた。
一般に, 2時期のLANDSATデータを比較する場合に第1に必要になるのは, 正確な位置合わせである。その次に必要になるのは, 位置合せの完了した2時期の画像情報からどのような方法により変化の状況を検出するかである。この点を考察しつつ, Image-100を使用し, 東京湾全域における新しい埋立地の分布状況を明らかにし, その面積が33, 8平方キロメートルに及ぶことを知った。
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