システム農学
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9 巻, 2 号
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投稿論文
  • 岡野 千春, 福原 道一, 岡本 勝男, 西宗 昭, 嶋田 典司
    1993 年 9 巻 2 号 p. 82-91
    発行日: 1993年
    公開日: 2024/01/05
    ジャーナル オープンアクセス
    多時期ランドサット TM データを利用し、十勝地方の畑地の作付図を作成し、腐植含量と作付体系の関係を検討した。 作付図の作成にあたっては、作物間の生育時期の違いをもとに画像データの論理演算により作物を判別した。この方法によるテンサイ、バレイショ、コムギの判別率は1985年、1986年のいずれにおいても95%以上の高い精度を得た。 両年の対象作物の作付および前後作は、腐植含量により少・中・多と三つに区分した土壌で違いが認めら れた。 バレイショは少腐植土壌中腐植土壌で、マメ類は多腐植土壌で、それぞれ作付比が大きかった。また、バレイショの前作は、 腐植含量の違いにかかわらず、半数以上がテンサイであった。コムギの前作は、少腐植土壌でバレイショが栽培され、 腐植含量が増えるほどコムギが連作されている割合が高いことが認められた。 以上のことから、 多時期ランドサットデータの論理演算による作付図作成の有効性が明らかにされた。
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