南スリランカの対象地域において, 森林再生のための適地評価を, GIS手法を用いて行った。利用したデータはLandsatMSSデータ, 地形図よりディジタル化した河川・道路データ, 降雨, 気温データである。適地評価は先ず, 土地利用, 水域, 河川, 道路データから, 森林再生のための候補地を抽出し, 次にこの候補地に対して, 現土地利用, 降雨, 気温の観点から重み付け評価を行った。結果として, 対象地域の17%が候補地となり, その80%が適地として評価された。仮に全適地を植林すれば森林面積は, 対象地域の12%から25%に増加することが分かった。
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